『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』感想|令和最新版ゴジラは怖い!ドラマパートは好みが分かれるかもしれないが、迫力と見ごたえは十分!【アマゾンプライムビデオで配信中】

映画感想
引用元:公式サイトより
当サイトではアフィリエイト広告を使用しています

映画館で『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』観てきた感想です!

怪獣映画の金字塔ゴジラシリーズの最新作。
日本国内で大ヒットした前作『シン・ゴジラ』から7年ぶりの新作&事前情報がほとんど伏された状態で公開されたため、期待半分不安半分で映画館に足を運びました。

(個人的に山崎貴監督作品は当たり外れが大きい印象があるので「今回はどうなる……!?」って気持ちもありましたね)

鑑賞した結果として、思っていた以上に面白かったです!
気になる点や好みが分かれる点はあるけど、ゴジラの怖さと迫力を存分に体感できて大満足!

スポンサーリンク

概要

公式サイト

怪獣映画シリーズ『ゴジラ』の最新作であり、ゴジラ生誕70周年記念作品が『ゴジラ-1.0(ゴジラマイナスワン)』
日本で製作された実写版ゴジラの30作目にあたります。

戦後の日本を舞台に、突如現れたゴジラの脅威に対し、戦争を生き延びた人々が懸命に抗う姿を描くストーリー。

監督・脚本・VFXは『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『寄生獣』『アルキメデスの大戦』などを手掛けてきた山崎貴。
『STAND BY ME ドラえもん』や『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』などの話題作も手掛けている方なので、そちらの作品で知っている方も多いかと。

俳優陣は、神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介など実力派が集結。

スポンサーリンク

感想

公式CM【対ゴジラ篇】より

ストーリーの詳細なネタバレは避けていますが、内容に多少触れている箇所があるので気になる方はご注意ください

ゴジラに容赦なく蹂躙される人々や街並みの迫力が凄かったです!
ゴジラが本当に恐ろし
かった……

人間がゴジラに直面した時の「こんなものに人間が敵うわけない……」と思わされる絶望感が伝わり、思わず息を吞む。緊迫感の描き方が良かったです。

『シン・ゴジラ』の時も都市を蹂躙される恐怖がありましたが、『マイナスワン』ではゴジラが人間を認識してしっかりと狙っている感じもあって、また別の怖さがあります。
(『マイナスワン』の方が、より生物っぽい感じがする)

「規格外の生物に狙われる恐怖」があって、モンスターパニック的なスリルも体感できたのは面白い。
R指定作品じゃないので直接的なバイオレンス描写はないのですが、想像させる怖さがあって印象的。

ゴジラと対峙するシーンは何度かありますがバリエーションがあるため、マンネリ感や緊張感が薄れることがなかったのも上手いなと思いました。

地上や海上、都市など、遭遇するシチュエーションが変わることで、ゴジラのいろいろな暴れっぷりや様々な特徴を見せてくれるので、映画全体でゴジラの存在感の大きさに繋がったと思います。

公式CM【生きて、抗え篇】より

VFXも大きな見所で、安っぽさを全く感じさせないクオリティで見事!
ゴジラはもちろん、艦隊や戦闘機とかも含めて見栄えが良く、作品への没入度を高めてくれました。
さらに、映画館の大スクリーン・大音響のおかげで迫力が増して盛り上がる!

ゴジラが光線を放出するシーンも大迫力!
少しずつ背びれが変形して青白く発光する様が必殺技のチャージのようで、「このあと、ヤバい攻撃がくるぞ!」という緊張感がありました。

光線発射後に建物が吹き飛んだあと、少し遅れて巨大な衝撃波が飛んでくる演出も破壊力の大きさが表現されていて凄いインパクト。
ゴジラが登場するシーンは全体的に良かった印象です。

戦後の疲弊した日本が舞台というのも興味深いポイント。

終戦して間もなく、街や人々の傷が癒えておらず、兵器もほとんど残っていない状況にゴジラが襲来してくる嫌すぎる状況。

それでも民間の人々が立ち上がり、自分たちにできることをやろうとして、ゴジラへと必死に立ち向かっていく姿には胸が熱くなりました。
困難な状況にこそ、工夫して作戦を立てる過程も面白かったです。

また、政府側の登場人物がメインだった『シン・ゴジラ』とは異なるアプローチなのも興味深い点。
政府に対する信頼が揺らぎやすい現在の世情ともマッチしている部分はあるのかなと思いました。

公式CM【生きて、抗え篇】より

ただし、好みが分かれそうな点や気になった点もあります。

ストーリーの展開が予想しやすい点や、ドラマ部分での説明調の台詞やオーバーに感じる演技が多いのは好みが分かれそうだし、個人的に少し気になった点。

今作はドラマパートの比重が多いのですが、台詞回しなどに違和感を覚えるところはありました。
自然な演技というよりは、フィクションっぽい演技。場面によっては、少々没入感が削がれる印象を受けました。(これは山崎監督の癖なのかな?)
この手の演技が好みの人もいると思うので、ここは人によるかも。

だけどストーリーに関しては、結構面白かったし感動した部分もあって良かったです。
展開が分かっていてもグッとくる感じ。

個人的に「傷ついた人間がもがきながらも前へ進もうとする展開」は好みなので、僕には合っていましたね。

あと、日本の戦後が舞台となっている点や、時代柄もあって男たちがメインでゴジラに立ち向かう展開が多めなのも、人によっては合う合わないがありそう。

山崎監督作品は好みのものと苦手なものがあることや、ゴジラシリーズは『シン・ゴジラ』くらいしか見ておらず詳しくなかったため、鑑賞前は楽しめるか不安もありました。

でも、ゴジラの迫力溢れるシーンをしっかりと描いており、人々が生きるために協力してゴジラに立ち向かっていく姿をストレートに描いていて良かったです。僕としては満足!

『シン・ゴジラ』も面白かったですが癖の強い作品でもあるので、『ゴジラ-1.0』の方が内容がストレードで人を選ばない気がします。
どちらの作品もアプローチが異なるため、改めて両作品を見比べてみるのも面白そう。

多少気になるところはありつつも、面白い良作!
ゴジラの迫力や衝撃を存分に体感する意味でも、可能なら映画館での鑑賞や大きなスクリーン・音響の良い環境での視聴がおすすめ

最近の邦画だとこちらも面白かったです!

同じ時代のアカデミー賞作品といえばこちらも

その他の映画感想はこちら

映画感想
「映画感想」の記事一覧です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました