ちょっと前に映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』を観てきました!
僕は新宿バルト9で鑑賞。口コミによる人気の広がりなどによってロングラン上映されており、3月現在でも上映中です。
次々に描かれる心湧きたつアクションシーンに痺れまくり!
狭い空間で行われるダイナミックで立体的なアクションや、もはやジャンプ漫画かと思うくらいの強さを見せる強敵との激闘など、熱いバトルシーンばかりで食い入るようにスクリーンを眺めていました!
緻密に作り込まれた「九龍城砦」のセットも今作の大きな魅力。この舞台を最大限に活かしたアクションやストーリーがとても面白かったです。
さらに登場人物1人1人が濃いキャラばかりで魅力的だったのも良かった!
若手からベテランまで俳優陣の演技が光り、少ない登場シーンのキャラでも鮮烈に印象に残ります。物語が進むにつれて、主人公と仲間達の絆や敵との因縁が深まっていく展開もドラマティックで熱い。
特に龍(ロン)兄貴は超素敵なイケオジすぎました……!
映像の迫力や臨場感ある打撃音など、劇場での鑑賞はおすすめ!
アクションシーンの魅力が倍増します!
ネタバレは極力避けていますが、一部内容に触れているところがあるので注意
概要
香港映画史上歴代No.1大ヒットを誇り、第97回アカデミー賞の「国際長編映画賞」の香港代表として選出された話題作。
かつて無法地帯として知られ、超高密度の建築群が有名な「九龍城砦」を舞台にした物語。様々な作品の中で登場することもある九龍城砦を、今作では約10億円をかけてセットを作り、細部まで緻密に再現!
組織に追われ、九龍城砦へ逃げ込んだ若者「陳洛軍(チャン・ロッグワン)」が、九龍城砦で出会う人々との絆と友情、数奇な因縁、やがて挑む強敵との激闘を描いた香港アクション。
監督はソイ・チェン。キャストはルイス・クー、サモ・ハン、リッチー・レン、レイモンド・ラム、フィリップ・ンといった勢いのある若手から数々の香港映画に出演した大ベテランが集結。
さらにアクション監督には、実写版『るろうに剣心』シリーズなどでもアクションで高い評価を得た谷垣健治が担当しているのも注目!
ストーリー
九龍城砦(きゅうりゅうじょうさい)――かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。
公式サイトより
80年代、香港へ密入国した若者、陳洛軍(チャン・ロッグワン)は、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、運命に導かれるように九龍城砦へ逃げ込む。そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍たちはそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む――。
感想

もの凄い熱量の香港アクション映画でした!
見ごたえ抜群のとんでもないアクションシーンの連続に終始思わず大興奮!
今作の舞台「九龍城砦」の地形を活かした狭い場所でのアクションや周囲にある物を使ったバトルは、スピーディーかつダイナミック。
人1人がすれ違えるかどうかの狭さの場所で、壁などを使いながら上下左右に立体的に動き回り、瞬時に攻防が入れ替わる臨場感が半端ない!
迫力のあるカメラアングルなど見せ方も素晴らしく、息もつかせぬアクションに没入しっぱなし。
時にはそこらの壁から出ているパイプのようなものを引っこ抜いて力づくで曲げて武器にしたり、棚を使って集団をまとめてなぎ倒したりと、シチュエーションに応じた戦いのバリエーションがあって面白かったです。
そして仲間達との共闘といった「こういうの良いよね!」って展開を盛り上がりどころでちゃんと見せてくれるのも嬉しいポイントでした!

そして綿密に作り込まれた九龍城砦のセットがすごい!
違法建築物としかいいようのない、入り組み雑多とし、そこらじゅうに電線が伸びていたりと空間のビジュアルはインパクト抜群。
なかなか他の作品だと見られない光景が広がっていて、最初から最後まで独特の存在感を発揮する舞台でした。
そのような場所に多くの人が住んでおり、様々な店や住居が密集しながらも活気があり、住人が商売や生活を営んでいる様相が印象深かったです。
九龍城砦に流れ着いた主人公「陳洛軍(チャン・ロッグワン)」が、店の手伝いや住人たちとの交流を重ねていく中で、徐々に周囲から受け入れられていく過程が心温まる展開で好きでしたね。
アクション以外にドラマ部分もストレートな面白さがあって良かったところ。
始めは敵意を向けられていた相手が、ある出来事を共に解決したことから仲間同士の絆が強くなっていく展開が丁寧に描かれていたり、九龍城砦のリーダー「龍捲風(ロンギュンフォン)」と陳の師弟のようで父息子とも見えるような関係がたまらない。
全体的にターゲット層が高めの少年バトル漫画的なテイストの熱さを感じましたね。そこに、年上世代の因縁と今を生きる若者世代の絡み、組織同士による九龍城砦のリーダー争いといった香港ノワールの雰囲気など、様々な要素が上手く混ざっていてちょうどいい内容でした。

登場人物はみんな個性的で、それぞれのアクションをバリバリ見せてくれるので良いキャラばかり!
今作は登場する人物が大体戦闘が強く、「かませかと思ったらお前も強いんかい!」の連続。一戦一戦の激闘に心が沸き立ちます!
ジャンプ漫画かといわんばかりの現実離れした強さを誇る人物もいて、良い意味で漫画的なぶっとんだバトルを楽しめました!

PVでも登場するけど、気功術がこんなに強い作品はなかなか見たことない。気功術をマスターしたら刃も身体を通らないし、ダメージが効かないとかヤバすぎる!
僕が中学生の頃に今作見てたら、気功術学んで「硬直!」ってやってたかもしれないね。
実写映画をあまり観ないアニメ好きの人なども楽しめる作品だと思います。

登場人物で個人的に一番好きだったのは龍兄貴!
グレーの髪型をオールバックにした渋いおじ様。
床屋を営む店主かと思ったら、実は九龍城砦のリーダーを務める実力者とか魅力的な要素が多すぎ!
序盤の登場シーンのインパクトがまず凄かった
床屋に入り込んできた陳に人質にされそうになった時、自分の吸っているタバコを空中に放り投げ、その間に陳をぶっ飛ばし、そしてタバコが地面に落ちる前にキャッチして吸い直すという一連の動作が強すぎる。
この時点で「あ、この人は只者じゃないな」と思わせるオーラを感じましたね。
戦闘はめちゃくちゃ強いし、九龍城砦の住民たちを守る漢気や死闘を生き抜いたからこその厳しさはありつつ、ときどき気さくなところを見せてくれるのも良い!
カリスマ性があってカッコよく、まさに兄貴って感じの佇まい。ルイス・クーさんの見事な演技で表現されていました。
今作は全編ほぼ男しか出ないけど、むさ苦しさというよりは爽やかなくらいの雰囲気。
特に主人公含む若者たちのフレッシュな演技やアクションが冴えわたっていて、ここもまた魅力。
年上世代から若者世代へ受け継がれていく展開も熱かったです!

全編熱い内容でありながら、エンディングはノスタルジックな余韻が漂うのも印象深いポイント。
時代の流れによって九龍城砦の取り壊しが迫る中、かつてあった熱狂的な時代の一区切りを描いたようなノスタルジーが込められていて好きでしたね。
九龍城砦っていう舞台が不思議と人を引き付ける魅力に満ちた場所なんだと、強く感じました。

とても面白い香港アクション映画でした!
出血表現はあるけどそれほどバイオレンスすぎないバランスはむしろ見やすかったです。
公開館数がそれほど多くないのがもったいないものの、口コミによる人気などでロング上映されているので、興味あればぜひ劇場に行ってみてください!
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