【2024年春アニメおすすめ】19作品の中間感想まとめ:ユーフォ3期/ガールズバンドクライ/忘却バッテリー/ゆるキャン3期/夜クラなど|人気シリーズ新作もオリジナルも面白い!

アニメ感想
当サイトではアフィリエイト広告を使用しています

5月も終わりが近づき、現在放送中の春アニメはラストスパートへ突入!
皆さんはご覧になっているアニメはありますか?

今回は僕が視聴中の春アニメ作品の中間感想をまとめました。
配信サービスなどで視聴する際の参考になれば幸いです!

僕が現在視聴中の作品は19本!
(前クールから続きで視聴している作品を含む)

話題作がたくさんのクール。
期待通りに面白い作品もあれば、予想外の掘り出し物も結構あって、非常にワクワクするクールです!

※本編内容に触れる場合があるので気になる方はご注意ください。また、個人的な嗜好が強いです。

スポンサーリンク

視聴中の作品一覧

  • アイドルマスターシャイニーカラーズ(8話まで視聴)
  • アストロノオト(7話まで視聴)
  • 狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF(8話まで視聴)
  • ガールズバンドクライ(8話まで視聴)
  • 怪獣8号(6話まで視聴)
  • 鬼滅の刃 柱稽古編(2話まで視聴)
  • この素晴らしい世界に祝福を!3(6話まで視聴)
  • ささやくように恋を唄う(6話まで視聴)
  • 終末トレインどこへいく?(7話まで視聴)
  • 声優ラジオのウラオモテ(6話まで視聴)
  • 転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(6話まで視聴)
  • 響け!ユーフォニアム3(7話まで視聴)
  • ブルーアーカイブ The Animation(7話まで視聴)
  • 変人のサラダボウル(7話まで視聴)
  • 忘却バッテリー(7話まで視聴)
  • 無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~(6話まで視聴)
  • ゆるキャン△ SEASON3(7話まで視聴)
  • 夜のクラゲは泳げない(7話まで視聴)
  • (前クールからの続き)☆ダンジョン飯(21話まで視聴)

※特に気に入っているタイトルには☆をつけています

僕は基本的にニコニコ動画Amazonプライムビデオで視聴しています。

今期は人気作の続編も安定の高クオリティですが、オリジナルアニメも豊作で嬉しい!
オリジナル作でこれほど良作が揃うのも久しぶりなんじゃないかってくらい。

スポンサーリンク

各アニメ感想まとめ

アイドルマスターシャイニーカラーズ

ソシャゲ『アイドルマスターシャイニーカラーズ』(シャニマス)のアニメ化作品。
283プロダクションに所属する4組のアイドルユニットたちの姿を描くストーリー。

僕は劇場で最終回まで鑑賞しましたが、アニメ放送に際して再視聴中。

改めて見直しましたが人を選ぶ作風ですね~!
王道のアイドル系アニメのようなカタルシスや成長が描かれる作風ではなく、アイドル達の日々に焦点を当てたドキュメンタリー的な演出は好みが分かれる。

全体的にストーリーの起伏が薄いので、次の回を見たくなる推進力が低く、週間アニメとの相性の悪さは感じます。

序盤は1話で1ユニットの構成だったので、話がある程度まとまっていましたが、中盤の「WING」(アイドルのグランプリ)関係の話に入ってからは、よりストーリーがふわっとした感じになり、明確な物語の軸が描かれないので面食らう人は多そう。

4話の放クラ回はストレートに面白かったし、ライブシーンも良かったですよ!

