Switch2『ドンキーコング バナンザ』感想・レビュー|破壊アクションの完成形!敵もステージも固定観念もぶっ壊す爽快感は唯一無二の手触り!

ゲーム感想・レビュー
引用元:ドンキーコング バナンザ CM 破壊篇より
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Switch2『ドンキーコング バナンザ』感想・レビュー!
本編クリアしたので感想をまとめていきます。僕は基本的に携帯モードでプレイ。

ドンキーのパワフルさ全開の破壊アクションが気持ちいい!

敵もステージも関係なくぶっ壊して突き進むインパクトは抜群。「こんなにステージ壊せるの!?」と、今までの3Dアクションゲームの固定観念すら破壊するような感覚は新鮮!
処理落ち等もあまり感じず、Switch2のスペックの進化を感じられました。

さらに、地中に隠されたアイテムをあちこち探索する面白さや、5つのバナンザ変身アクションのバリエーション・階層ごとにガラッと様相が変わる多彩なステージ&ギミックなど、3Dアクションとしての完成度が高い!

シリーズファンにはたまらない驚きと感動も用意され、新ハード登場まもなくに発売されたとは思えないハイクオリティな作品でした!

この記事では『ドンキーコング バナンザ』の個人的に良かった点、気になった点を詳しく紹介していきます!

EDまでのクリア時間は、ときどき寄り道しつつで20時間くらい。
収集要素がたくさんあるので、30~40時間以上は遊べると思いますね!

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『ドンキーコング バナンザ』とは

機種:Switch2
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション
発売日:2025/7/17

『ドンキーコング バナンザ』はドンキーコングシリーズの最新作。
3Dアクションのドンキー作品だと『ドンキーコング64』から26年振りの新作という超久しぶりの新作です。

広大で奇妙な地下世界を舞台に、バナナを求めるドンキーと地上へ帰ることを目指す少女ポリーンの冒険を描く、パワフルなアクションが繰り広げられます。

今作の特徴は、壁や地面も含めてフィールドの至る所を破壊できるダイナミックなアクション。
他にも、特別なチカラ「バナンザ」によって、ドンキーがシマウマやダチョウなどに姿を変え、水の上を走る・空を飛ぶといった様々な能力を駆使できるのもポイント。

開発は『スーパーマリオオデッセイ』を手掛けたスタッフたちが担当。
Switch2専用ソフトならではのハードスペックを活かしたアクションが楽しめます。

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良かった点

敵もステージもぶっ壊す爽快な破壊アクション!

ドンキーならではのパワフルなアクションがめっちゃ爽快!
パンチで敵をぶっ飛ばし、天井も壁も地面も360度、ぶっ壊しながら突き進めます。

特にステージの破壊っぷりは衝撃的!
壊せないものやエリアもありますが、ステージによっては体感7割以上壊せてるんじゃないか、という感覚。

「こんなにステージを壊しちゃって大丈夫ですか!?」と思ってしまうくらい破壊できたので、初プレイ時のインパクトは忘れられない。

いろんな3Dアクションゲームをプレイしていると、地面や壁があれば沿って進むものだし、小高い丘があれば登るものだし、みたいな固定観念がありました。

でも今作は、「そんなの関係ねえ!」と言わんばかりに、地面を深くまで掘り進み、丘をえぐって進む様は豪快!

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』がオープンワールドゲーの常識を一変したように、『バナンザ』は3Dアクションゲームの常識を破壊したとも感じるほどの衝撃でしたね!

昔から、破壊演出がポイントになる作品は色々ありましたが、今作では一つの完成形を見せてくれたのかもしれない。

「どれだけ破壊したか」の実績も用意されていたりと、なんでもかんでも壊しまくるプレイを前提としたシステムが他作品にはなかなかない新鮮さで、非常に魅力的でした!

様々なアイテムを探索するのもハマる!

破壊アクションは、アイテム探索の面白さにも繋がっておりハマりました

地中にはバナナ(バナモンド)や化石、宝箱など、様々な収集アイテムが隠されており、さらには腕試し用のチャレンジコースや隠し通路も点在。

ちょっと掘り進むたびに、すぐに新しい発見があるからテンションが上がり、自然とどんどん掘り進めたくなっちゃう!

壁があれば、とりあえずパンチしたくなるし、地面が掘れる場所なら周囲をとりあえず穴だらけにしてしまう……そんな風に破壊アクションとアイテム探索の相性の良さを感じました。

集めたアイテムは、例えばバナモンドであればドンキーのスキルアップに使用できるし、化石などはショップで衣装購入に使用可能。集める価値があったのも探索欲に繋がりましたね!

「ハンドクラップ」アクションを行えばドンキーの周囲にあるモノがうっすら表示されたり、ショップでアイテムの隠し場所を記載した地図を購入できたりと、アイテム集めも宝探しのような感覚があって、つい寄り道したくなる。

今作は、ステージ自体は他のゲームに比べると特別広いというわけではありませんが、地面の中・壁の中までぎっしりと進めるようになっているので密度が凄い!

ステージ丸ごと活かした探索要素になっていて、遊びごたえは十分でしたね。
本編クリア後のやり込み要素としても非常に充実していました。

多彩なステージ&ギミックと個性豊かな5つのバナンザアクション!

今作はステージを進むごとに地下へ潜るゲーム性になっており、階層ごとに見た目がガラッと変わるのはワクワクします!

ごつごつした岩盤のエリアもあれば、リゾートビーチや氷雪地帯、マグマ地帯や食品工場などもあり、地下とは思えないバラエティ豊かなステージ!

「地下世界」と聞くと、暗めのステージが主体かと思っていたら全くそんなことなし。多彩なロケーションを冒険する感覚は、『スーパーマリオオ デッセイ』を思い出す楽しさ。

地下というイメージにとらわれない様々なステージは、「次の階層ではどんな世界が待っているんだろう」という冒険の高揚感に繋がっていましたね!

また、ステージごとのギミックも多彩!
ステージによって雪や溶岩、塩やコンクリートなど地層が異なり、各地層の特徴や硬さの違いを活かして進むのは、ちょっとしたパズル感もあって面白い。

毒々しいものに塩をぶつけて消したり、地面から引き抜いた破片をスケボー代わりにして移動したり、空中へと浮かぶ破片を使用して高所へ飛んだりと、進む先でどんどん新しいギミックが出て飽きさせない。

さらに、今作の目玉「バナンザアクション」もダイナミックなアクションが楽しめて見どころ!

ステージを進むごとに新アクションが習得でき、ダチョウやゾウなど全5種類のバナンザに変身でき、特有のアクションが使えます。

例えば、ダチョウバナンザなら、一定時間滑空したり&タマゴ爆弾の投下ができ、ゾウバナンザなら、周囲のモノを吸い込んで塊として投げつけることが可能。
これらのアクションを駆使したギミックやバトルもあり、アクションの幅がグンと広がりました!

特にゾウバナンザの吸い込みは凄い!
周囲のモノをなんでも吸い込み、溶岩すら吸い込むからえげつない!スキルで強化すると吸い込み時間を延長でき、周囲一帯を瞬く間に更地にできるレベル。もはやディザスタームービー並みの破壊感……!

ステージには「制限時間内に敵を全て倒す」「コース中のバナナを集める」などのチャレンジが用意されており、アクションの腕前を試せるものも多くて、やりごたえありました!
結構難しいチャレンジもあり、何度もリトライしてクリアしたときは達成感もひとしお。

また、ギミックの解き方が一通りではないものもあり、工夫して解決法を探すのも楽しい。しかも、強引な進み方でも許容してくれる懐の深さもあり、細かい部分まで調整されたゲームデザインやバランスに感心しました!

