現在放送中の2023年夏アニメも折り返しを過ぎて最終回も近づいてきたこの頃。
多くの作品が放送されていますが、皆さんはどのアニメをご覧になっていますか?
今回は僕が現在視聴中の夏アニメ作品の中間感想をまとめていきたいと思います。
配信サービス等で視聴する際の参考になれば幸いです!
僕が現在視聴中の作品は13本。
視聴継続作品は1桁ほどになるかと思っていたら、結構増えていました!
※作品の内容に多少触れている箇所があるので気になる方はご注意。
夏アニメ視聴後の感想まとめはこちら
視聴中の作品一覧
- アンデッドガール・マーダーファルス
- 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
- ☆呪術廻戦 懐玉・玉折
- 白聖女と黒牧師
- 好きな子がめがねを忘れた
- ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜
- 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
- Helck
- 無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~
- ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
- るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
- Lv1魔王とワンルーム勇者
- ☆わたしの幸せな結婚
※現時点で、かなり気に入っているタイトルには☆をつけています
僕は大体の作品をニコニコ動画かAmazonプライムビデオで視聴しています。
ニコニコ動画で見ている作品が多いので、最速放送で見ている作品は少なめ。
感想まとめ
アンデッドガール・マーダーファルス
19世紀末、怪物など異形な存在がうごめく世界。怪物専門の探偵がとある目的のためにヨーロッパを巡り、先々で起こる奇怪な事件を解決していく話。
登場するキャラクターが強烈に個性的!
主人公の探偵組は3人で、首だけの不老不死の少女「鴉夜」・半人半鬼「津軽」・鴉夜に付き従うメイド「静句」の組み合わせが良い。
仲が良すぎるわけでもなく、かといってドライすぎるわけでもない絶妙な距離感。
軽妙でユーモラスな会話劇もとても面白い。
ウィットに富みつつ、まるで落語のように軽やかな会話が随所に登場して聞きごたえがあります。
声優を務める黒沢ともよさんや八代拓さんらの見事な演技がすごい!
首だけ少女の「鴉夜」も癖のあるいい性格で、首だけの存在ならではのジョークをちょくちょく挟んでくるのも強烈で好き。
怪異を題材にした推理系作品では「虚構推理」などに通ずるテイストも感じつつ、こちらの方がアクション要素が強い気がする。
会話シーンが多いのですが演出も面白いので退屈せず、テンポよく進んでいく構成も相まって毎話あっという間に終わる。(場面が暗くて見えにくい時もたまにありますが)
戦闘シーンも力が入っていて面白い。
個人的にノーマークの作品だっただけに嬉しい拾い物でした!
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
交通事故に巻き込まれた自動販売機マニアの主人公が、異世界で自動販売機に転生する話。
近年、ジャンルの1つとして定着してきた「異世界転生モノ」でも、まさか自動販売機に転生するとは……!この発想は斬新。
自動販売機だけにコインを投入してもらえるとポイントがもらえ、溜まったポイントを使用することで新たな能力を使える設定は面白い。
一発ネタかと思っていたら、カップ麺や日用品など販売する商品を変えたり、「そんな道具の使い方する!?」といった展開など、あの手この手で新しいシチュエーションを見せてくれるので割と飽きさせない。
自動販売機の「ハッコン」は心の声が出るシーンが多いのですが、声優の福山潤さんの熟練の演技のおかげでコミカルで終始楽しい。
自動販売機なので発せるメッセージも限られているのですが(「いらっしゃいませ」など特定のメッセージのみ出せる)、登場キャラが瞬時にハッコンの言いたいことを理解する勘の良さもツッコミどころがありつつ面白い。
キャラクターも純朴でハッコンのことが大好きな「ラッミス」や、強気だけど優しさもある「ヒュールミ」などのキャラたちも可愛いですね。
大傑作というわけではないんですが、気軽に楽しめる作品で結構すき。
呪術廻戦 懐玉・玉折
少年ジャンプの大人気漫画「呪術廻戦」の第2期。
今季の中でもトップクラスによくできているアニメ。1期も凄いクオリティで面白かったですが、今作もやっぱり面白いですね~!
