僕が幼少期にプレイした思い出深いゲームは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
僕が思春期に良くプレイしたゲームは『モンスターハンターポータブル2nd』
僕がこれまでプレイした中で特に好きなゲームをあげるとしたら『ゼノブレイド2』
好きなノベルゲームをあげるとしたら『CLANNAD』『シュタインズゲート』『パルフェ』
近年ずっとプレイしているのは『アイドルマスターシャイニーカラーズ』
ここまで挙げたタイトルで僕がどんな人間か分かるだろうか。
僕は正直よく分からない。
だから、なんでこれらのタイトルを選んだのかその理由とかエピソードを描いていく。
それが自己紹介が苦手な僕の自己紹介代わりになるのかもしれないから。
なお、ゲームの紹介というより思い出語りになっているので、ここで書いた内容を読んでもどんなゲームなのかは、あまり分からないと思う。
『大乱闘スマッシュブラザーズDX』
僕が『大乱闘スマッシュブラザーズDX』に初めて出会ったのは近所のおもちゃ屋。
今は無きハローマック。
当時、僕の家の近所にあったハローマックではゲームキューブの体験版が設置されていた。
たしか、入り口のすぐのところにあった。
当時のゲームキューブの体験版は、いくつかのタイトルを選択することができ、そのなかに『大乱闘スマッシュブラザーズDX』はあった。
僕は64版の『大乱闘スマッシュブラザーズ』は持っており、当時は友達とも何度か対戦していた記憶がある。
小学校時代で土曜日に授業があった時代だ。高学年になるときにはなくなっていたような記憶だが。
土曜の授業は午前中で終わるので、友達と遊びの約束はつけやすい。
僕は内気な性格だったので自分から友達を誘うことはあまりなかったけれど、仲の良い友達とは深く付き合うタイプだったため、友達と放課後に遊ぶことは割とあった。
そんなとき盛り上がったゲームの1つがスマッシュブラザーズだったのだ。
任天堂の人気キャラがたくさん登場するオールスター作品として有名なシリーズだが、当時のぼくはマリオやカービィ、ピカチュウは知っていても、キャプテンファルコンやネスは良く知らなかった。
だけど、使っていくうちにどんどんキャラクターに愛着が湧いて、今思えば自分がゲーム好きになっていく影響を与えてくれた作品だったのかもしれない。
そんな思い出深い作品である「大乱闘スマッシュブラザーズ」に新作が出るというのだ。
しかも、ゲームキューブとかいう異質なフォルムの新世代ゲーム機で登場するのだから、小学生だった僕は興味を抑えることはできない。
ハローマックで初めて見たゲームキューブのコントローラは、64のコントローラとは全く異なるような、かなり異色で、だからこそ最先端に感じられた。
そして、ゲームキューブのグラフィックの綺麗さときたら!
この当時、僕はまだPS2にほとんど触れていない時期だったので、僕は見慣れた64の画質からGCの画質を直で見てしまったのだ。きっとPS世代の人が初めてPS2のゲームを見た時の感動に近いものがあったかもしれない。
そして、僕は恐る恐る『大乱闘スマッシュブラザーズDX』の体験版をプレイする。
たしか、アドベンチャーモードをプレイした。
選んだのはマリオ。
ステージ内で敵を吹っ飛ばしあうはずのあの『スマッシュブラザーズ』が、なんということかスーパーマリオブラザーズのように横スクロールで進んでいくゲームシステムになっているのだ。
僕は驚きを隠せない。ゲームは横スクロールアクションなのに、操作感がスマブラなのだ。
そして、それ以上に驚いたことがあった。
B⁺横で技が出るのだ。
B⁺横でマリオがマントを振り回す技が出るのだ!
64のスマブラではBボタンによる技・Bボタン⁺↑による技・Bボタン⁺↓による技の3種類しか技が出せなかった。
なのになんということか、ハローマックではB⁺横で技が出るのだ。
僕は常識がひっくり返されるような衝撃と「なるほど!」という明快な気分が心に満ちていた。
まるでずっと解けなかった問題が、新しい公式を使うことによってあっさり解けてしまったときの明快さに似た気分だった。
僕にとってスマブラDXの思い出は色々ある。
百人組手がどうしてもクリアできなくて何度も繰り返したこと、イベント戦を友達と一緒に何度もプレイしてクリアしたこと、カメラモードを駆使してピーチ姫のあられもない写真をなんとか撮ろうと頑張ったことや、分厚い攻略本を買ってもらって技を覚えるまで何度も読み直したこと。
だけど、スマブラDXを思い出した時にいつも一番最初に思い浮かべるのは、ハローマックでマリオを操作してB⁺横を出したときのことなのだ。
このことを友達に話したことはない。
きっと理解してもらえないと思うし、そこまで盛り上がるような話題でもなさそうだからだ。
でも、僕が『スマッシュブラザーズDX』の思い出を話すならば、どうしてもこのことは初めに伝えずにいられないと思ってしまう。
僕にとって、この日の記憶はそれほど大したことのない何気ない日常のことだったはずだけど、僕がゲームをプレイし続ける限り、きっと忘れることのない記憶だと思っているからだろうか。
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