ストーリー・キャラも好き!シリーズへの愛を感じる要素も嬉しい

今作のストーリーである、ドンキーとポリーンの冒険譚も好きでしたね!
購入前にはあまり意識していなかったポイントでしたが、素直に「良かった!」と思いました。

内気だけど歌うのが好きな少女ポリーンと、バナナ大好きで優しくパワフルなドンキーが、地上へ戻るための方法を探す旅に出る展開はワクワクしました。

ポリーンが少しずつ自信を持って歌うようになる姿、優しくポリーンを見守って元気づけるドンキーのコンビが最高!
ムービーシーンの表情が豊かだし、ポリーンには日本語ボイスが付いていて、往年の冒険アニメを見ているような王道の面白さと感動がありました。

また、シリーズへの愛やリスペクトが散りばめられている要素にも、驚きと嬉しさが込み上げました!
歴代ドンキーシリーズに触れたことがあるなら「おおっ!」と思う仕掛けもあってたまらない!

例えば、スーパーファミコンの『スーパードンキーコング』を模したステージが登場したときには、再現度に驚いたと同時に懐かしさが溢れて、感情が昂りました!

歴代シリーズ作品を知らなくても問題なく楽しめる内容でありながら、知っていると思わずニヤリとできるバランスでナイス!

過去のドンキー作品を遊んだことがある人にも、ぜひ直接体験してほしい作品だと感じました!

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気になった点

場所によっては視点が悪くなるときがある

場所によってはカメラアングルが分かりづらく、視点が気になるときはありました。

地中をどんどん掘り進んでいると、カメラが近いのか今の状況がちょっと分かりにくいなと思った瞬間がありました。

ドンキーは壁も登れるので機動力が高い分、気にせずに360度ガンガン破壊して進むと「ここどこ?」ってことになったり、進行方向に迷ったことも時々ありました。

個人的には許容範囲ですが、3D酔いしやすい人は少し注意した方がいいかもしれません。

敵キャラの種類はもう少し欲しかった

敵の種類は似た系統のものが多く感じ、もう少しバリエーションがあるとさらに嬉しかったです。

ボスバトルに関してはバリエーションを感じましたが、道中の敵では「またこいつか!」と思うことがあり、倒し方にパターンが見えてしまったのは少々単調に感じました。

後半になると種類も増えてきた印象はあります。ただ、ステージギミックが多彩だった分、道中の敵も種類がもっとあれば、個人的にはさらに満足できたと思います。

複数のバナンザ能力を切り替えて進む機会は少ない

欠点ではありませんが、バナンザ能力を次々と切り替えながら進んだり、戦う機会がもっと欲しかった気持ちはあります。

「このステージでは、このバナンザ能力を駆使する」といった展開はしっかり用意されていますが、状況に応じて次々とバナンザを切り替え、「全バナンザを駆使して挑む!」という展開は少なめに感じました。

切り替えが多くなると難易度が上がってしまう面もあるので、このあたりのバランスは難しそうですが、今まで得た能力を全部使って進む終盤の展開は盛り上がりを感じただけに、もっとプレイしたかった!

僕自身、終盤はゾウバナンザばかり使っていたし(逆にシマウマバナンザはそこまで使わなかったり)、バナンザによって使用頻度がばらける面はありました。

まだまだ、バナンザ能力を活かせるポテンシャルは感じたので、DLCなり続編なりで遊べたら嬉しいですね!

まとめ

破壊アクションの気持ち良さと探索の面白さを見事に両立させた傑作3Dアクションゲームでした!

実際に360度ほとんどの地形を破壊できる体験は非常に衝撃的で、これまでの3Dアクションゲームに対する固定観念まで破壊されるよう!
シンプルながら直感的な爽快感があり、今作ならではの大きな魅力に感じました。

地中を含めたフィールド全体を活かした探索要素は発見の連続!
進むたびに新しい何かがあるようなワクワク感があり、ついつい夢中になってプレイしたくなる楽しさに満ちていました。

ドンキーとポリーンを中心とした王道の冒険ストーリーの魅力や、シリーズ作品への愛やリスペクトを感じる要素の数々も注目ポイント。

Switch2のスペックを活かした綺麗なグラフィックも見どころで、大満足のドンキーコングシリーズ最新作でした。
新ハード発売1か月ほどでこれほどの作品を出せることに驚き!

3Dアクションゲームとしての完成度も高く、Switch2を持っている方にはぜひおすすめしたい1作!

Switch2なら『マリオカートワールド』も盛り上がるタイトル!

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