ネットでも話題になったサイバーパンク×猫アクション『Stray』をクリア！
僕がプレイしたのはPS4版。
PS Plusのエクストラプランに加入してプレイしました。
（ゲームカタログに収録されていた時期の話です）
薄汚れた街にネオンがギラギラしたサイバーパンクの世界観が存分に味わえて雰囲気が抜群！
猫ならではの身軽な動きでひょいひょいと街中を移動したり、スポットによっては爪とぎやごろ寝といったかわいい仕草を見られたりと、こだわりと個性を感じて魅力！
一方、ゲームシステムはかなりオーソドックスなアクション。
目新しい要素は少なく、ステルスステージなどはシンプルすぎてあまり魅力に感じませんでした。
あと、想像以上に不気味なステージがあったのは不意打ちだったので驚き。
インパクトはあってドキドキしたけど、少々人を選びそうな気も。
クリア時間としては、7～8時間くらいのボリューム。
プレイしやすく程よい内容でした。
※ネタバレは避けておりますが、本編内容に多少触れる記載はあるので気になる方はご注意ください
概要
機種：PS5/PS4/PC（後にXbox Series X|S、Xboxone、Switch版も発売）
メーカー：Annapurna Interactive
ジャンル：アドベンチャー
発売日：2022/7/19
猫が主人公のアドベンチャーゲーム。
３D空間を自由に動きまわれます。ジャンプはボタン表示されたところのみジャンプが可能。
どこでも自由にジャンプできるわけではありませんが、ジャンプできそうな場所は大概の箇所でアクションできたので、移動面でのストレスはあまりなかったです。
モードはストーリーモードのみ。
良かった点
サイバーパンクの世界観が魅力的！
サイバーパンクの「奇妙でちょっと不気味だけどギラギラしたネオンが印象的な街並み」は非常に魅力的でした！
街中ではロボットが住人として動き回っており、人間や他の動物は特には登場しないのが奇妙でより印象的。
ステージ数はそこまで多くはない分、一つの街が結構作り込まれており、裏路地や営まれている店にも細かなオブジェクトが色々あるので、住人たちはどういう生活をしているんだろうなという想像が刺激されとてもよい雰囲気。
明るいだけじゃなく影の部分も描写されており、どうしてこの街がこうなってしまったのかという描写もほのめかされていて、光と影が合わさった独特な味わいを全編通して堪能できる作品でした。
猫の可愛らしさが出たアクション
主人公が猫というだけあって、猫の仕草やアクションにこだわってます！
猫だけに身軽な動きでひょいひょいと街中を移動していくのは操作していて楽しい！
色々なところに上ることができるので簡単に屋上に上ることもできますし、移動もダッシュができるので素早く動くことが可能。
あまりストレスなく動き回れるのは良いですね
また、場所によっては爪とぎをしたり、水のみをしたり、体を丸めて休んだり……と猫特有のアクションができる場所もアリ。
特別意味があるわけではないアクションもあるのですが、猫感を味わえるこだわりは個人的に好きでしたね。制作陣が猫好きだけあって、猫に対するこだわりを感じられました。
ロードムービーのようで味わい深いストーリー
未知の世界に迷い込んだ猫ということで、行く先々で新しい人に出会い、次のステージに行くときには分かれるというストーリー展開が味わい深かったです。
一度進んだステージは基本的に戻れない構成になっているので、ステージごとに新たな場所や新たなキャラに会うドキドキ感、住人と馴染み深くなってもいずれ別れてしまう寂しさがロードムービーのようでした。
気になった点
ゲーム部分は平凡
ゲーム部分は特に目新しい要素はありませんでした。
オーソドックスなシステムで、ゲームシステム的に突出した部分は特にはなかった印象。
街中の探索パートは細かなオブジェクトも用意されていたりして魅力的で良いのですが、ステルス要素のあるステージは正直あまり魅力はありませんでした。
ステルスステージ用にカバーアクションがあるわけでもなく、PS4版だとミスしたあとのリトライ時に20秒くらいかかるときもあるのでストレスに感じる場面も。
終盤にステルス要素が多くなってくるので、序盤～中盤の街探索パートが特に面白かったです。この部分をもっと遊びたかったくらい。
ただ、システム的に悪い部分があるわけではないので、面白さが際立ってマイナスになるというわけではありません。
一部ステージで好みの分かれそうな描写がある
一部のステージですが、なかなか気味が悪い世界観があるので人を選びそうな気がしました。
バイオレンスというよりは気色が悪いという感じ。
ちょっとネタバレになってしまうのですが、壁一面に大きな目玉がある肉壁や、水泡が割れて中から小型の敵が沢山出てくるといったステージがあり、なかなかインパクトがありましたねえ……。
奇妙な世界を冒険している感覚があって雰囲気づくりに一役買っている面もあるとは思うのですが、苦手な方は注意。
また、ゲーム全体の印象の話になりますが、僕はプレイ前「のんびりと猫が街を彷徨うゲーム」と想像していましたが、意外と敵から逃げるシーンだったりステルスして潜入するステージが多かったので、そのあたりのギャップはありました。
まとめ
サイバーパンク世界感と猫アクションの組み合わせが思いのほか良く、雰囲気バッチリなアドベンチャーゲームでした！
奇妙な世界を探検しているドキドキ感を最後まで味わえて、エンディングでは思いのほか余韻がありました。ボリューム的にも2,３日あればクリアできるくらいのボリュームで短くも充実したプレイ感。
事前のPVの印象から、もう少しまったりと冒険する話かと思っていたら、どちらかというと意外と忙しいアクションを行う場面もあるのでそのあたりはギャップに感じました。
気になる方は注意かも。
PS Plusのエクストラ会員以上なら特典でプレイできるので、比較的プレイしやすいのもありがたい。
（2024年11月現在はゲームカタログラインナップから抜けています）
もの足りない部分や人を選ぶ場面も多少ありますが、独特な世界観の味わいは大きな魅力だと思うので刺さる人も結構多い作品だと思いました！プレイして良かったです！
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