『百英雄伝 Rising』(ライジング)のメインストーリークリアしました!
僕はXBOX Game Passを使用してPC版をプレイ。
PS1時代のゲームを彷彿とさせる懐かしさがありつつ、キャラクターの動きがサクサクと動くアクションは気持ち良い!
操作がシンプルなので、手軽にプレイしやすかったのも良かったです。
街でのクエストを達成することで経験値をもらえたり施設が発展していくため、キャラや施設を少しずつ成長させる達成感がありました。
コツコツプレイするのが好きな人にはぴったり。
好みが分かれそうな点は、お使いゲー感覚がかなり強いところ。
ほとんどのクエスト内容が「○○の場所で素材を集めて」や「~の敵を倒して」といったものばかり。
ストーリーの目的の大半がこうしたクエストの達成になるので、クエスト内容のバリエーションや自由度は少なめに感じました。
また、ストーリーの内容はあっさり気味なので、物語の面白さにこだわる人には向いてません。
キャラクター同士の掛け合いは賑やかで楽しいのですが、物語が大きく動く展開はあまりない。
今後発売予定の『百英雄伝』の前日譚的作品ということも関係しているのかも。
(『百英雄伝』本編に繋がりそうな設定は出てくるので、『百英雄伝』をプレイしようと考えている人は、今作もプレイしておくとより楽しめるかも?)
アクション部分はしっかり出来ているので、お使いゲー要素が好みかどうかでゲームの評価が分かれる部分はあります。
メインストーリーのクリア時間は多少寄り道をして8~9時間くらい。
サブクエスト制覇など含めると10~15時間くらいのボリュームかな。
『百英雄伝 Rising』(ライジング)とは
機種:Switch/PS4/PS5/Xbox SeriesX|S/Xbox One/PC
メーカー:505 Games
ジャンル:アクションRPG
発売日:2022/5/11
幻想水滸伝を手掛けたスタッフによる新作RPG『百英雄伝』と世界観を共通し、『百英雄伝』の前日譚的位置づけの2DアクションRPG。
遺跡に眠るお宝を求めて、遺跡近くに存在する街「ニューネヴァー」を訪れたスカベンジャーの少女「CJ」。
街の人々との交流を通して、大地震によって荒廃した街の復興を手伝いながら、遺跡をめぐる宝さがしに仲間達と挑む……といったストーリー。
2D視点のアクションRPGで、拠点となる「街」と色々な敵が生息する「フィールドや遺跡」を行き来し、遺跡の冒険や街の復興を進めていきます。
良かった点
シンプルな操作で爽快感のあるアクション!
シンプルな操作ながら、アクションが軽快で戦闘が面白い!
素早い攻撃が得意な「CJ」・大剣を使ったパワー攻撃を行う「ガル―」・魔法攻撃で遠距離攻撃が得意な「イーシャ」の3人をワンボタンで切り替えながら戦う戦闘はスピーディーで爽快感あり!
序盤はCJしか使えないため、解放されてないアクションもありますが、中盤までには3キャラ揃い、アクション要素が色々と開放されて楽しさが増します。
また、キャラごとに固有のアクションがあるのも特徴。
例えば、CJは左右に高速移動する「ダッシュ」、ガルーはタイミングよく防御すると相手の攻撃をノーダメージにする「パリィ」、イーシャは一定距離を瞬時に回避する「ワープ」といった感じ。
それぞれのキャラで個性があり、場面に合わせてキャラを使い分けることで効果的にステージを進められます。
個人的には、ダッシュと二段ジャンプができて、機動力のあるCJが使いやすかったです
他にも、攻撃に合わせてタイミングよくキャラを切り替えることで使用できる「リンクアタック」は、うまく使いこなすと敵に大ダメージを与えられるので爽快感が高い!
ゲームの難易度自体は低めで、サクサク敵を倒せるのも気持ちいい。
多少のレベル差ならそこまで苦労せずに敵を倒せるので、気軽にゲームをプレイしたい人やアクション系ゲームが得意でじゃない方にも、プレイしやすいバランス。
テンポよくクエストを達成し、街を発展させていく達成感
ゲームの基本的な流れは、拠点となる街でメインクエストやサブクエストが発生→クエストを達成するとスタンプがもらえるという形式。
スタンプが一定数集まると街に人が増え、さらにサブクエストが解放されます。
街中の至る所でサブクエストの依頼が発生するので、かなりの依頼を受注可能。
1つのサブクエストは大体5分~15分くらいで達成できるものが多く、テンポよくサブクエストを達成し、コツコツとスタンプを貯めていく達成感が味わえて面白かったです!
