映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』感想

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Andreas GlöcknerによるPixabayからの画像
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るろうに剣心 最終章 The Beginning』を劇場で観てきました!

るろうに剣心」実写映画シリーズの最終作と言われる本作。
見所いっぱいで満足!

内容のネタバレを記載している部分があるので気になる方はご注意ください

るろうに剣心 最終章 THE Final/The Beginning 公式サイト

ジャンプで連載された人気漫画「るろうに剣心」の実写映画も1作目の公開から早10年。
アクションシーンが魅力的で、邦画でもトップレベルの剣戟アクションが盛りだくさんなシリーズ。『The Beginning』でもアクションシーンの魅力は健在!!

特に本作は主人公「剣心」の人切り時代を描いた話だけに、今までのシリーズと違って剣心が刀でばっさばっさと血の雨を降らせながら戦うシーンが見られるのが非常に新鮮。

開始数分から容赦なく敵を切り刻んでいく剣心の姿は冷酷非道で、これまでのシリーズで見せてきた心優しいイメージとのギャップが凄い。
「本作はこれまでのシリーズと雰囲気が違うぞ……!」という印象を初っ端から感じました。
(佐藤健さんの演技が良い……!)

るろうに剣心の実写映画版シリーズは、これまでの作品でも戦闘シーンがどことなく血生臭いシリアスさを感じていたので、戦闘シーンの雰囲気的には『The Beginning』が一番合っている気がしました。

平和な世界を目指すために大勢の人を切らなくてはいけない「血生臭さ」と「切なさ」が『The Beginning』の内容と一番合っているように感じたのかもしれない。

戦闘の派手さに関しては『最終章 The Final』の方が見ごたえあるように感じましたが、『The Beginning』も魅力的な剣戟シーンは多く、特に中盤にあった一騎打ちのシーンは緊張感があって個人的に好き。

剣心を演じた佐藤健さんの抑えた演技(苦悩を抱えながら人切りとして生きる演技は見事!)ですが、『The Beginning』ではなんといっても有村架純さん演じる雪代巴が魅力的!!

台詞数はそこまで多くはない役柄でしたが、ミステリアスな雰囲気と秘めた複雑な内心の演技が独特の存在感を発揮していて目を惹かれました。

剣心と巴の関係性が揺れ動く様と幕末の動乱に巻き込まれる人々の姿が激動的で面白く、るろうに剣心実写映画シリーズではストーリー的に一番面白かったです。

終わり方も好きでしたね!
一つの時代が終わった……という余韻を感じつつも、この先の物語につながっていく感じがまさに『The Beginning』だなと。
見終わった後、すぐにこれまでのシリーズを見直したくなります!

個人的にちょっと気になった点としては、終盤の展開で一部流れがつかみにくかった印象があったことかな。

敵の印象がそこまで強くなく「急に新しい敵が色々出てきたなあ」と感じたり、戦闘時の地形が分かりづらかったので距離感がイメージしにくかった印象も少々ありました。
(あなたそこにいたの!?と思った部分もあったり)

ただ個人的には、雪上での剣戟アクションという絵面が素敵なのでそんな些細なことはどうでもいい!
白い雪に赤い血というコントラストってビジュアル的に良いですよねえ……!

あと、仕方ないことですが『The Beginning』では剣心の仲間達が殆ど登場しないので、剣心以外の仲間の戦闘する場面はあまり描かれないのがちょっと寂しい。

個人的には主人公以外の仲間が敵と戦っているシーンも大好きなので、そのあたりのシーンは「るろうに剣心」実写映画シリーズの別作品の方が多く描かれていますね。

全体的な感想としては、アクションシーンもシナリオも好みの展開だったので観ることができて良かったです!

高校生くらいのときに初めて観た「るろうに剣心」実写映画版の最終作を、制作陣がこれだけのクオリティで作ってくれて、さらにそれを映画館で観ることができたので僕は大満足。

これまでのシリーズを鑑賞してきた人にも、本作が「るろうに剣心」実写映画シリーズの初見という人にも、どちらの人にもお勧めできる1本!

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