12月28日(日)に中山競馬場で開催された有馬記念を現地観戦してきました!
3年連続の現地参戦。今年は前日にホープフルステークスが開催されたから、中央競馬では今年締めくくりのG1。
年末の恒例行事である有馬記念ですが、今年はドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』やアニメ『ウマ娘 シンデレラグレイ』の影響もあって、より思い入れは強く。「有馬で勝つ!」と強い決意を持って当日を楽しみにしていました。
今年の有馬記念も実力馬が揃っていて勝敗が読めずワクワクしました!
前年の有馬記念覇者レガレイラをはじめ、期待の3歳馬ミュージアムマイルや国内外のレースで実績を残したダノンデサイルなど、今年の競馬を締めくくるにふさわしい充実したメンバー。
さらに陣営の夢も乗せたメイショウタバルに、ラストランを飾るジャスティンパレス、タスティエーラなども参戦しドラマチック。
白熱のレース模様と新たな世代を感じさせる結末に熱くなるレースでした!
この記事では、有馬記念を現地観戦してきた時の感想を書いていきます。
有馬記念の概要&レース直前まで
第70回有馬記念は12月28日に中山競馬場で開催された芝2500メートルで競う3歳以上のG1レース。
ファン投票によって優先出走馬が選出、1年の競馬を締めくくる年末の風物詩。競馬ファン以外にも認知の高いレースです。
今年の有馬記念はレース開始前の時期からへデントール出走登録にまつわる騒動などで波乱がありつつも、16頭の優駿が集結。
前年の有馬記念覇者で今年のエリザベス女王杯も制した最強牝馬「レガレイラ」、今年のドバイシーマクラシック覇者で前走ジャパンCでも3着の「ダノンデサイル」、今年の皐月賞馬で前走天皇賞(秋)でも2着とポテンシャルの高さを見せつける「ミュージアムマイル」といった面々が参戦。
他にも、亡きオーナーと陣営の夢を載せた宝塚記念の勝者「メイショウタバル」、ラストランを飾るベテラン「ジャスティンパレス」&「タスティエーラ」、皐月賞2着など中山適正の高さが魅力の「コスモキュランダ」など、素晴らしいメンバーが揃いました。
オッズだと1番人気レガレイラに次ぎ、ミュージアムマイル、ダノンデサイルの順で、3頭とも3倍台と拮抗。4番人気にはメイショウタバルが来て、今回はこの4頭の人気が高かったですね。
僕もこの4頭のうち1〜2頭は馬券内に入るんじゃないかなと思いながら、どんなレースが繰り広げられるかワクワクしていました!
僕は中山競馬場に12時過ぎに到着!今年の有馬は5万5千人以上来場していたそうなので、さすがの人だかりでした。客層も若い人からお年寄りまで広い世代を見かけた印象。
ロイヤルファミリーの展示コーナーもあったし、ドラマ効果もあったのかもしれないですね。久々にリアルタイムでドラマ追ったけど面白いドラマでした!
当時の天候は晴れ。今年は想像していたよりも寒くなく、観戦しやすかったです。
10レースの時点でスタンドには人が結構立っていましたが、有馬記念の出走時間が近づくにつれてさらに人が増加。
僕はスタンド前方のモニターを正面に右側の方、第4コーナーよりの所に立っていました。あまり前の方に行けなかったけど、前に行きすぎると傾斜の関係で見にくい時があるのでまだマシかも。モニターはまあまあ見やすい位置でした。
有馬記念までに5レース分ほど腕試しで馬券を買いましたがあまり当たらず。ワイドの相手が来ないのよ……。でも「有馬記念で勝てば問題なし!」と開き直って、レースの始まりを待ちました。
有馬記念のレース感想
ミュージアムマイルの末脚が炸裂!逸材揃いの3歳世代の強さを見せつける結果に痺れました。
レースがスタートしてすぐ、事前の予想の通り逃げ馬ミステリーウェイが先頭を取る展開。序盤で、横山武史ジョッキー&コスモキュランダのコンビが合わせて追随するも、向正面ではもう一頭の逃げ馬メイショウタバルが先頭へ。
そのまま最終コーナーあたりまで集団を引っ張りますが、そこから早めにコスモキュランダがトップに躍り出る中、ダノンデサイルやミュージアムマイル、レガレイラ達も一気に加速。ゴール手前で鋭く突っ込んできたミュージアムマイルが全頭抜き去り栄光を掴みました!
