LIVE STAGE『ぼっち・ざ・ろっく!PARTII 秀華祭』感想|楽しさに満ちたぼざろ舞台続編!ライブパートの臨場感もすごい!【舞台ぼっち】

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先週の平日に、「ぼっち・ざ・ろっく!」の舞台イベントLIVE STAGE『ぼっち・ざ・ろっく!PARTII 秀華祭』を観てきました。
終始、楽しさと興奮に満ちた舞台で面白かったです!

漫画やアニメも大人気の『ぼっち・ざ・ろっく』の舞台版。
2023年に公演され人気を博したPart1の再演と、「秀華祭」周辺のエピソードを中心とした新作Part2が2024/9/7~9/23の期間にTHEATER MILANO-Zaで上演されました。

僕が行ったのは平日昼の回。
以前『ささ恋』の舞台に行ったこともあって舞台への興味が増していたタイミング。
『ぼっち・ざ・ろっく!』は好きな作品の1つだったので舞台版も見てみようと思い、足を運んでまいりました!

当初チケットを取っていた日程が中止になったので「縁がなかったかな……」と諦めかけていましたが、Youtubeのアニプレックス公式チャンネルでPart1の公演が期間限定配信されてるのを視聴し、「やっぱり見てえ……!」と思い至って運よく購入できた平日の回で観てきました。

上演会場のTHEATER MILANO-Zaに行くのは今回が初めて。
会場付近にあるTOHOシネマズ新宿とかには寄ったことあるんですけどね。
会場に着いた時に「ここのことだったんだ!」とちょっと驚きました。まだまだ行ったことない場所がたくさんあるなあ。

会場には20分ほど前に到着。座席は1階の端っこでした。
2階席の様子はよく見えませんでしたが、見渡す範囲では座席はほとんど埋まってい記憶。
平日昼という時間帯なのでもっと空いていそうだと思っていましたが、さすがの人気っぷりでしたね。

舞台版の内容に一部触れるので、気になる方は注意!

めっちゃ楽しい舞台でした!
舞台ならではの演出や演者さんの抜群の演技に思わずクスっと笑える瞬間が多々あったし、一転、ライブシーンでは臨場感満点のバンド演奏を会場で浴びられて、一気にステージに引き込まれる熱狂を味わえました!

ストーリーについては、原作の秀華祭周辺のエピソードに結構忠実に描いていた印象です。
劇場総集編の後編で扱っている部分と大体同じ範囲。ちょっと前に劇場版を観てきたこともあり、記憶に新しい物語だったので馴染み深かったですね。

元々面白いストーリーですが、舞台版はさらにコミカル要素が足されていた感じ。
舞台ならではの演出が凝っていて楽しく、アニメや映画じゃない生身のステージだからこその、演者さんの演技や小道具や映像を用いた演出が映えていました。

むしろ、劇場版よりも舞台版の方が結束バンドの日常パートが拾われていたくらい。(江ノ島とかのやりとりとか)
コミカルな掛け合いや展開をたくさん見ることができたのが楽しかったし、結束バンドや周辺のキャラとの掛け合いの楽しさもぼざろの魅力の1つだと思うので存分に味わえて良かったです。

また、劇場版は劇場版ならではのテンポの良い構成など面白いポイントは多いので、同じストーリーを題材に別の媒体で表現することで生まれる違いを味わえたのも、楽しかったし興味をそそられた部分でもあります。
メディアミックス作品ならではの楽しみ方ですよね。

舞台版では、ぼっちちゃんのイマジナリーフレンドが登場するのが大きな特徴でもあり面白味!

舞台版を見たことない人には何言ってるかわからないかもしれないけど、ステージ上に後藤ひとりの他に姿恰好がそっくりなイマジナリーぼっちちゃんが4~5人くらいいるんですよ!
(まあ、ぼっちちゃんならイマジナリーフレンドがいても謎の納得感はある)

ぼっちちゃんの心情に合わせて、ステージを自由に気ままに動き回る複数のイマジナリーぼっちちゃんのインパクトは抜群。1人1人が愉快な行動をしているので、忙しないくらいに楽しい!

クスっと笑えるシーンがつるべ打ちのように登場したり、観客や他キャラとも絡むメタっぽい演出もあって会場が一体になって楽しめる感覚は新鮮で面白かったです。
演者さん達のアドリブのセンスや演技力が光っていました!

