『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』をクリアしたので感想・レビューをしていきます!
僕がプレイしたのはPS5版。
PS4で発売され世界中で高評価を誇ったアクションゲーム『ゴッド・オブ・ウォー』の待望の続編。
ストーリーも前作からの続きの内容です。
前作も完成度の高いゲームでしたが、今作はさらにグラフィック・ゲームシステム含めてあらゆる面でパワーアップしていました!
ハードスペックを活かした美麗なグラフィックは作り込みが凄く、広大なフィールドの幻想的な景色も美しい。それに加えてキャラクターの細かい表情まできっちり描写されており、ストーリーの没入感に一役買ってます!
前作から続くストーリーも、父クレイトスと息子アトレウスの親子の関係性を始めとして周囲のキャラクターとのストーリーがじっくりと描かれていて良かったです。
展開も、ド派手なアクションシーン・エモーショナルなシーンなど起伏があり、見ごたえありました。
まさに映画を観ているような感覚!
アクション面も手堅くまとまっており、バイオレンスで豪快なアクションが気持ち良い。
複数の武器を使い分けて戦うバリエーションや、スキル獲得や装備強化による成長要素もやり込みがいがあり。
その分、ゲームシステムの新鮮味は薄め。
あと、前作同様に、ストーリーの道中で簡単な謎解き要素があるのは好みが分かれるかも。
メインストーリークリアまでの時間は、サブクエストを少しプレイしつつで26時間くらいでした。
サブクエストは豊富に用意されている上でストーリーも凝っているし、成長要素なども含めれば50時間以上は遊べると思います!
(ちなみに、僕は前作『ゴッド・オブ・ウォー』をPS4でプレイ済み)
概要
機種:PS5/PS4/PC
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ジャンル:アクション
発売日:2022/11/9(PC版は2024/9/20)
サンタモニカスタジオが開発し、世界中で多くの賞を受賞し大ヒットした『ゴッド・オブ・ウォー』(2018年)の続編。
北欧神話を題材としたストーリーで、スパルタの戦神クレイトスとその息子アトレウスの旅路を描く。
ストーリーは前作からの続きもの。
前作からの続投キャラも多いです。
クレイトスの武器による攻撃やスキル技を使ったアクション、サポートとして共に闘うアトレウスとの連携など、スピーディーなアクションが特徴的。
ゲージを溜めることで「スパルタン・レイジ」という自身の強化できる能力も使用可能。
今作ではパートによってアトレウスを操作するパートもあり、弓を主体としたアクションは、パワフルなクレイトスの戦い方とは違ったプレイ感ががあります。
良かった点
ハードスペックを活かした美麗なグラフィック&壮大な世界観
神々の存在する世界が舞台のゴッド・オブ・ウォーシリーズ。
ハードスペックをフルに活かした美麗なグラフィックで、幻想的な景色や自然豊かなロケーションなど、マップが美麗に作り込まれていて冒険のしがいがあります。
今作のゲームシステムはオープンワールドではありませんが、様々な世界を行き来できる上で探索できるマップは広く、各所でサブクエストが発生したりと、スケールは大きく感じられました。
それと、キャラクターのグラフィックも凄い!
細かい表情の変化含めて、髪の毛に至るまでキャラクターが繊細に描写されているので、かなりリアルだなあと思いました。
ムービーシーンと操作シーンの移り変わりも自然で、どちらのシーンのグラフィックも綺麗なので、没入感を削がれずにゲームが進行できるのもナイス!
豪快なアクションとやりこみがいのある成長要素
レーディングがZ指定というだけあって、バイオレンスでパワフルなアクションが全開!
敵が人間じゃないとはいえ、フィニッシュ攻撃で斧でスパッとやっちゃったりします。
結構スピーディーなアクション展開の中で、上手く敵の攻撃を回避・防御しながら、武器を使い分けつつ次々と敵を倒していくアクションは面白かったです。
ボス系の敵ではタイミングよくボタンを押すQTEシステムがあり、ド派手に相手を倒すシーンが描かれるのでこちらも爽快感!
個人的にはあまりQTEシステムは好みではないのですが(ムービーに集中できない時があるため)、今作のQTEは演出が良く、ここぞというときに差し込まれるのであまり抵抗感はありませんでした。
難易度は結構歯ごたえがあるバランス。
特定のボスに何回もやられることも度々ありましたが、使う武器や防御のタイミングなどで「次こそはなんとかなるんじゃないか?」というちょうどいいバランスで、個人的にはやりごたえがありました。
スキルを伸ばすことで新しい技を習得できたり、素材を集めることで武器や防具を強化できるのも、戦闘を有利に進められる実感を味わえて良かったです。
一緒に行動する仲間もスキルを習得していけるので、色々と成長・強化させれば強敵とも戦いやすくなり、成長させがいがありますね。
また、イージーモードなども用意されているので、アクションが苦手な方もプレイしやすいつくりになっていて、幅広いプレイヤーが遊びやすくなっているのは良いと思いました
親子をテーマとした丁寧なストーリーがドラマティック!