1着のミュージアムマイルはやっぱり強かった!前走天皇賞(秋)のときも強さを見せつけた上での2着だったから、実力は感じてましたがダノンデサイルやレガレイラを相手にして勝つとはすごい!
ダノンデサイルをマークし、最後は外から一気に進出した鞍上クリスチャン・デムーロ騎手の判断も見事でしたね。ゴール後もかなり喜んでいた様子でしたし、渾身の騎乗でした。
2着はコスモキュランダ!「ここできたか!」とびっくり。
序盤に先行しつつ、中盤から終盤にかけてトップに進出した横山武史騎手の騎乗が冴え渡っていました。終盤まで粘るスタミナも見事で、現地で見ていた僕からしたら「えっ!?コスモキュランダこのまま行っちゃうやつ!?」って衝撃的でしたね。
(そしたら外から弾丸のようにミュージアムマイルがぶっ飛んできたのも驚いたけど)
馬も騎手も中山巧者だということを改めて実感させる鮮烈な走りでした。
3着のダノンデサイルも相変わらずポテンシャルが高い。戸崎騎手がレガレイラとの選択でダノンデサイルを選んだだけあって確かな実力を感じます。乗り方が難しいみたいなので、能力の発揮にはバラツキはありそうだけど、そのあたりを上手くできれば今後も良い結果を残しそうで期待です!
ルメール騎手と再びコンビを組んだ昨年覇者のレガレイラは惜しくも4着。道中は少々後ろの位置かなと思っていたら、最後の直線で一気に上がってきました。もうちょっと早く伸びていれば3着もありそうな感じ。
ルメール騎手とのコンビも悪くないと思いますが、戸崎騎手との相性が良い気はするので、今後のレースではどういうコンビで挑むかも気になる。
メイショウタバルは、初めは2番手に位置し、中盤から先行に立ったものの、最後の直線で持たずに13着。ドラマチックな勝利に期待したけれど、そう簡単にはいきませんでした……!
道中で掛かっていたそうですし、スタンドの方をチラチラ見てるそぶりもありました。気性面などの課題はありそうですが、ハマると強いタイプに感じるので、今後も夢を見たいですね!
ラストランだったタスティエーラは6着、ジャスティンパレスは7着。特にタスティエーラは最終コーナーで良い位置にいて、「このまま来るか!?」とテンション高まりました。どちらも数々の大舞台を経験したベテランなので、寂しいけど無事引退することができて良かったです。
ジャスティンパレスは出走のたびに「今回はあるんじゃないか」と思わされてて、つい買い目に入れたくなる馬だったねえ。今年になってからも、宝塚記念や天皇賞(秋)で3着に入るから最後まで見逃せませんでした。ラストランまで見届けることができて良かったです。
おわりに
強豪馬たちが拮抗する中、期待の3歳馬ミュージアムマイルの実力を存分に見せつけられたレースでした!
3歳世代は他にもマスカレードボールやクロワデュノールなどもいて強い世代!来年さらに活躍しそうで楽しみです。
ジャスティンパレスやタスティエーラは引退し、世代交代を感じてしみじみしました。この時期は知っている馬の引退がちょくちょく発表されるから寂しい……。
でも、将来有望な新世代やダノンデサイル、レガレイラ、コスモキュランダ、メイショウタバルなど現役勢のさらなる飛躍も来年の楽しみにしたい!
ちなみに僕の馬券は大外し!
夢馬券でメイショウタバル、ジャスティンパレスをそれぞれ軸とした単勝&馬単と、ミュージアムマイルとレガレイラを2頭軸にした3連複の2段構えで挑みましたが、直前でコスモキュランダを外してしまうという……!
3連複の3列目を広く買った際に、「点数さすがに多いか……」と2頭削ったうちの1頭がコスモキュランダ。めっちゃ悔しい〜!しかも去年のブログ記事見たら同じような外し方しているし!
これで今年のレースは終了したのでnetkeibaの馬券回収率を堪忍したら72.9%でした。去年は75.2%だからちょっと下がってる……!序盤は調子良かったんだけどなあ。
何はともあれ、今年も色んなレースを見ることができて面白かったです!良いこともあれば悪いこともあったけど、フォーエバーヤングのBCクラシック制覇やジャパンCのカランダガンの圧巻の走りなど、思い出に残るレースをいくつも見届けられたのは良かったです。
来年の競馬も熱く、面白いレースをたくさん見られることを期待!
馬券も今年の結果を超えたい……!
今年のジャパンCも好きなレースの1つ!
去年の有馬記念を観戦した感想はこちら