クエスト達成によって経験値がもらえるだけではなく、施設がアップグレードされて販売される商品が増えるなどの報酬もあるので、少しずつキャラクターや街を成長させていく楽しみもあり。
序盤は人が少なく施設も少ない街が、徐々に賑やかになっていく感じは「この街も立派になったなあ~」と感慨が湧きます。
レベル上げや素材集めによる強化の楽しさ
軽快なアクションやテンポよくクリアできるクエストなど、レベルを上げやすく素材も集めやすいため、キャラクターの強化をしやすいのもポイント。
装備や防具、より強力なルーン魔法、回復アイテムなど色々と強化できる要素やアイテムがあるので、それらを揃えてキャラクターを成長させていく要素もあります。
武器のパワーアップの中には、攻撃回数を増やすものもあるので、プレイ感覚が変わって面白い。
足りない素材があれば、フィールドに繰り出して敵を倒したり、木や岩を壊して素材収集。
キャラクターをパワーアップさせれば敵を少ない回数の攻撃で倒せるなど、強さを実感しやすいつくりだったので、成長した実感を味わいやすかったのは良かったですね。
気になる点
お使いゲーム要素が強い
ストーリーの大半で「依頼されるクエストを達成すること」が主な目標となるため、かなりお使いゲー感覚が強い。
クエスト内容はほとんど「~で素材を集めてきて」や「~の敵を倒してきて」みたいなものが多く、自由な探索等の要素は薄め。
クエストのバリエーションも少なめに感じたので、ずっとプレイしていると単調に感じる瞬間はありました。
冒険の自由度はあまり高くないゲームに感じたので、お使いゲー要素が好みかどうかで評価が分かれると思います。
ストーリーがあっさりめ
今作のストーリーは割とあっさり目で、作中で物語が大きく動く感じはありませんでしたね。
(今後発売予定の『百英雄伝』の前日譚的作品であるので、本格的に物語が動くのは本編で……ということなのかも?)
キャラクター同士の掛け合いはコミカルで屈託ないやりとりが多く、親しみが湧きやすいのは好きなポイント。
ですが、ドラマティックな展開や感動的なシーンはなく、全体的にあっさりした印象でストーリーは終わります。
仲間同士の絆が深まる描写は個人的に好みだったので、キャラクター同士の関係性が動く展開をもっと見たかったのが正直なところ。
UIやメニュー周りなどで細かな不満点はある
プレイ中、UI周りなどで気になる点は所々あります。
(ただ、細かく気になる程度なのでプレイに支障はあまりないかな)
ファストトラベルが素早くできるのは良いのですが、ダンジョン内でどの地点に移動するかが分かりづらいのが少々気になりました。
ダンジョン内は、いわゆるメトロイドヴァニア系のゲームマップのように、エリアとエリアが区切られた形式で表示されますが、ファストトラベル時はそのマップが表示されずに全体マップしか表示されないので、移動地点が分かりづらい。
他には、クエストを達成したときの演出が微妙に面倒くささがあります。
「クエストクリアのメッセージ」⇒「取得経験値」⇒「取得報酬」⇒「スタンプが押される」という順に表示されますが、クエストが100以上あるなかで毎回子の演出を見るのは億劫に感じるときも。
(施設改修の時は、施設が回収されるアニメーションも差し込まれる)
何度もクエストをクリアする形式のゲームなので、演出内容をまとめて表示してくれた方がストレス少なく進められそうなのになあ……とは思いました。
今後のアップデートなどで、遊びやすくなっているかもしれません
まとめ
シンプルながら気持ちのいいアクション、テンポよくレベル上げや街の発展を楽しめる成長要素が面白いアクションRPGでした!
ボリュームはコンパクトですが、気軽に遊べる間口の広いアクションRPG。
操作もシンプルなので、比較的広い層におすすめできる一作です。
ただし、お使いゲーム要素がかなり強いので、そのあたりは好みが分かれる部分だと思いました。
UI面などの細かな不満点はありますが、低価格で手を出しやすく、結構楽しく遊べる作品なので興味のある方はどうぞ!
大作ゲームの合間にプレイする一作としても、気軽にプレイできるのでおすすめ!
インディーズ系タイトルならこれも雰囲気良かったです!
往年のRPG好きならこれも良いかも
人を選ぶけど鮮烈なビジュアルは印象に残った作品
その他のゲーム感想・レビュー記事はこちら
コメント