各アイドルの掘り下げが十分に描かれていないため、特にシャニマス初見の人だとキャラの魅力が伝わりづらいかも。

毎話、全ユニットの描写が差し込まれ各アイドルが1回は喋るシーンを入れているせいか、かえってアイドル個人の描写が薄くなっているのは気になる点。
全員に焦点を当てようとして、逆にテンポの悪さや無難なセリフばかりに感じるのはもったいない。

とはいえ、僕はシャニマスを4年以上プレイしているので好きなシーンもありますね。
ユニットの枠を超えて、一緒にダンス練習するところなどはキャラ同士の関係性を伺えて楽しいし、ライブパフォーマンスは良いと思います。

ゲーム版で色々なストーリーを知っていてキャラに愛着がある分、キャラの背景を想像で補えるため、個人的には割と楽しめています。

アイドル達の自然な振る舞いを映すドキュメンタリー的な演出は、試みとして嫌いじゃない。

ドキュメンタリーって編集があるとはいえ、生の感情や行動がカメラに映ってしまう点に一種の面白さがあると思うので、全てが制作者の手によってつくられるアニメという媒体で、あえてドキュメンタリー的演出をやるのは面白い。

ですが変わった見せ方をするならば、もっと挑戦的な演出を使ったり、突き抜けた内容にしてほしかった気持ちはあります。
(ゲーム版シャニマスのシナリオは結構攻めてることもあるので、そういう路線もありでしたね)

アストロノオト

木造アパート「あすトろ荘」を舞台に、無職の料理人「宮坂拓己」と大家の「豪徳寺ミラ」を中心としたSFラブコメディ。

舞台がアパートで大家がヒロインという点で『めぞん一刻』を彷彿とさせる。
懐かしい雰囲気をどことなく感じるし、また、宇宙人やロボットが絡んでくるSF要素もあり、毎回ドタバタコメディで結構面白い!

あすトろ荘の住民たちはみんな個性が強く、インパクト抜群!
主人公とヒロインの2人も個性的ですが、他の住民たちも負けず劣らずな曲者ばかり。
筋金入りの無職の男性、地下アイドル活動を行う年齢不詳の女性、奥手なひきこもり女子など、みんなキャラが立っています。

住民たちのおバカなコメディや、ちょっとほっこりするエピソードなどもあり、キャラ同士の掛け合い含めて楽しい。

キャラクタービジュアルが、綺麗にまとまっていながら懐かしさも感じる絵柄で癖があり人を選ぶ。
本編を見ると古臭さは感じないんですけどね。

声優さんはベテラン揃いで、会話シーンの面白さや安定感があって良い!
総監督が『銀魂』を手掛けた高松信司さんだからか、会話のやりとりが軽妙で楽しいですね。

キャッチコピーが「最終回で、全部いただきます」となっており、どうやら最終回にギミックがありそう。ハードル上げて大丈夫か?と思いつつ、最終回で何が描かれるのか気になります。

狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

経済ファンタジーの名作『狼と香辛料』が令和に復活!
行商人「ロレンス」と狼の化身「ホロ」の旅を描くストーリー。交易・経済の要素を織り交ぜた内容が特徴。

『狼と香辛料』は懐かしすぎる!
(旧アニメ版の放送が2008年という事実に震える……!)
学生時代に旧アニメ版を見た記憶があるので、青春のアニメの1つ。

今回は原作の最初から改めて描かれ、旧アニメ版を未視聴の人でも問題なし。
かなり久しぶりの放送で僕も記憶が薄れており、「この展開なんか見覚えあるかも」くらいの気持ちで新鮮に楽しめています。

「商売」をテーマにした堅実なストーリーは、正直なところ地味な展開も多め。
ただ、だからこそ商人同士の駆け引きや利益を得るための策など、他の作品にはない味わい深さもあり、世界観やストーリーを理解するにつれてじわじわと面白くなります。

ロレンスとホロの声優が旧アニメ版と同じく福山潤さん&小清水亜美さんなのも感激!
ロレンスは少々落ち着きを感じさせる演技になっていて商人っぽさが増していて良いし、ホロは相変わらず可愛い!

ホロのモフモフした耳や尻尾の動きにこだわっていたり、ロレンスとの程よくイチャイチャしたやりとりが魅力的ですね~。

☆ガールズバンドクライ

今期で個人的に最もダークホースな作品は『ガールズバンドクライ』!
正直ノーマークでしたが、めっちゃロックな内容で面白い!

