映画『BLUE GIANT(ブルージャイアント)』感想|圧巻の演奏と音楽に心震える、熱くなる!青春と情熱に満ちた傑作ジャズアニメ!

アニメ映画
引用元:公式予告編より
当サイトではアフィリエイト広告を使用しています

映画『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)観てきました!

ジャズを題材にした音楽アニメ映画。

僕はジャズにあまり詳しくないのですが、作中のジャズシーンが圧巻で、観ているうちに自然と胸が熱くなり、思わず泣きそうになる感動がありました!

「可能なら映画館(もしくは音響の良い環境)で観てほしい!」と素直に思った一作!

スポンサーリンク

映画『BLUE GIANT(ブルージャイアント)』概要

概要

公式サイト

漫画『岳 みんなの山』の石塚真一が、2013年から「ビッグコミック」で連載している「BLUE GIANT」が原作。

世界一のジャズプレーヤーを目指す青年「宮本 大(みやもとだい)」を中心とした、熱く・感動的なストーリーや音楽シーンの圧巻の表現力など、シリーズ累計部数は890万部超える人気を誇り、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第62回小学館漫画賞(一般向け部門)など多数の評価も受けている大ヒット作品が初の映像化。

監督は「モブサイコ100」シリーズ、劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』などを手掛けた立川譲。

脚本は連載開始前からの担当編集者で、現在はストーリーディレクターであるNUMBER 8が担当。
アニメーション制作は『幼女戦記』『デカダンス』などのスタジオ・NUT。

声優は、山田裕貴・間宮祥太朗・岡山天音など数々の映画で活躍する俳優陣が担当。

映画音楽は、世界的なピアニストの上原ひろみが担当し、主人公たちのオリジナル楽曲の書き下ろしや、劇中曲含めた作品全体の音楽も制作。

サックスは、バークリー音楽院時代からアメリカを拠点に活躍し、最近ではDREAMS COME TRUEとの共演などでも注目される「馬場智章」が演奏、ピアノは「上原ひろみ」自身が担当、ドラムの演奏はmillennium paradeへの参加や、くるりのサポートメンバーとしても活躍する「石若駿」が担当と、第一線で活躍する奏者たちが演奏しているのも見どころ。

ストーリー

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大(ミヤモトダイ)。
雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。

卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二(タマダシュンジ)のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈(サワベユキノリ)と出会う。

大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。

楽譜も読めず、ジャズの知識もなかったが、ひたすらに、全力で吹いてきた大。幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈。初心者の玉田。

トリオの目標は、日本最高のジャズクラブ「So Blue」に出演し、日本のジャズシーンを変えること。
無謀と思われる目標に、必死に挑みながら成長していく “JASS”は、次第に注目を集めるようになる。
「So Blue」でのライブ出演にも可能性が見え始め、目まぐるしい躍進がこのまま続いていくかに思えたが、ある思いもよらない出来事が起こり……

情熱の限りを音楽に注いだ青春。その果てに見える景色とは――。

公式サイトより
スポンサーリンク

ネタバレなし感想

公式予告編より

「凄い映画を観た……!」と鑑賞後、放心状態になったくらいとても良かったです!

まず圧巻の音楽描写に惹き込まれました!

僕はジャズに関して詳しくないのですが、作中で描写される演奏シーンには、自然と心が熱くなり大きな感動を受けました!

ジャズが知らない人が見ても「ジャズって熱いなあ……!」と魅力の一端を味わえるパワーがあり、観終わったあとにはジャズに対して興味が湧くような面白さがありました。
音響面へのこだわりを感じ、それぞれの楽器の音が絶妙に伝わってくるので、音楽の魅力が存分に発揮されていたように感じます。

作中で演奏される楽曲は素晴らしく、初めて聞いても思わずノッてしまいます。
耳に残るメロディで、鑑賞後にもサントラで楽曲を聴き直したくなりましたよ!

ストーリーは王道の展開ながら音楽青春ものとして良くできており、構成も上手くまとまっていて自然と登場人物たちに感情移入できました。
余計な恋愛要素などはなく、音楽に全てを懸ける大学生世代の人の姿が描かれていて熱い。

メインとなるキャラクターは3人いて、それぞれの人物の成長・葛藤の様子が上手く描かれています。
キャラごとの性格や描かれるドラマが異なっていて、どのキャラも自然と応援したいと思うし、胸が打たれるシーンも多数で泣きそうになったところも。

2時間ほどの限られた尺の中で、3人がそれぞれ主人公のように感じるバランスで描いており、構成の巧みさを実感しました。
余計なシーンはなく、スマートにまとめられていましたね。

演奏シーンの演出も見ごたえがあり、静と動を表現したアニメーションならではの演出が凄い!!
楽曲のクオリティが高いのはもちろん、映像内容も登場人物たちの熱情を見事に表現しています。

楽曲と映像の組み合わせが絶妙で、演奏に引き込まれてトリップ状態になるような感覚を味わえて凄かったです!

思わず画面に目が釘付けになるレベル!

まるで「夢を見てたのかな……」ってくらいの衝撃。
初見の時は、「凄かったのは覚えているんだけど、具体的にどういうものを見たのかぼんやりとしか思い出せない」ような不思議な体験を味わえて強く記憶に残りました。

公式予告編より

気になる点は、演奏中だけキャラクターが3Dで描かれる点。
普段のシーンとのギャップがあり、序盤のうちは少々慣れなかった部分でした。3Dモデルのクオリティもあまり高くないのも、ギャップに繋がったかな。

ただ、それ以上に演奏シーンが圧巻だったので、トータルではそこまで気にならない。
良いところが圧倒的に上回りました!

初見の際は鑑賞後に、感動が大きすぎて作品のことを考えながら街中を30分くらいウロウロしてしまいました。
言葉にできない巨大な感動が渦巻いて、自分の中で上手く咀嚼できず、むしろ咀嚼しないでそのままひたっていたいような感覚。

鑑賞後の感動を文章で伝えるには正直限界があるので、「とりあえずみんな観に行ってほしい……!」という気持ちになってしまうくらい凄く自分に刺さった映画でした。

演奏シーンの魅力を存分に味わえるので可能であれば映画館で観るのがおすすめ!
できれば音響の良い映画館だと、より良い作品体験が味わえると思います。

配信などで視聴する際でも、できれば音響が良い環境で見たほうが、魅力が増すのでおすすめ!

試合シーンから目を離せなかった傑作映画ならこちらも

テンポの良い構成のアニメならこちらも良作でおすすめ

同時期にアマプラに追加される作品ならこちらも

その他の映画感想はこちら

映画感想
「映画感想」の記事一覧です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました