『星のカービィ ディスカバリー』感想・レビュー|3Dアクションのお手本ような丁寧な良質アクション!幅広い層におすすめできる新作カービィ【Switch】

ゲーム感想・レビュー
引用元:公式ストアより引用
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Switch『星のカービィディスカバリー』クリア!

カービィ初の3Dアクションゲームという触れ込みでしたが、全体的なクオリティが高い!

アクションゲーム好きだけではなく、ゲーム初心者や久しぶりにゲームをプレイする人にもおすすめできる非常に間口の広いゲームでした

随所にプレイしやすい工夫や飽きさせない工夫があり、最後まで快適に楽しめて面白かったです。

やり込み要素や収集要素もちょうど良く揃っており、プレイした満足度は高い!

グラフィック面でも歴代カービィシリーズからパワーアップしており、廃墟や海辺の島、密林や火山など、ロケーションが豊富で冒険感が味わえました。

そして何と言っても、カービィがかわいい!

グラフィック面が強化されたこともあって、カービィのポヨポヨ感も向上!

ワドルディやエフィリンといった仲間キャラだけでなく、敵キャラも含めて愛嬌のあるキャラが多く、ポップな世界観が楽しかったです。

ボリュームはクリアだけなら10〜20時間くらい。

収集要素等も集めると30時間以上かな。
適度なやり込み要素もあるし、アクションゲームとしてちょうど良いボリューム感でした。

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概要

機種:Switch
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション
発売日:2022/3/25

公式サイト

星のカービィシリーズ初の3Dアクション作品。

難易度は難しめの「ワイルドモード」と体力増加などやさしめの「はるかぜモード」があり。
僕は「ワイルドモード」でプレイ。

基本的に携帯モードでプレイしましたが、動作が重い場面やグラフィック面で気になる場面などは個人的にありませんでした。

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良かった点

幅広い層が遊べる&飽きさせない絶妙バランスの3Dアクション

紹介映像より

プレイヤーが遊びやすい調整が色々施されていて、かなりプレイしやすかったです!

カメラワークが自然とちょうど良い感じのアングルに調整されるのがありがたい。

3D系のアクションゲームだと、スティック操作による視点操作を行うゲームが多いですが、今作は視点の操作がなくてもプレイしやすいアングルになるのでやりやすい。

右スティックで視点を多少動かすことができるのですが、基本的にはアングルが固定されているため進む方向に迷うということもほとんどなし。

アングルが決まっているので、ステージ上の派手な演出を見せる場所もあって非常にワクワクしました。

攻撃の当たり判定が多少緩くなっている点もプレイしやすさに繋がっていたと思います。

カメラアングル的に「攻撃が当たっていると見える場合は攻撃判定が当たったことになる」というシステムが搭載されているとのこと。

「なんで攻撃当たってなかったんだ?」と理不尽さを感じることがほとんどなく、自分のプレイングに納得感があり、ストレスは少なめでした。

他にも、空中を数秒間移動できる「ホバリング」や「吸い込み」の範囲の広さ、「吐き出し」攻撃は多少ホーミング効果があるなど、従来のシリーズにあったアクションも3Dアクションをプレイしやすくする効果的な要素に感じました。

コピー能力アクションはワンボタンながら、能力によって異なるアクションを楽しめるシリーズ特有の魅力はもちろん、コピー能力の進化によって技が強力になっていくのも楽しい!

技やカービィの見た目も変化するので、ゲーム後半になっても新鮮さが味わえて良いシステム。

紹介映像より

今作で登場するほおばりヘンケイもプレイ感が変わって飽きさせない面白さがありました。

「くるま」にへんけいすれば、車となって敵を弾き飛ばしたり壁を吹き破ったりする豪快なアクション。

「じはんき」にへんけいすれば、自販機となって缶ジュースを発射するちょっとしたシューティング気分。

などなど、バリエーションのあるアクションを楽しめて、とても良い要素!

