『FORSPOKEN』(フォースポークン)プレイ中感想 良いところもあるが悪いところも際立つ!割り切れば面白いアクションゲーム【PS5/PC】

ゲーム感想・レビュー
引用元:公式PVより
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『FORSPOKEN』(フォースポークン)のPS5版をプレイ中。
今は10時間ほどプレイしたところ。

多少寄り道をしつつ、それなりにストーリーを進めて、色々と良いところや気になるところが分かってきたので、プレイ中の感想を書いていきます。

完全新作オープンワールドゲームとして注目されていたタイトルですが、このゲームは面白いところと気になるところがどっちもありますね。
なかなか評価に困る作品……!

僕は今のところ結構面白く遊んでいるのですが、「いやいや、ここはちょっと……」と気になる点がぽろぽろ出てくる。
発売前の大作タイトルの期待感からすると、少々肩透かしに感じるところも正直ある。

でも、個人的にはアクション面は好みなので、悪い作品ではないと感じます。
ゲームに対してどういう要素を求めるか」で評価が変わる作品だと思うので、もしこれから購入予定の方はそのあたり調べてから検討するのがおすすめかなと。

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良い点

疾走感あるパルクールアクション!

「魔法パルクールアクション」と称される、魔法を使用してフィールドを滑走するアクションは疾走感があって気持ちいい!

ボタンを押している間に発動する「魔法パルクールアクション」は、スタミナが続く間だけフィールドを滑走することが可能。

ジャンプをしながらサクッと段差を乗り越えたり、壁ジャンプをして岩壁を駆け上がったりとスピーディな移動が楽しめます。
移動自体がかなり早いし、操作に慣れるまではちょっと時間がかかりましたが、慣れるとひょいひょいと障害物を乗り越えて、軽快にフィールド中を探索できます。

戦闘でも、「魔法パルクールアクション」を使用している間は相手の攻撃を回避できるので、スピーディながらスタイリッシュなアクションを、思っていたより手軽に体験できたのは今作の大きな魅力に感じました!

また、ゲームが進むごとに、壁を2段ジャンプできるようになったり、水面を滑走できるようになったりと、移動自体がどんどん快適になっていくのも、RPG的な面白さがあったように感じました。

ちょっとした段差にひっかかる時があるなど改善してほしいところはあれど、オープンワールドゲームで「移動」は大きな要素の1つだと思っているので、この部分のアクションが面白いのは個人的にとても良かったです。

魔法を使ったド派手な魔法アクションが慣れると楽しい

魔法を使ったアクションが派手で、見た目的にも迫力があって良い印象でした!

水や炎といった複数の魔法を切り替えながら戦闘するシステムは、魔法が増えていくにつれ、どんどん面白さが増します。
しかも、それぞれの魔法エフェクトが綺麗で見ごたえあり。

属性を分けて敵の弱点を突きつつ、遠距離の魔法や近距離の魔法を使い分けるアクションは、始めのうちは操作の慣れや魔法の少なさから単調になりがちですが、ストーリーの進行に合わせて魔法が増えてきて使い勝手が分かってくると、戦闘の戦略性が上がってきます。

「魔法攻撃」と「支援攻撃」の2種類があり、R1ボタンやL1ボタンで戦闘中に別の技に切り替え可能なので、魔法パルクールで相手の攻撃を交わしつつ、効果的な技を選んで一気に攻める……といったアクションは上手く決まると結構気持ちよかったです!

成長要素が地味にハマる

魔法はスキルツリーのシステムで、覚えたい技を取得可能。
さらにそれぞれの魔法は、条件を達成することで強化できるというシステム。
これが個人的にはやりがいがあって面白く感じています。

特に魔法の強化の時は、それぞれの魔法で「特定の魔法で一定数のダメージを与え続ける」「特定の魔法でとどめをさす」「特定のアクションを〇回行う」などといった、用意されている条件を達成するとレベルアップできます。

こういう要素があると、ちょっとしたミッション感覚でプレイできて達成感があったので面白い。
「せっかくなら、色々な魔法を強化したい」という気持ちで、色々な魔法を使ってアクションを試行錯誤しています。

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気になる点・好みが分かれる点

ストーリーの魅力が薄い

今作の世間的評価が賛否両論になっている大きな要因の1つはストーリーだと思うくらい、ストーリーは魅力が薄い!