2期では原作漫画でも大人気のエピソード「懐玉・玉折」「渋谷事変」が描かれます。
現在は「懐玉・玉折」が終わり、「渋谷事変」のエピソードが開始したところ。
「懐玉・玉折」は作中最強キャラ五条先生の過去編。敵対する関係となってしまった夏油が闇落ちするきっかけを描いた話でもあり、とても見ごたえのあるストーリーでした。
展開が展開だけにシリアスなシーンも多いのですが、友人同士の楽し気な会話シーンなども描かれており、緩急の付け方が上手い。
唐突に衝撃的な展開が来るから、温度差に心揺さぶられちゃいますよ!
登場キャラだと敵役の「伏黒甚爾」も強烈なインパクトを残してくれるキャラで好きでしたね。
純粋な身体能力で相手をねじ伏せる感じが凄い。
戦闘シーンも圧巻のクオリティで、毎回のように見ごたえのあるシーンが満載なのも魅力。
五条先生の圧倒的な強さを表す戦闘描写も非常に印象的に描かれており、凄いアニメーションだなと感心してしまいます。
この後の「渋谷事変」のエピソードも楽しみ!
白聖女と黒牧師
イチャイチャラブコメ枠。
村の人々から慕われるけど実はだらけ癖のある聖女さま「セシリア」と真面目で聖女様を気に掛けがちな牧師の「ローレンス」。
二人の関係を中心としたもどかしい無自覚なイチャイチャを見せつけられる話。
ほのぼのした雰囲気で話が進みつつ、「あまーい!」って言いたくなるようなイチャイチャラブコメを楽しむ作品。
ローレンスの前だけでだらけた姿をみせるセシリアがキュート!
ローレンスが鈍感系なだけに、空回りしつつも色々な表情を見せてくれる姿もかわいい。
予想できない展開とかスペクタクルが起こるわけじゃないけど、まったりと楽しめる安心感がある。
優しい世界観なので、疲れた時とかに見ると癒されますね。
好きな子がめがねを忘れた
まさにタイトル通りの内容。
舞台は中学校。気になる女の子がメガネを忘れたことをきっかけに、隣の席の男の子がなんとかサポートしようと奮闘するところから始まるラブコメ。
「からかい上手の高木さん」とか「僕の心のヤバいやつ」みたいな1対1の少年少女を描いた形式のラブコメですね。
第1話では日常系作品とは思えないほど超ヌルヌル作画の劇的な演出にはびっくりしましたが、2話以降は演出が落ち着いてちょうどいい感じになります。個人的には2話以降から面白さが増してきた感じがしました。
作画も良くて、安心感して楽しめるクオリティ。
特にヒロインの三重さんが可愛い!
一見クールなような見た目ながら抜けているところも多く、等身大な可愛さのある女の子。
声優を務める若山詩音さんのボイスがめっちゃ良く、絶妙な可愛さを感じます。
主人公の小村くんの思春期特有のキモさも、話数が進むにつれだんだん馴染んでいき、逆に癖になってきました。
舞台が中学校っていうのがちょうどいいバランスですね。
高校が舞台だと年齢が上がって大人に近づく分、男女の関係要素が強くなるので、ちょうどいいドキドキニヤニヤ感を楽しめるラブコメが味わえるなあと思います。
ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜
ブラック企業で働く中で身も心もボロボロになってしまった社畜が、世界がゾンビで溢れかえってしまったことをきっかけに、自分のやりたかったことを思いっきりやっていく話。
アニメ問わずゾンビがテーマの作品はたくさん存在しますが、今作のようなアプローチは結構新鮮でした。
ゾンビが溢れかえって世界は終末のような状況のなか、主人公はむしろ新しい人生が始まったかのような清々しさに満ち溢れていているのが面白い。
世界は悲惨な事態に陥っているのですが、主人公がポジティブなので明るさもある作品。(もちろんゾンビものなので人が死ぬ場面もあります)
仕事が忙しすぎてゾンビパニック以前の方がむしろ死んだように生きているのが現代的だなあと。
ずっと会いたかった友人に会うとか、デカいテレビでゲームをしてみたいとか、大小さまざまなやりたいことを次々と実行していく主人公たちの姿に眩しさすら感じます。
話数が進むと、また物語の方向性が変わりそうな要素も出て、この先の展開もどうなるか気になる。
作画クオリティも高く、ヌルヌルと動く場面は迫力あり。
ヒロインポジションキャラの見た目とか性格も魅力を感じるし、先が楽しみ。
ただ、10話~12話の放送スケジュールが未定になってしまったので気長に待つしかない……!