(「みずふうせん」のアクションは、水を放出して泥を綺麗にするのが『スーパーマリオサンシャイン』感があって好き)

リプレイ性や収集要素によって繰り返し遊べるちょうどいいボリューム感

紹介映像より

繰り返しステージを遊べる要素や収集要素が楽しい

ステージごとに用意されたいくつかの「ミッション」、特定のコピー能力を駆使してタイムアタックを行う「トレジャーロード」、ワドルディを増やしていくことで発展していく町づくり要素、フィギュア集め、ミニゲーム……などなど。

各ステージごとにミッションが用意されており、ステージを探索したり、特定のアクションを行ったりと、ただステージをクリアするだけではない楽しみがあるのはやりこみがいがある!

特定のコピー能力を駆使して、用意されたステージでゴールまでタイムアタックを行うというトレジャーロードも熱い!

設定されているタイムが絶妙で何度も挑戦したくなります。

一度目ではタイムをギリギリ切れなくても、何度かプレイすることでコース取りやコツを理解し、タイムを縮めていくのは楽しい。
何度も繰り返してレコードを更新した時の達成感は大きかったです!

ストーリーのクリア自体は10時間ちょっとくらいで、収集要素を極めたい人はそこから時間をかけられるというボリュームは、アクションゲームとしてちょうど良いボリュームだと感じました。

グラフィック面の強化&カービィがかわいい!

紹介映像より

なんと言ってもカービィが可愛い!
これは今作の欠かせない魅力の一つ!

グラフィック面が従来のカービィシリーズから強化され魅力が増していました

カービィをはじめ、ワドルディや敵キャラクター達にも愛嬌があり、そのおかげか世界観が全体的に明るくて楽しかったです。

お馴染みの敵キャラ(スカーフィとかゴルドーとかソードナイトとか)はもちろん、今作で登場したガルルフィも動物っぽさをちょうど良くデフォルメされていて可愛い!

毛のふさふさ感も表現されています。
個性的な敵キャラが多く、印象に残りました。

カービィは1アクション1アクションがぽよぽよしていて可愛いし、ホオバリヘンケイによって、とんでもないビジュアルになるのも衝撃的。

PVでも思いましたが、くるまほおばりのカービィの引き延ばされっぷりがインパクト抜群!

細かい部分まで制作陣のキャラクターへの愛情を感じました。

紹介映像より

ステージの景色もとても綺麗。

荒廃した建築物や密林、海辺の島や火山など、背景のバリエーションが豊富かつ綺麗なので、冒険感が味わえて非常にワクワクしました。

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気になる点

コピー能力の進化を行っていないと、後半部分の難易度は少々高めかも

後半ステージになると中ボスとの連戦や敵キャラも強めになってくるので、コピー能力を強化していないと、少々難しめに感じるバランスだと思いました。

コピー能力の強化技が強いので、それに合わせたバランスだと思います。
個人的にはコピー能力強化しなくてもサクサク進めるバランスの方が、より間口が広がってプレイしやすかったかも。

難易度抑えめの「はるかぜモード」もあるため、決して初心者はクリアできない難易度というわけではないと思うので、ここら辺は好みかと。

クリア後のステージはなかなか歯ごたえありで、良い手ごたえでした。

コピー能力進化はもっと進化段階ほしかった

コピー能力進化は3段階用意されていますが、すぐに3段階目まで達してしまったので、欲を言えばもう少し進化段階があると嬉しかったです。

「このコピー能力、進化したらどんな技になるんだろう?」という楽しみもプレイ意欲に繋がったので、もっとコピー能力進化させたいな!って正直思ったところ。

コピー能力は、従来のカービィシリーズで登場していたものが今作には登場しないのもあるので、次回作やアップデートがあれば追加されたコピー能力も見てみたい。

まとめ

紹介映像より

カービィシリーズ初の3Dアクションとは思えないくらい、あらゆる点が丁寧につくられたクオリティの高い3Dアクションゲームでした!

3Dアクションに慣れていない方でもプレイしやすい、よくできたゲームバランスはさすが!

ロケーションが豊富なステージやコピー能力によって大きく変わるアクションなど、飽きさせない工夫が色々見られて最後まで楽しく遊べました。

アクションゲームが好きな人・久しぶりにプレイしたい人・初めてプレイする人……色々な人におすすめできる一作!

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