神奈川県川崎市を舞台にしたガールズバンドアニメ。

親に反発し、高校を中退して上京した少女「井芹仁菜」は、自分の憧れのバンドに所属していたストリートミュージシャン「河原木桃香」と出会う。桃香にバンドに誘われたことをきっかけに仁菜は徐々に音楽の魅力へと引き込まれ、5人組バンド「トゲナシトゲアリ」を結成する……って話。

もの凄い熱量が伝わる作品!
10代後半~20代前半の少女たちの鬱屈とした気持ちやどうにもならない現実に対する不満を、音楽を通じてぶちまける様がまさにロック!

主人公の仁菜のキャラがとても良いですね。
始めは引っ込み思案の子かと思ったら、音楽に出会ったことで色んな人に食って掛かったり、中指立てまくったり、深夜に街中でシーリングライトをぶん回したりとぶっ飛んでる!

狂犬のように周囲のものに噛みつきまくってるかと思えば、自分の現状や振る舞いに思い悩んで落ち込んだりとめんどくさ面白い。

でも、誰よりも純粋な気持ちを持っていて、どうすればいいか分からない現実のなかで、必死にもがく姿は眩しくて好きです。

トゲナシトゲアリの他のメンバーも魅力的で、メジャーバンドから音楽性の違いで脱退した「河原木桃香」や芸能スクールに通っている子で愛想は良いけど負けず嫌いな「安和すばる」など、みんなキャラが立っていて良い。

(仁菜と桃香さんがよくぶつかるので、すばるが間を取り持ってくれて癒し。すばるがいなかったら、いつ解散してもおかしくないレベル)

楽曲面のクオリティも高く、想いのたけを綴った歌詞と盛り上がるバンドメロディ、気持ちの籠った歌声が絶妙にマッチ!

メインの声優陣が新人で、実際に「トゲナシトゲアリ」としてバンド活動も行っているのも面白いポイント。

素朴な演技だけどそれぞれのキャラクターに合っているし、話数が進むにつれて感情を吐き出す演技などが上手くなっており、ストレートに感動しました。

(特に8話のエピソードはめっちゃ感動した)

3DCGのアニメで、動きがかなり滑らかなのは驚いた!
滑らかなモーションによってライブシーンの臨場感が凄い。実際のライブかのようなパフォーマンスや演出が描かれおり、毎回クオリティが高いのも見どころ。

最後まで駆け抜けてほしい期待のオリジナルアニメ!

怪獣8号

少年ジャンプ+で連載中の漫画が原作のアニメ。

怪獣が日常的に現れる世界で、怪獣専門清掃業に就いていた「日比野カフカ」がある時、怪獣に変身する力を得て、怪獣災害を防ぐために立ち向かうアクション。

コミカルなギャグがこまめに差し込まれるのは好き嫌いが分かれそうですが、次々と新しい出来事が起こるスピード感のある展開で面白い。
バトルシーンも力が入っており、怪獣VS防衛隊や怪獣VS怪獣のバトルは迫力があって良いです。

主人公が清掃業についていたことで、その知識を活かして怪獣との戦闘に活かしたり、自らが怪獣であることをバレないように戦うなどの設定も良い着眼点。

僕は原作漫画の中盤くらいまでは読んだことがあるので、今回のアニメ化部分の内容は知っていますが、良くできてるなあと感じます。

原作は途中から賛否両論になりますが、序盤はかなり面白いので、今回のアニメ版はおそらく最後まで楽しめるはず。

鬼滅の刃 柱稽古編

大人気アニメ『鬼滅の刃』の新作。

放送が5月からなので現状まだ2話までしか放送されていませんが、初っ端から半端ないクオリティの作画のアクションでさすが鬼滅の刃!