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
異世界転生もので、乙女ゲームのラスボスキャラに転生してしまった主人公が悲劇の運命を変えるために善行を尽くしていく話。
元のゲームでのラスボスが結構えげつない悪行を重ねており、そのことを知っている主人公が起こる予定の悲劇を変えようと動く設定は面白い。
主人公の能力がラスボス級なので大抵の困難はなんとかなるのでハラハラする感じはあまり受けないのですが、自らが悪役ルートに行かないようにと振舞う姿は好き。
(能力が強くてもあまりに傲慢すぎるキャラは個人的にちょっと好きになりにくいからね……)
周りの仲間が良い人揃いなので、ここからどのような波乱が起きるのか気になる。
Helck
魔界で行われる新魔王の座を競う競技会に突如現れた人間の勇者ヘルク。大会の運営の責任者である四天王のヴァミリオはヘルクを危険視するが、ヘルクは笑顔で「人間滅ぼそう」と語る……みたいな話。
少年向けコミック的な勢いのあるギャグ要素が強い作品で、ちょくちょくツッコミが差し込まれる感じ。
だけど、ヘルクの謎や襲い掛かる敵の存在をはじめとして、所々に見える不穏な要素や謎から「実はこの話はシリアスなんじゃないか?」という興味を引き付けられる。
話が進むにつれて面白みが増していきます。
割とシンプルな絵柄なんだけど、キャラクターの可愛さを感じる絵柄も結構好き。
キャラクターの中ではヴァミリオが一番好きですね。勢いのあるツッコミもコミカルで好き。
原作はマンガワンで読んだことがあって面白かった作品だったし、今のところしっかりとアニメ化してくれている印象があるので、この先の展開も楽しみ!
無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~
異世界転生モノのパイオニア的な作品である「無職転生」の2期。
34歳のニートが事故で亡くなったら異世界に転生したので、生まれ変わったように生きていく話。
前期に比べると作画のパワーは落ちた印象もありますが、それでも十分すぎるくらいクオリティは高いので満足。(前期が凄すぎた)
シュールなんだかシリアスなんだか分からないバランスのノリが相変わらず独特。
下ネタ系の話も前期と同じく差し込まれ、ギャグともシリアスともいえる内容で面白い。
まさかのED要素がこんなに重要だったとは……。
ファンタジー要素もしっかりしていて、異世界での生活感が出ているのは異国情緒があって良い。
あと、魔法を使うシーンは力入っていて良い。
2期は魔法大学編ということで、学園で新たに出会うキャラや久しぶりに再会したキャラなど、新たな舞台になったことで始まるストーリーにワクワクさせられます。
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
ゲーム「ライザのアトリエ」のアニメ化作品。
辺境の村に住む少女ライザがとある出来事から錬金術師を目指していく話。
「ライザといえば太もも!」といわんばかりに、あえて太ももを見せつけるようなアングルが定期的に差し込まれるのはさすがに笑う。
だけど、ストーリー自体は王道のジュブナイルストーリーで良い。
片田舎の穏やかな村で、刺激が少なく退屈を感じていた少年少女が、とあることをきっかけに自分の夢に向かって動き出すひと夏の思い出を描いた話で、ジュブナイルストーリーならではのワクワク感や眩しさも感じます。
展開はゆっくりした印象があって序盤から一気に引き込まれるってわけではないのですが、話数を重ねるにつれてじわじわと楽しくなってきた気がする。
とはいえ、なんだかんだいってもキャラクターのビジュアルは魅力の1つであるのは間違いない。
太ももなどのインパクトもあるし(ライザもそうだけどリラさんも大概)、可愛さ・カッコよさのあるキャラが揃っていて良い。
この先の展開によっては、結構良作になるかもしれない期待感はあります。
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
名作漫画「るろうに剣心」が令和に復活!
