『テイルズオブシンフォニア リマスター』感想・レビュー|リマスター内容に物足りなさはあるが、ストーリーやキャラは今プレイしても魅力的なテイルズシリーズの人気作!【Switch/PS4/Xone】

ゲーム感想・レビュー
引用元:ローンチトレーラーより
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『テイルズオブシンフォニア リマスター』をクリアしたので感想・レビュー!
僕がプレイしたのはSwitch版。ほとんど携帯モードでプレイしました。

2023年10月上旬までのアップデート内容でクリアしてます。今後のアップデートにより内容が修正されている部分もあるかもしれないので、最新の内容については公式HP等をご覧ください。

長年高い人気を誇るRPGシリーズである「テイルズ」シリーズの1つで、2003年にGCで発売されてから後にPS2等でもリリースされた『テイルズオブシンフォニア』が現行ハードでリマスター!

『シンフォニア』はテイルズシリーズの中でも人気が高く、根強いファンも多い作品なので個人的にも一度プレイしてみたいと思っていたのでリマスター版は良い機会でした。

ストーリーやキャラクターは今プレイしても魅力的に感じる箇所は多かったです!

衰退する世界を救うため、主人公「ロイド」が幼馴染であり世界再生の神子の運命を背負った「コレット」。仲間達と共に世界再生の旅へ出るというストーリーは、印象的な場面が多くドラマティック。

キャラクター同士の関係性も興味深く、パーティの仲が良いので会話部分も面白い。
シリアスな世界観なだけに「この先、どんな展開になっていくんだろう」とストーリーを先を進めたくなる魅力がありました。

戦闘システムは古さを感じる部分はありつつも、フィールド内を自由に移動・ガードを行いつつ、複数の技を使い分けて敵を倒すアクション性のある戦闘は一定の面白さがありました。

キャラクターによってプレイ感覚が変わるのも奥深い。
接近して剣で攻撃するタイプのキャラもいれば、離れて魔法で攻撃するタイプのキャラもいるなど、飽きにくさ・やり込みがいが感じられました。

一方、ゲームプレイ部分に関しては不満点も……
Switch版は最適化不足を感じる場面があり、特にロードの長さや、プレイ途中にたまにクラッシュするなどゲームプレイ部分に支障を感じたのは残念

現在はアップデートで比較的修正されたとはいえ、発売当初は処理落ちやバグもひどく、元のゲームが20年前の作品なのでもう少し対応してほしかったところ。

また、グラフィックが向上している点は良いのですが、基本的に3等身くらいのサイズのキャラで描かれるのは、オリジナル版と同様とはいえ人によっては気になるかも。
(近年のゲームはリアル等身で描かれている作品が多いし)

ゲームシステムで全体的に古さを感じる点が多いのも、現在のゲームに慣れていると少々気になる。

オートセーブがないことや、次の目的地の分かりにくさ、ゲームオーバー時のやり直し場所となるセーブ箇所が微妙に遠いことがある……など細かい部分で気になるところがあります。

あくまでリマスタータイトルなので、現代のゲームに合わせて遊びやすく調整されている箇所は少なめなのは考慮しておいたほうがいいかも。

クリアまでにかかった時間は42時間くらい。
(難易度はノーマル)
寄り道はあまりせずで、これくらいの時間でした。

収集要素や会話分岐も用意されており、ボリュームは十分!
2週目も楽しめそうな要素もあり、ハマったひとはさらにやりこめそうです。

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概要とストーリー

概要

公式サイト

テイルズオブシンフォニア リマスター』は、2003年に発売された名作RPG『テイルズオブシンフォニア』のリマスター版。
リマスターに際して「グラフィックのHD化」や「一部イベントスキップ機能の追加」「海上移動時の操作性改善」など遊びやすさ向上のための調整もされています。

ストーリーは、世界再生の旅に出る主人公ロイドとその仲間たちが、世界を救うために戦うというもので、キャラクターの成長や関係性が描かれたドラマチックなストーリー展開が特徴的。