柱の面々が集結し、特訓する展開なので物語としてはこれから動きそうといった感じ。
特訓シーンをじっくり描くのは近年の作品だと珍しい気も。(昔の漫画だと特訓回とか結構ありましたよね)

これまでのシリーズで活躍したキャラ達の姿が再び描かれるのは嬉しい。

前シーズン『刀鍛冶の里編』で炭治郎たちと共に闘った甘露寺さんや時透くんに、おなじみの面々である善逸や伊之助、禰豆子といったキャラ達が動く姿を見ると、なんだか安心感すら感じます。
気づけば長いシリーズになりましたねえ。

2話で富岡さんの過去が描かれたりと、キャラクター描写をじっくり丁寧に見せてくれるので、物語が本格的に動くとさらに盛り上がりそうです。

この素晴らしい世界に祝福を!3

『このすば』は、3期になっても安定感のあるコメディ!毎週安心して楽しめます。

スピンオフ作品の『この素晴らしい世界に爆焔を!』が昨年放送されてましたが、カズマさんがいるとギャグもツッコミもできるので、コメディの面白さが増しますね!

ギャグシーンがたくさんあって、キャラ同士の掛け合いは毎回楽しくて魅力。

カズマ・アクア様・めぐみん・ダクネスといったおなじみのパーティのやりとりは賑やかで楽しく、声優陣の演技も巧みで思わずクスリとなる面白さ。

3期で登場する王女アイリスは、純真かつ好奇心旺盛で可愛らしい。
(このすばの世界にあるまじき純真さ!)

気楽に楽しめるコメディ作品で満足!

ささやくように恋を唄う

見放題はABEMAのみ

ドストレートな百合アニメ!
一目ぼれをきっかけにすれ違いながら関係性を深めていく淡い恋愛模様を描いた作品。

高校入学した「木野ひまり」は新入生歓迎会でバンドのボーカルとして出演していた先輩「朝凪依」の姿に一目ぼれ。
ひまりは一目ぼれした気持ちを依にぶつけ、依もひまりの可愛さに一目ぼれするが、ひまりの思いは恋心ではなくファンとしてのものだと気づく。それでもひまりのことを諦めきれない依は、本気で彼女を惚れさせようと決心する……という話。

メイン2人がどちらとも魅力的だし可愛い!
恋に初めて気づく依先輩と、恋がよく分からないけど徐々に気持ちが変化していくひまり。2人の関係が変化していく様が見どころ。

ひまりはワンコっぽい可愛さがあり、明るい性格で時々突っ走るところも魅力。
でも、恋については知らず、依先輩や高校で出会う人々との出会いによって、ちょっとずつ心境に変化が出るところも良いですね。

依先輩は一見クール系な雰囲気ですが、ストレートに好意を見せたり、惚れされるにはどうしたらいいか悶々としたりと、感情豊かで可愛らしい。
(瀬戸麻沙美さんの声が良いんですよ!)

ストーリーはストレートな展開で、ひまりと依先輩の関係性が少しずつ深まっていく様子が「こういうのがいいんだよ…!」と思わされちゃう。

ひまりが新たに気になる人ができたのではないかと依先輩が悩んだり、ひまり以外に依先輩に好意を持つ人が出たりと、派手な展開はなくとも人間模様が丁寧に描かれて良き。

気になる点は、3話以降止め絵やデフォルメが増えた印象があるところ。
人間模様の変化が重要な作品は、繊細な作画や細かな表現が作品の魅力を高めると思うので、最終回までクオリティが落ちないかちょっと心配。

(ちなみに、今作もバンドを題材としておりますが、今期はバンド系作品が多い気がする?)

終末トレインどこへいく?

『ガールズアンドパンツァー』シリーズ『SHIROBAKO』など数々のアニメを手掛けた水島努監督のオリジナルアニメ。
どんなストーリーになるか分からない展開の読めなさが興味深い!

