今年の皐月賞をテレビで見ました。
その時の感想を備忘録的に書いていきます。
力が拮抗する有力馬たちが集い、どの馬が勝つか予想が難しい混戦模様だった今年の皐月賞。
超高速の展開かつ、レコード勝ちで決着するというレベルの高い戦いで圧巻!
様々な思いが巡り、感情があふれ出しそうになるような鮮烈なレースでした!
皐月賞の概要
皐月賞は中山競馬場で行われ、芝2000mで競うG1レース。
サラブレッド系の3歳馬によるレースで、今年で84回目。
春シーズンの中山開催の最終日に行われる皐月賞は、日本ダービー・菊花賞と合わせて牡馬クラシック3冠の初戦としても注目されています。
また、クラシック3冠の中では皐月賞は「最も速い馬が勝つ」とも言われることでも有名。
今年の皐月賞は、ここまで無敗のジャスティンミラノ、昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタル、76年ぶりの牝馬制覇がかかっているレガレイラなど、どの馬にもポテンシャルがあり、拮抗した混戦模様で予想が難しかったです。
京成杯を勝したダノンデサイルがレース直前に右前肢ハ行を発症のため除外という事態が起きましたが、無事が第一ですし、除外という判断を選んだ横山典弘騎手や陣営は英断だと思いました。
皐月賞を見た感想
超高速の展開模様の中、レコード勝ちしたジャスティンミラノの姿に胸が震えました!
ハナを奪ったメイショウタバルの逃げによって1000mを57.5秒の高速ラップが刻まれる中、良いポジションで追走するジャスティンミラノ。
最後のストレートに入ってからグングンと伸び、追撃を交わしながら、先頭の馬を見事刺しきる姿は圧巻でした!
高速ペースの展開についていきながら、熾烈なゴール前争いを勝ち切る走りは強かったです。
そして1分57秒1のコースレコードは凄い!
日本ダービーを目標に仕上げていると言われていましたが、皐月賞の段階でこれほどのポテンシャルを見せてくれるなら、この先も目を離せない存在!
僕は今回のレース、ジャスティンミラノとレガレイラを特に応援していたので、ジャスティンミラノが最後のストレートで伸びてきた時「行けー!!」と熱くなりましたよ。
ジャスティンミラノの勝利は、鞍上の戸崎騎手の手腕に加え、1周前追い切りまで担当していた藤岡康太騎手の支えもあってこそ生まれた粘りの走りによるものに感じてグッときました。
陣営の努力が見事勝利へと繋がって感慨深い気持ちと、康太騎手がこの世を去ってしまった切なさで胸がいっぱいになります。
勝利した後の友道調教師の涙や戸崎騎手のインタビューには、思わず涙腺が刺激されました。
悲しみは消えないけれど、それ以上に藤岡康太騎手が良いジョッキーだと改めて実感しましたし、ジャスティンミラノがこの先さらなる成績を残し、歴史を紡いでいく可能性に思いを馳せる瞬間でした。
2着のコスモキュランダも凄かった!
オッズ人気が7位と少々軽視されている印象はありましたが、名手モレイラの手腕が合わさりゴール直前までジャスティンミラノと先頭を争う姿には驚きました。
弥生賞を制したコスモキュランダの実力とモレイラ騎手の手綱裁きは見事!
特にモレイラ騎手はやっぱり抑えておかなくていけない存在ですね……!
日本ダービーでも注目したい馬の1頭です。
3着のジャンタルマンタルも強さを感じる走りでした。
序盤から先頭の方をキープし、最後のストレートで早めに抜け出したときには「このまま勝つのか!?」と思ったレベル。
よくこのハイペースの中で体力残ってたなと。
距離がもうちょっと短かったら、そのまま勝ってたかもしれないですね。さすが川田騎手。
もう少し距離が短めのレースだったら、この先のレースでもかなり良い成績を残しそうなので大注目です。
レガレイラは6着でしたが、タイムは悪くないしポテンシャルはまだまだ感じるので、今後に期待したいですね。
アーバンシックやシンエンペラーなど含めて、この先の活躍が期待できそうな馬が多く、その点も見逃せない。
振り返ってみると、6着のレガレイラまでがレコード更新というレベルの高いレース。
熱さもあり、感慨深さもありで様々な感情が溢れ出そうになる見ごたえのあるレースでした。
それにしても、今年の3歳世代は強いかもしれない……!
日本ダービーへの期待感も高まります!
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