戦闘システムではアクション性の高いリニアモーションバトルを採用。
シンボルエンカウント形式で敵とのバトルになった後、4人パーティで敵と戦闘する流れ。

キャラクター1人を自由に動かし、残りの3人はオートで動いてくれます(どのように動くか戦闘指示も可能)
設定で操作キャラも完全に「オート」にしたり、一部動作を自動で行う「セミオート」も選択可能。

フィールドは3Dですが、戦闘するときは2D形式のような移動(左右への移動とジャンプ)になるのも特徴の1つ。
アクション性のある戦闘を楽しめます。

ストーリー

4000年前に勇者ミトスが封じたはずの邪悪な集団ディザイアンによって
マナを搾取され、災厄に見舞われている世界シルヴァラント。
神子であるコレットは天の機関クルシスから神託を受け、
幼なじみの少年ロイドと、
彼の親友のジーニアスや教師リフィル、
傭兵クラトスとともに、世界再生の旅へ出る。
旅の道中、ロイドたちはこの世界が
テセアラという別の世界と隣接しており、
互いのマナを奪いあいながら存在していることを知る。
両方の世界を救うべく、彼らは世界の命運を賭けた戦いに挑む。

公式サイトより
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良かった点

印象的な場面の多いストーリー&魅力的なキャラたち!

ローンチトレーラーより

ストーリーやキャラクターは今プレイしても褪せない魅力がありました!

シリアスな世界観の中で、それぞれのキャラクターがどんな運命をたどるのかが気になり、ストーリーをどんどん進めたくなりました。

衝撃的な展開もあれば、キャラクターの成長や関係性の変化が描かれたドラマチックなシーンもあり、印象的な場面の多いストーリーで味わい深かったです。

僕もプレイしていて「こんな展開になるとは!」と思ったところがちょくちょくあり、もし幼少期にオリジナル版をプレイしていたらもっと印象深い1本になっていただろうなあと感じたり。

キャラクター1人1人が魅力的だし、キャラ同士の関係性も興味深く、パーティの関係性が深まっていく様子は個人的に一番好きなところ。
基本的にパーティの仲が良いので会話部分も楽しかったですね。

テイルズシリーズ特有の「スキットシステム」により、フィールドの各所でキャラクター同士の会話を見ることができるのも魅力の1つ。

スキットシステムはほぼフルボイスの会話を楽しめるのも良い。
パーティ同士のコミカルなやりとりもあれば、キャラクターの内面を知ることができる内容もあったりとバラエティ豊かだし、それぞれのキャラを深堀できるのも良い。

そうやってキャラクターに愛着が湧くからこそ、ストーリーで様々な出来事に出くわすたびに「この先どんな展開になるんだろう」とプレイするための推進力になり、より感情移入できて作品の面白さに繋がっていました。

アクション性のあるバトルがやりごたえ十分!

ローンチトレーラーより

キャラクターを操作し、状況に合わせて移動やガードを行いながら、複数の技・術を使って敵を倒していく戦闘はアクション性があって面白かったです!

キャラクターによって、接近して剣での攻撃が中心となるタイプのキャラもいれば、離れて魔法で攻撃するタイプのキャラもいるので、使用するキャラでプレイスタイルが変わるのも奥深い。
ゲームを進める中で様々な術技を習得するため、どの技をセットして戦闘に挑むかを試行錯誤する楽しみもありました。

特定のキャラでの戦闘にマンネリ感がでてきたら、試しに別のキャラも使ってみるか~と変更できるのも飽きにくくて良し!

パーティの仲間で協力して攻撃する「ユニゾンアタック」や各キャラの「秘奥義」が用意されていたりと、様々な要素を駆使して敵との戦闘を有利にしていけるのも面白い要素。
使いこなせるとかなり便利で、戦闘もにぎやかになる!

システムに古さを感じる部分もありつつも、一定以上の面白さや爽快感は味わえたのはgood!
難易度はノーマルでプレイしましたが僕の腕前では時々全滅することもあり、思っていた以上にやりごたえはありました!

会話分岐や収集要素などボリューム面も満足!

ローンチトレーラーより

メインストーリーだけでもボリューム面は十分に感じました!

メインストーリーを追っていくだけでも40時間くらいのボリュームはあるし、スキット集め、称号集め武器収集といった収集要素もあり、会話でも分岐が用意されていたりとやりこみがいがあります。

あるタイミングで特定のフィールドに行くことで発生する会話やイベント等も用意されているため、本当に極めようとするとかなりやりこめそう。

難易度追加など2週目も楽しめそうな要素もあり、会話分岐で1週目に選ばなかった方を見直したりとハマった人は周回プレイできる要素があるのも良い点かと思います。

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気になる点

リマスター作品としては正直物足りない

リマスター作品としては物足りなさを感じました。

追加要素が少ないのはまだしも、Switch版ではゲームプレイ部分に影響のある「処理落ち」や「ゲーム途中に落ちるクラッシュ」が時々発生するなどの現象は残念でした。
(10月上旬にプレイした時も2回くらいクラッシュが起きたのはしょんぼり)

ただし、度重なるアップデートで徐々に修正されており、処理落ちなどは修正されている印象なので遊びやすくなってはいます。
※今後アップデートでさらに修正される可能性はあるため、最新の情報は公式HP等をご確認ください。

また、グラフィックの向上に関しても、あまり実感できなかったのが正直なところ。

個人的な印象で言うと、グラフィックをHD化するよりも3頭身くらいで表現されているキャラをリアル等身にしてくれたほうが、ストーリーへの没入度は上がったかな。
(そこまでやるとリマスターじゃなくて、リメイクになっちゃうんでしょうけどね!)

ゲームシステムで古さを感じるところがある

オリジナル版が2003年のゲームなので、ゲームシステムで全体的に古さを感じる点が多いのも、現在のゲームに慣れていると少々気になる点でした。

細かく上げていくと多くなってしまいますが、オートセーブがないことや、演出スキップが一部のみ、次の目的地の分かりにくさ、ゲームオーバー時にその場でやり直せない、やり直し場所となるセーブ箇所が微妙に遠くて再戦が地味に面倒……などいろいろあります。

(ダンジョンのボスを倒したあとに自力でダンジョン入口まで戻る必要があったときは地味にめんどくさかったですねえ)

アップデート前はこれに加えて、処理落ちやロードの長さ、クラッシュの可能性などがあったので、より苦労しましたね……。
ボス戦後、ようやく敵を倒したのにセーブ前にクラッシュして再戦するはめになったのは参った……!

プレイしているうちに慣れてくる部分もありますが、ストーリーやキャラが魅力的なゲームなだけに、遊びやすく調整してくれればもっと満足度が上がったかなあ。

バトル中に移動しにくさを感じる時がある

フィールドは3Dなんですが、移動は2Dっぽい形式なのがちょっと移動しにくい。

敵が複数いる場合は、対象の敵に合わせてターゲットを切り替えないといけないので、敵が群がっているときは狙いの敵に攻撃するのは割と大変。

「こっちの敵に攻撃して、次は別の敵に攻撃したい」という時や、ターゲット外の敵からの攻撃を移動して回避したい時などに、思うように行きたい場所へ移動しにくい瞬間がありもどかしかったです。

以降のテイルズシリーズでは自由に移動できる「フリーラン」システムが追加されます。
『シンフォニア』はテイルズシリーズで戦闘が初めて3D化された作品なので、システム進化の歴史を体感できたという意味では興味深い。

まとめ

ローンチトレーラーより

リマスタータイトルとして物足りなさはありつつも、オリジナル版の魅力は今でも光るところはある作品。
実際にプレイしてみて「テイルズオブシンフォニアって面白いな~」って思わされました。

そりゃあファンも多いよなあ。

昨今いろいろなリマスター作品が出ていますが、今作はもっと調整してほしかったと感じました。
(オリジナル版が20年前の作品、かつ、一度PS3で移植されたこともあるタイトルという点も含めて)

しかし、往年の良作を現行ハードで遊べるのはやはりありがたいし、オリジナル版の持つストーリーやキャラクターの魅力は今プレイしても光る魅力を感じました。

数度のアップデートでプレイにバグや処理落ちは修正されつつあるので、発売当初よりはプレイしやすくなっています。
気になっていた方がいれば、プレイしてみてはいかがでしょうか。

近年プレイしたリマスター作品で特に良かったのはこちら

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