7G回線の開通によって突如世界に異変が起きた世界。高校生の「千倉静留」達が住む吾野の近辺では人々の姿が動物に変わるという不思議な事象が発生。
そんな中、静留は行方が分からなくなった友達が池袋にいることを突き止め、放置されていた電車を動かし、友人たちと共に外の世界へ出る……という話。

7G電波の影響で「人々の姿が動物になる」というぶっとんだ展開で始まり、毎話毎話何が起きるか分からないオリジナルアニメならではの先の読めない面白さがあります!

電車に乗って次の町にいくたび、土地の住民たちの頭にキノコが生えてたり、ゾンビ化してたりとなにかしらの影響を受けており、シュールさや不気味さがあってドキドキします。

静留たち4人組の会話が自然な感じで、くだらないことを話したり、些細なことで喧嘩になったりする様が思春期の少女っぽくて興味深い。

オリジナルアニメなのでどんな結末になるかで評価が分かれそう。期待と不安で半々!

池袋まで距離あるし、ラストがハッピーエンドになるのかも分からないので、最後まで目を離せない。

声優ラジオのウラオモテ

声優業界を舞台のライトノベル原作アニメ。
女子高校生声優の「佐藤由美子」と「渡辺千佳」がラジオ番組のパーソナリティに選ばれたことをきっかけに、ラジオやアニメ・イベントを通じて成長していく話。

声優業界の内情をテーマにした内容や、ギャルと地味子の正反対のタイプの2人がぶつかり合いながら、少しずつ互いを認め合っていく様は面白い!

声優業界が題材な点は興味深いところで、ラジオの公開収録やライブイベントに出演したりと声優ならではの出来事も描かれます。
声優ラジオの雰囲気とかも、それっぽくて良い。

ただ、お仕事系作品ほどがっつり描くわけじゃなく、もうちょっとライトな印象。
シチュエーションとして面白いって感じ。

炎上とか迷惑系ライバーとかの要素も現代っぽいなあと思いました。
フィクションすぎると感じる部分や展開が多少強引に感じる点はありつつも、リアルすぎると生々しいし、適度なバランスなのかなと感じます。

由美子と千佳の「表では仲良しだけど裏ではバチバチ」みたいな関係性は面白く、関係性が変化していく様が楽しいんですよね。
キャラクターの魅力が光ります。

ほのかに百合っぽい雰囲気があるのも好み。
お泊り会や、2人で風呂に入ったりするなかで、なんだかんだ関係が深まっていくのも良き。

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

異世界に転生し弱小貴族の子供になった主人公「アルス・ローベント」が、他人の能力やステータスを見抜ける「鑑定スキル」を駆使し、世の中の逸材を探して領地を強くしていくストーリー。

異世界転生ものが特別好きというわけではないんですが、今作は結構楽しんで見ています。

主人公のアルスは、武力や頭脳のスペックが高いわけではないところがポイント。
他人の能力を鑑定し、様々な才能を持った仲間を増やしていく過程が楽しい。例えると、シミュレーションゲームで少しずつ自軍が強くなる感じ。

行く先々で、武力のスペックが突き抜けている者、魔法を使いこなす者、戦略を立てことに優れている者など、いろんな逸材をスカウトしていくのは気持ちいい展開!
アルスが威張り散らしたり、いきった行動をせずに実直な性格なのも好感が持てますね。

登場人物も面白く、魅力あるキャラがちらほら。
個人的に好みなキャラは、可憐な少女で愛嬌があるけど「野心」の数値の高い「リシア」や、ダンディで頼りがいがありアルスのことを見守る父親「レイヴン」ですね。

物語は中盤になって戦乱の気配が漂い出し、大きく物語が動きそうな展開なので続きが気になる!

☆響け!ユーフォニアム3

吹奏楽部を舞台にした青春アニメの第3期。
これまでの活躍によって強豪校となった「北宇治高校吹奏楽部」を舞台に、部長となった主人公「黄前久美子」の高校最後の1年を描くストーリー

ユーフォ』は相変わらず面白いですね~!!
話は面白いし、作画も綺麗で音楽面のこだわりも凄い!

今作は、シリーズおなじみの主人公の久美子が高校3年生となり、先輩かつ部長として吹奏楽部を率いていく様が感慨深い。

『ユーフォ』シリーズは久美子が高校1年生の時からじっくり描いてきたからこその今までの部員との絆や成長だったり、新たに一緒になる部員との関係など、人間模様が見どころの1つ。

部長であり最上級生の立場となったことで生まれる苦労や葛藤が描かれ、これまでのシリーズとは異なる視点の味わいがあります。

強豪校になったことでのプレッシャーや、100人規模になった部活を率いる大変さが描かれ、「久美子頑張れ……!」って気持ちに。

1年からずっと一緒に頑張ってきた「麗奈」との妙にしっとりとした関係や、3年の春に強豪校から転校してきた「黒江真由」との一波乱ありそうな雰囲気など、後半にかけての展開も楽しみ!

音楽描写のこだわりも随所に見られ、本格的な演奏シーンにも期待です。
でも、今作でついに『ユーフォ』シリーズが完結すると思うと寂しい……。

ブルーアーカイブ The Animation

ソシャゲ『ブルーアーカイブ』のアニメ化。
原作ゲームの最初のストーリー『アビドス対策委員会編』の内容が描かれます。ストーリーは多少改変がありますが、ほぼ原作どおりの展開。

率直な感想を言うとソシャゲのアニメ化特有の、世界観や設定がふわっとしたまま、キャラが次々登場して話が進んでいく印象はあります。
僕はゲーム版プレイしているから、キャラ達の動く姿が見ることができるのは嬉しいけど!

もともとゲーム版での『アビドス対策委員会編』の内容が、勢いで進む展開も多少あるので、アニメ化でそのまま映像として表現されるとツッコミどころがでるのはしょうがないのかも。
(原作で、ストーリーがもっと面白くなるのは『アビドス対策委員会編』以降なのもある)

ゲーム版だと、キャラの個別ストーリーは別に描かれていたり、戦闘はゲームパートで描かれるなど、アニメとは表現の仕方が違うので、アニメ用にチューニングしたほうが良かった印象はあります。

戦闘の見せ方も、序盤の戦闘では緊張感がなかったりと、いまいち魅力が伝わらないのも気になる点。

ブルアカは設定が特殊で、例えば生徒たちは銃で撃たれても身体が丈夫なので問題ないとか、気軽に店を爆破・襲撃する団体がいるとか、結構ぶっとんだ内容があるので、アニメが初見の人は世界観についていけない可能性はあるかも。

キャラ同士のやりとりはコミカルで楽しく、可愛さを感じられるところも色々あって、ゲーム版プレイヤーとしては嬉しい。
日常パートの方が、キャラの魅力を感じますね。

5話が少々不安になるクオリティで心配しましたが、6話以降で持ち直してきたので、最終回にかけてさらに面白くなることを期待!

変人のサラダボウル

『僕は友達が少ない』『妹さえいればいい』などの平坂読原作のライトノベルのアニメ化。

岐阜に住む貧乏探偵「鏑矢惣助」が、依頼中に異世界から転移してきた皇女「サラ」と出会い、身寄りのないサラを放っておけず仕方なく住まわせることになり……といったコメディ。

現実の岐阜に、異世界から来た皇女や女騎士がきて、いろんな出来事が発生するのが楽しい。
異文化コミュニケーションみたいな面白味がありますね。

作品のノリは明るくワイワイとしたやりとりが楽しく、また、結構ギリギリを攻めたネタが入るインパクトもあり、独特の魅力を感じます。
個性抜群なキャラたちによる掛け合いが面白いのは、平坂さんが原作の作品だけある。

転移したことで職が無くなり、ホームレス生活をすることになった女騎士「リヴィア」の様子が特にコミカル!

体力や精神力がたくましく圧倒的サバイバル能力で過ごすのですが、無知なところが多く、気づけばセクキャバで働いたり、カルト宗教教団に行ったり、転売ヤーの仕事に加担してたりといろいろギリギリで面白い。

実際の岐阜の背景や建物も登場し、実在感とぶっ飛んだ物語の展開・キャラとのギャップが非常に印象的。

日常コメディ作として楽しんでいます!