まだ、エンディングまでたどり着いていないので全体的な感想は言えませんが、少なくとも現時点では続きを見たいと思う牽引力はないし、登場するキャラクターも影が薄く、好感を持てるキャラは殆どいないし、世界観の魅力も全然伝わってこない。

ストーリーの概要としては、ニューヨークに住む21歳の女性「フレイ」が、辛い境遇で鬱屈した人生を過ごしていたとき、ひょんなことから異世界(アーシア)に飛ばされる。
魔法の腕輪「カフ」との出会いによって魔法を使えるようになった彼女はニューヨークに帰るための手段を探す冒険のなか、絶望的な状況に陥っているアーシアの救世主になっていく……みたいな感じ。

「現代の人間が異世界に飛ばされる」という設定自体は悪くないと思うのですが、ストーリー上では盛り上がる場面も特になく淡々と進んでいくので、アーシアの世界観や人物の魅力が伝わりにくく、今のところ面白さを感じません。

「フレイ」は結構口が悪めで正直な性格でもあるので、アーシアが危機に瀕する状況のなかで周囲の人々から頼りにされるようなことがあっても、「ニューヨークに帰りたい」とよく口にするのですが、僕からしても「そりゃあ帰りてえよなあ……」と思いましたね。

ストーリーで世界観や登場人物の深堀が大して語られないので、来たばかりで大して愛着も感じない土地や住民たちのために、いくら力を持っているからといって、なぜ体張って世界を救わなくちゃいけないんだろうと正直感じましたね。

あと、敵キャラもなんの魅力も感じられないので、バトル中にボスキャラが話す台詞がうるさくてうるさくてしょうがない!
設定的には色々用意されているようなのですが、それがプレイヤーに伝わりやすいストーリーになっていないので、ただ不愉快な敵キャラになっているのはもったいない。

「スパイダーマン」的な「大いなる力には大いなる責任が伴う」的なストーリーがやりたかったのか、フレイの出生の謎を巡るストーリーを描きたかったのか、単純に異世界転生で俺TUEEE系をやりたかったのか分かりませんが、どれでもない中途半端に辛気臭いストーリーが続くので、テーマが何なのか今のところ分からないですね。

展開自体は悪くないと思うので、キャラの深堀をしっかり描いたり、イベントの見せ方にこだわってくれていたら、また感じ方が違ったのかなあと思います。
かなりもったいない部分!

魔法が解放されるタイミングが遅い

ストーリーが進むたびに魔法が解放されていくシステムなのですが、2つ目の魔法が解放されるタイミングが遅い!

プレイしてから5~6時間くらいの段階で2つ目の魔法が解放されるのですが、それまでの戦闘が正直単調でした。

最初に覚える魔法が「弾を打つ」遠距離魔法で、この魔法だけだと遠くからちまちま攻撃するだけのアクションになりがち。
せっかくパルクールアクションでスピーディに移動できるのに、「相手に急接近して近距離攻撃!」みたいなことができないため、似たような戦い方になるせいだと思います

2つ目の魔法が近距離スタイルの攻撃なので、これによって戦闘のバリエーションや属性使い分けの要素が増え、一気に戦闘が面白くなるのですが、ここまでが体感的に長い!

前述のとおり、ストーリー自体が先を見たくなるような面白さがないため、開始5時間くらいは「移動はそこそこ爽快感あるけど、戦闘が単調でストーリーが面白くないアクションゲーム」と思われて、投げ出してしまう人もいるんじゃないかと感じるくらい。

魔法が増えてくるとアクションゲームとしての面白さが増すので、本当にもったいないと感じました。

オープンワールド要素がストーリーに活かされていない

プレイして感じるのは、ストーリーとオープンワールド要素があまり結びついてない感覚があります。

基本となる街も1つしかなく、フィールドを駆け回る必要のあるストーリー展開も今のところ殆どないし、オープンワールドアクションである点や「魔法パルクールアクション」というシステムをストーリーで活かしきっていない印象を受けます。

世界観的にもフィールドに人が住んでいる街や村がないので、フィールドの各所でサブクエストを受けられる展開とか、雰囲気の違う街や村に訪れる冒険感が味わえないのも気になる。

フィールド自体は広いし、各所の宿(休憩&ファストトラベルポイント)や搭(周辺エリアが判明する)などのスポットを探す楽しみはあるけれど、閑散とした印象を受けてしまうのは否めないところ。

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まとめ

良いところもあるが、悪いところも気になるオープンワールドアクションゲーム。
ここまで人を選ぶ作品になるとは思っていなかったので驚きはありますが、「アクション面を重視する」と割り切って買うなら結構面白いところもある作品だと個人的には思います。

「魔法パルクールアクション」でフィールドを滑走する疾走感、魔法を使ったド派手なアクションなどはこの作品の大きな魅力。
特に「魔法パルクールアクション」の疾走感は、慣れると俊敏に色々なところに行けるので僕は好き!

開始5時間くらいは戦闘面でも単調に感じるところはありますが、魔法が増えてくれば一気に戦闘のバリエーションも広がっていって、楽しくなってきます。

一方ストーリー面では魅力が薄いと感じるので、そこを重視する人は向いてないかも。
僕はまだEDを見ていませんが、展開的には終盤に入りそうなところまでは来ているので、「ここから盛り返すのは難しそう……」という印象は感じてます。

僕はストーリー面にも期待して購入しましたが、今はストーリーはエッセンス程度に考えてアクションをメインに味わう、とプレイしているので結構楽しめています。

まだ、プレイ中なのでEDを見たら改めて感想記事を書きます。

プレイ後の感想はこちら

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