バンドシーン以外にも歌やダンスパートがあるのも印象に残りました。
原作の内容というよりも舞台ならでは楽しさや臨場感といった感じを味わえて、こういう目の前で繰り広げられるショーを生で楽しめるのはワクワクさせられるなと。

あと、演者さんの見た目から佇まい、演技まで見事でした!
ぼざろのキャラがそのまま出てきたんじゃないかって思うような人もちらほら。

後藤ひとり役の守乃まもさんや山田リョウ役の小山内花凜さんとかは「わあ、本物だ!」と一瞬思っちゃうくらいはまり役に感じました。

守乃さんの陰キャっぽさがまさにぼっちちゃん!でも演奏の時はかっけえんだ。
小山内さんも雰囲気やふるまいでこれほどまでに山田リョウと感じさせるのは見事な表現。山田リョウ現実におったとは。

他にも、伊地知虹夏役の大竹美希さんの明るさとドラムでみんなを支える姿にも感動したし、喜多郁代役の大森未来衣さんもコミカルなシーンもグッとくるシーンも演じていて凄いし、何より歌が上手い。
配信で見ていたから上手いとは知っていたけど、現地で聞くと圧巻でした!
結束バンドみんな良かったな。

舞台ならではの演出が凝っていたのに加え、演者さんの抜群の演技によって笑える瞬間がたくさんありましたね。
後藤家ファミリーがあれほどはっちゃけるとは思わなかった!

そして、ライブシーンも臨場感があってめっちゃ良かったです!
コミカルな演劇から一転、バンドサウンドが会場内に響き渡りテンションは最高潮!

演者さんがそのまま演奏してくれるので没入感が半端ない。演技も演奏もできるのとんでもないな……!

演奏のクオリティも良いのにプラスして、ストーリーから一連の流れで演奏に入るのでスムーズに盛り上がり続けられて、ライブにじっくりと浸れました。

Part2では廣井きくりさんの所属する「SICK HACK」の演奏シーンもあり、一気に引き込まれる!
あんな難しい楽曲を演奏しながら歌いこなしていて、さっきまでのんべんだらりとしていたきくりさんがめっちゃ格好良く見えて、緩急が凄まじかったです。

サイケデリックな楽曲が響き渡り、ステージに呑まれるような感覚で「音を聞け!」といわんばかり。
バンドって実際に聞くとやっぱすごいパワーを感じますね。

それとなんといっても「秀華祭」でのライブは最高でした!
アニメ版や劇場総集編後編でも最高なシーンでしたが、舞台版はまた別の最高が待っていましたね。

元々の流れがすごくエモーショナルな展開ですが、それをリアルタイムで見れるとは!
「星座になれたら」の演奏中にぼっちちゃんのギターの玄が切れてピンチの時に喜多ちゃんがギターソロを奏でるって感動的なシーンが目の前で展開されるのは圧巻。

展開は知っているはずなのに、それを本当に演奏しながらやり遂げる姿にたまらず感動しました。
まるで観客が「秀華祭」のライブを観ている生徒たちのよう。
ぼざろの世界に入ったような不思議な感覚と高揚感は忘れられない体験でした。

物語の幕が閉じた後には3曲ほどミニライブがありました。
事前情報を殆ど入れずにいったのでミニライブがあるとは思ってなかったので驚きと歓喜でいっぱい!

演奏が重なり合いが見事で本当にバンドのライブに行ったかのような感覚。
改めて「星座になれたら」のフルを演奏してくれて、好きな曲だったのでとても嬉しかったです。

僕は声優さんの方の結束バンドのライブは実際に見たことなかっただけに(チケットが当たらないのよ……!)、実際に結束バンドが目の前で演奏している瞬間を初めて見れたことは感慨深かったです。

以上が僕の感想です。
最初から最後まで楽しくて大満足でした。行って良かった……!

実写や舞台が少々苦手な人もいるとは思うのですが、ちょっとでも興味がある人は一度観てみてもらいたいような気持ちになりました。

原作を丁寧に表現したストーリーが良いと感じるのに加え、それだけじゃなく舞台ならではの演出や見せ方が全開だったのも個人的に好きなポイントでした。
せっかく媒体が異なるなら、その媒体ならではの魅力を発揮してくれる方が興味を刺激されるので、舞台版ぼっちはそういう意味でも面白かったです。

先ほど公式サイトを確認したら、「PARTⅡ初日公演+千秋楽2公演の計3公演に加えて、千秋楽公演(PARTⅡ)全景映像と舞台版結束バンドの座談会が視聴できる《特典映像付き》ディレイ配信フルセットチケット」というものが9/27(金)18時~10/26(土)15:00より販売されるとのこと。
BDも今後発売予定みたいです。

とても良い舞台だったので興味のある方はぜひ見てみてください!
僕も千秋楽公演見たいんだよなあ~。

PartⅡ舞台版と同じ範囲の物語が描かれる劇場総集編後編も面白かったです!

劇場総集編前編の感想はこちら

『ささ恋』の舞台を観て舞台への興味が高まったんですよね

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