☆忘却バッテリー

ジャンプ+で連載中の野球漫画のアニメ化。

丁寧に描かれた野球アニメで、回を重ねるにつれて尻上がりに面白くなっていきます!

ストーリーは野球の無名高校に、なぜか中学最強と呼ばれたバッテリーの2人が入学しており、徐々に仲間を集めて野球部を結成していく展開。
バッテリーのうち、キャッチャーの「要圭」が記憶喪失という設定はあるものの、弱小チームが仲間を集めていく展開は超王道。

一癖も二癖もあるキャラが集結していくのはやっぱりワクワクしますね!
特にキャッチャーの「要圭」は印象に残る!

声優を宮野真守さんが演じていることもあり、ギャグのおちゃらけ具合や真面目なシーンでのカッコよさなど役柄に抜群にはまっています。
他のメンバーも皆声優さんがマッチしていて、凄く良いポイント。

ストーリーが丁寧でギャグシーンも多く、スロースターターな印象がありましたが、6~7話あたりから一気に面白さが増してきます

野球で挫折した過去を持つ人たちが、仲間達との出会いをきっかけに自分と向き合い、奮い立つ展開が熱くて感動!
演出や展開が上手く、6~7話の藤堂がメインの回はグッときました。

野球シーンのクオリティが高く、滑らかなモーションや迫力のあるアングルはさすがMAPPA制作。
本格的に試合シーンが始まれば、かなりの名作になる気配を感じるので期待が高まります!

☆無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~

異世界転生系作品の代表作『無職転生』の第2期の第2クール。
主人公ルーデウスの冒険と成長を描く、異世界転生ファンタジー。

相変わらず無職転生は面白い!
序盤は冒険やバトルシーンがなく、ほとんど学内での人間模様が中心に描かれる内容でも毎話面白いのは見事。

会話や演出が上手く、人間ドラマ部分が面白いんだろうなあと。
ナナホシのエピソードや妹達とのエピソードなど見どころいっぱい。

前クールでシルフィと結ばれたので、今回は結婚が描かれてしみじみとした感動がありました。
シルフィが可愛く、ルーデウスと幸せに過ごす様子は愛おしかったです。

ルーデウスに愛する人ができたことで、再び、自身の過去や家族と向き合えるようになった姿には成長を感じて良かった!

妹のノルンとの関係を描く展開は、これまでのストーリーの積み重ねを感じて感動。
最初の人生で上手くいかなかった後悔に向き合い、次の人生では必死に生きようとする姿に「異世界転生」ならではの要素を感じて、心に染みました。

これから再び冒険が描かれるようなので、増々盛り上がりそうで楽しみ。

☆ゆるキャン△ SEASON3

アウトドアをテーマに、女子高生たちがキャンプを楽しむ日常を描くスローライフアニメ『ゆるキャン△』の3期。

3期になって制作会社が変更され、絵柄がされたものの内容は安定のゆるキャンで安心。
おなじみのメンバーの緩いやりとりが、まったり楽しめて癒やされる!

中盤くらいまで大井川付近のキャンプが描かれ、道中でツーリングをしたり、つり橋を渡ったりと色々な体験をする様子は見ているとこちらも旅に出たくなる。
景色の作画も凝っているため、本当に旅番組みたいな楽しみもありますよ。

食べ物もおいしそうに描かれるので、見てると腹が減る!
なでしこがご飯をパクパク食べるのが可愛いのよ。

野クルのメンバーのキャンプの様子も賑やかで面白く、肩ひじ張らずに楽しめる日常系アニメで重宝しています。
一日の終わりにゆっくりと見るにも最適な一本。

☆夜のクラゲは泳げない

今期のオリジナルアニメでは『夜のクラゲは泳げない』も面白い!
ガールミーツガールの良作だと思います。

「何者かになりたい」ことに悩み、世間の普通からちょっとはみ出た少女たちが集まり、匿名アーティスト「JELLY」として活動する物語。

とある理由からイラストレーターの活動を休止中の高校生「光月まひる」や、炎上をきっかけに卒業した元アイドル「山ノ内花音」など、それぞれが悩みながらも自分の進みたい生き方を模索していく様子には胸が打たれる。