実写映画でも大人気を博して数本映画が作られたのも記憶に新しい。
王道ジャンプ漫画の面白さを味わえる丁寧なストーリー展開が良い。
今のところは大幅なカットもなく序盤から丁寧に描いていて、るろうに剣心初見の人でも問題なく楽しめる内容になっています。
アクションシーンもしっかり描かれていて見ごたえある。
漫画版は高校時代に一通り読んだことがあるのですが、飛天御剣流を現代のアニメで見ることができて素直に嬉しい。
まだ序盤なのでキャラが徐々に揃ってきている段階ではありますが、先の展開で強敵が次々と登場する章に突入すればもっと面白さが増しそうで楽しみ。
この感じで漫画版を最後まで描いてくれたら非常に嬉しいですね。
僕は旧アニメ版は見たことありませんが、新しい声優陣も皆しっかりハマっていて個人的には違和感なかったです。剣心や薫殿もイメージとぴったり。
むしろ、原作より薫殿の可愛さが増している感じすらある!
Lv1魔王とワンルーム勇者
何気なく見てみたら面白かった枠。
魔王を倒して10年経ち、社会のお荷物となってしまった元勇者のおっさん&10年の時を経て復活したが力の戻っていない魔王(見た目は幼女?)を中心としたコメディ。
ぐうたらになったおっさん勇者と世話焼き魔王という組み合わせが面白い。
絵柄が癖のあるタイプで一見取っつきにくさを感じたのですが、コメディチックなストーリーに合っていて良いですね。特に表情を活かしたギャグが面白い。
魔王の部下であるゼニアもインパクト凄くて面白い。
中村悠一さんと大空直美さんを始めとした声優陣のコメディな演技も上手く、個人的にはダークホース作品でした。
また、勇者の仲間だった面々が裏で錯綜している描写もあり、平穏だった世界に一波乱起きそうな予感もあり、この先どういう話になるかは気になるところ。
わたしの幸せな結婚
女性向け作品と思っていましたが、見てみたら予想以上に面白かった作品。
明治・大正時代を彷彿とさせるような舞台で、義母たちから酷いあつかいを受けていた少女「美世」が、心を閉ざしたエリート軍人「清霞」(きよか)の元に政略結婚するところから始まるストーリー。
いわゆるシンデレラストーリーですね。異能力要素もあります。
主人公である美世があまりに幸薄すぎて素直に「幸せになってくれ~」って気持ちにいっぱいになります。
声優をつとめる上田麗奈さんの幸薄演技が見事すぎる!
周囲から冷たい人と思われていた清霞が、美世との出会いをきっかけに心を動かされ、美世を優しく温かく支えるようになっていく関係性が良い!
「お互いがお互いに出会えてよかった」って展開個人的に大好きなんですよねえ。
使用人のゆり江さんも優しくてええ人で好き。
物語としては一区切りついて、そのあと新しい展開が始まったってところかな。
序盤までの印象としてはかなり面白い作品だと感じているので、この先の展開がどんな感じになるかに注目したい。
おわりに
以上が僕の視聴中の2023年夏アニメです。
前期が豊作揃いだったので、夏アニメの視聴作品は1桁くらいになるかなと思っていたら結構面白い作品が多くて嬉しい。
まだ視聴できていないけど、バンドリのアニメも見てみたいと思っているので、夏アニメ終了までには追加されているかも。
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