前作から続く、父と息子をテーマとしたストーリーも、関係性の変化が丁寧に描かれていてとても良かったです。
不器用ながら子のことを想う父親クレイトスと、前作から成長した息子の息子のアトレウス。
特にアトレウスは成長したことで様々な感情を抱き、時にクレイトスに反発しながらも、行動し成長していく姿が、思春期の少年のようでした。
前作プレイしていると「大きくなったね……!」と親戚のおじさんの気分。
この二人の親子の絆を描きながら、神々の終戦「ラグナロク」へ向かっていく中でどのような運命を迎えるのか……というストーリーが見ごたえありました。
あと、仲間キャラの「ミーミル」も良かったです!
前作にも登場する首だけになってしまった賢者なのですが、博識で軽快なトークで場を和ませたり、状況を打開する冷静なアドバイスをくれたり、時に寄り添うような優しさを見せてくれて非常に魅力的。
道中では、クレイトスやアトレウス、ミーミルなどの掛け合いがずっと聞けるので、3人の掛け合いが聞けるのも探索が面白い要素。
キャラクターに感情移入させるのが上手いなあと思います。
ストーリーではド派手な展開や予想外な出来事などもあり、派手なシーンもしっとりとしたシーンもバランスよく描かれている全体的に飽きさせないストーリーで、最後まで楽しめました!
気になる点・好みが分かれる点
ゲームシステムの新鮮味は薄い
ゲームシステムが高い完成度で手堅くまとまっていることの裏返しでもありますが、ゲームシステム的には新鮮さは薄め。
システムは前作からの順当進化で、色々な面のクオリティは高いのは間違いありません。
クオリティをより磨き上げたみたいな感じ。
そのため、面白いけれど前作や他のゲームと比べて、新鮮だなと思う瞬間はあまりなかったですね。
贅沢な話ではありますけどね!
マイナスポイントではありませんが、このゲームならではの新鮮な要素も味わえると、なお嬉しかったなというところ。
道中で差し込まれる謎解き要素は好みが分かれる
前作同様ですが、ストーリーの道中で謎解きのギミックがあるのは好みが分かれる点かと。
そこまで複雑な謎解きではないし、ゲーム進行の緩急になっている面もありますが、テンポ感を削がれるように感じる人はいるかも。
ストーリーが面白いので早く先に進みたいのに、微妙に時間がかかるギミックがあったりするのは時々気になる。
大抵の場合は、周囲を見渡せば何かしら解決法が分かるし、時間が経つと仲間キャラがヒントを教えてくれるので大体はなんとかなる。
個人的には、水を凍らせて水の流れをコントロールする系のギミックは、水を凍らせる箇所がちょっと分かりにくく感じたところがあったので、そのあたりのギミックはちょっと手間だなと感じました。
ストーリーの一部がちょっと駆け足気味
ネタバレになるので、ストーリーの内容には触れませんが、後半でちょっと駆け足気味かな?と思うところはありました。
全体的にストーリーは面白く、キャラクター同士の関係性も丁寧に描かれているので相対的にそう感じただけかもしれませんが、意外とあっさりだなと思う展開はありました。
ちなみに、今更ですがストーリーは完全に前作から続いているので、可能であれば前作からプレイした方が楽しめます。
(前作のあらすじや、メニューからキャラクター紹介を見ることはできるので、今作からプレイしてもストーリーが理解できないわけではないと思いますが、存分にストーリーを味わうなら是非!)
まとめ
完成度の高い前作から、さらにパワーアップしたアクションゲームの傑作!
成長要素のあるアクションゲームの中でもかなりのクオリティだと思います。
バイオレンス表現が苦手な方は少々注意ではありますが、特にPS5ユーザーにはおすすめしたい1本。
ハードのスペックを活かしたグラフィックも堪能できるし、ロードもほとんど感じないくらいプレイが快適でした。
ストーリーも迫力あり感動ありで面白く、バトルも中々歯ごたえあるバランスでやりごたえあり。
サブクエスト含め、ボリューム的にも満足できる内容だと思うので良質なアクションゲームを探している方はぜひ!
(前作未プレイ者は、できれば前作からプレイするのがおすすめ!)
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