「何者かになりたい」とか「普通の生き方ができない」といった悩みは現代的で共感できるし、何が正解か分からないけど前に踏み出そうと懸命にもがく登場人物達の姿は眩しい。
(『ガールズバンドクライ』と共通する部分がある気がする)

個人的には、5話が刺さりましたね。
コメント欄の何気ない辛辣のコメントが気になって、自分の実力の足りなさに悩んだり、他の上手い人に嫉妬の気持ちが湧いたりするのが、「あ~~~~~」って痛切な気持ちになりました。
その回の終わり方も含めて印象的な回。

JELLYが制作したMVが特殊EDになるなど、演出面が凝っていてるのも好きなポイント。
限られたイラストを使いまわしたり、歌詞の出し方などがネットで見かけるMVっぽくて雰囲気出ています!

キャラクターも個性的で、徐々にいろんな才能をもった人が集まって「JELLY」として活動するのもワクワク。

最終回にどんな結末になるのか分からないのはオリジナルアニメならではの体験。
期待と不安を抱えながら最後まで見届けたいですね。

スポンサーリンク

前クールからの続きもの

☆ダンジョン飯

ダンジョン飯は2クール目に突入しても毎回面白いですね!
1クール目の終わりで展開に一区切りがついたかと思ったら、そこから大きな出来事が起きて先が気になります。

1クール目時点でも魅力的なキャラクターがたくさん登場しましたが、2クール目もいろんな種族のキャラやパーティが登場し、より賑やかに!

見た目も個性も豊かなキャラばかりで、会話シーンが楽しいんですよね。
トリガー制作だけあって表情の変化がコミカルかつ多彩で、どのキャラにも愛着が湧きます。

2クール目からライオスたちのパーティと共に行動する獣人の少女「イヅツミ」が好み!
気ままに奔放に振舞う感じが猫っぽくて可愛い。馴れ合いを好まないため最初はライオスたちとあまり協調しないんですが、少しずつパーティのメンバーとの交流が増えていく様子が微笑ましい。

もうすぐ最終回なので、ストーリーがどんな展開を迎えるのか気になります。

おわりに

以上が僕の視聴中の2024年春アニメです。

春アニメは放送前から話題作が多いと言われていましたが、オリジナルアニメも面白いものが多くて思わぬ収穫!

『響け!ユーフォニアム3』『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』『ゆるキャン△ SEASON3』などの人気の続きものは安定のクオリティ。

どれも前期に劣らない面白さで、勢い落ちることなく楽しめています。
(クールの続き物だと『ダンジョン飯』も面白い)

今期から始まった作品だと『忘却バッテリー』は、回が進むごとに尻上がりに面白くなっていき、人間模様の描き方に感動するシーンもあって好き。

オリジナルアニメでは『ガールズバンドクライ』『夜のクラゲは泳げない』がどちらも現状かなり楽しめています!
閉塞感のある現代を生きる少女たちが、自分らしく生きる道を模索する話で現代的な作品だなあと感じます。

そのほかのタイトルも面白いものは色々あるので、興味があるものがあればぜひ見てみてください!

今回紹介したアニメは各種配信サービスで配信中

もし配信サービスに加入していないなら、「Amazonプライムビデオ」「DMM TV」あたりが月額料金安め(月額550円くらい)でおすすめですよ。

↓Amazonプライムビデオ

Amazonプライムビデオに登録する

↓DMM TV

前クールの冬アニメ視聴後の感想まとめはこちら!良作揃いで満足したクールでしたね

前々クールの秋アニメも面白い作品多かったです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました