映画『ミッションインポッシブル:ファイナルレコニング』を観てきました！
ドルビーシネマの回で字幕版を鑑賞。
3時間近いボリューミーな上映時間で、トム・クルーズの身体張りまくりのスーパーアクションが盛りだくさん！すでに60歳を過ぎているとは思えないほどのハードなアクションの連発。
地上だけじゃなく海や空などあらゆるシチュエーションで、「どうやって撮ったの！？」と感じるダイナミックなシーンにハラハラドキドキ。
複数の場所で状況が同時に進行する演出など、主人公イーサン以外の仲間たちの奮闘ぶりも見せてくれて嬉しかったです。
シリーズ最終作と銘打たれていることもあって、過去作の回想や意外なキャラの再登場なども色々と用意されていてエモい！
僕は過去作を見直さずに鑑賞したので朧げな記憶でしたが、「へえ～！」と結構驚きました。シリーズの象徴的なセリフが効果的に登場したのもグッときたところ！
ストーリーについては好きなシーンはあるけど、展開が粗めに感じた部分もありました。
あちこち世界を飛び回って大掛かりなことをしているけど「結局、今なにが目的なんだっけ？」と思う瞬間があったり、敵キャラとの因縁が伝わりにくかったところはあったかな。
あと、前半の説明部分は個人的にちょっと長く感じました。
でも、そんなことよりアクションシーンが見ごたえあったのでOKです！
中盤以降のアクションの盛り上がり、そしてエンディングの締め方が好みだったので満足。
これだけすさまじいアクションをたくさん見せてくれて、「ありがとう、トム・クルーズ……！」って気持ちでいっぱい！
概要
『ミッション:インポッシブル』シリーズの第8作目であり、シリーズ最終作。
IMFのエージェント「イーサン・ハント」が世界の命運をかけ、不可能とも思えるミッションに挑む。
監督は前作『デッドレコニングPART ONE』に続きクリストファー・マッカリーが務め、脚本をエリック・ジェンドレセンと共同で担当しています。
主演はシリーズおなじみトム・クルーズ！
そして、サイモン・ペッグ、ヴィング・レイムス、ヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティエフ、イーサイ・モラレスらが出演しております。
感想
トム・クルーズの地上・海底・空と様々なシチュエーションでの身体張りまくりアクションが凄かった！
年齢が若くてもハードに思えるアクションを、60歳を超えて演じるトムの姿に脱帽！
まさか還暦を超えてパンツ一丁のアクションを見せてくれるとは！鍛えられた肉体が若々しくてカッコイイ。
シリーズ特有のトム・クルーズ走りで相手を全力で追いかけたり、迫りくる敵たちとの肉弾戦も激しくアツい。なかでも特に圧巻だったのは海底のシーン＆プロペラ飛行機上での戦闘シーン！
PVでも描かれていましたが、実際に観ると相当身体張っていて驚愕と心配でドキドキ！
深海に潜って潜水艦を探索するシーンでは、スピーディーなアクションとはまた違った、息苦しさが伝わるような臨場感にハラハラします。1人しか登場しない場面なのに、刻一刻と変わる状況と緊張感でつい目が離せない！
プロペラ飛行機上での戦闘も危なすぎて頭おかしい！（褒め言葉）
「そんなところで戦ったら危ないよ！」って素朴な感想が浮かぶくらい、ちょっとでも手を離したら大変なことになりそうな迫力あるアクション。
メイキング映像見たら本当にトムが奮闘している様子が映っていて、衝撃的でしたね……！
風圧を思いっきり浴びていて顔や髪が荒れる姿までしっかり見せており、身体を張りすぎていて心配な気持ちと、ここまでのアクションを見せてくれてありがとう……！って気持ちが同時に浮かび上がる。
アクションが超人すぎて「さすがにやりすぎでは！」と思うレベル。
ただ、ストーリーの細かい部分よりも、不可能と思えるアクションを全力で挑んで乗り越える姿こそ、ミッションインポッシブルシリーズの魅力が最大級に詰まっていました。
3時間近いボリューミーな上映時間も合わせて、お腹いっぱいになるくらい満足！
イーサン以外にもベンジーやグレースといった仲間達が活躍するシーンも描かれ、各場所で同時進行で状況が描かれるのがチーム感あって良い。
チーム協力の描かれ方で言うなら『ゴーストプロトコル』が良かった記憶がありますが、協力してミッションに挑むエッセンスを感じられたのは好きでしたね。
全体的に過去作品のオマージュ的な展開があったのも面白いポイント。
シリーズ最終作と称されることもあって、これまでの回想や意外なキャラの再登場といった展開があったのも、シリーズの歴史を味わえてしみじみ。
「この人が再登場するんだ！？」という展開もあったし、おなじみの台詞やBGMがかかるとテンションが高まる気持ちや最終作の寂しさがあって、グッとくるシーンは結構ありました。
ただ、ストーリーについては少し魅力が弱めに感じたかな。
（好きなシーンはいろいろあったけどね！）
世界中あちこちに飛び回って大掛かりなことをしているけど「結局、今なにが目的なんだっけ？」と思う瞬間がたまにあったり、敵キャラとの因縁がいまいち伝わりにくかった部分はありました。
やってることはシンプルだと思うんですが、大規模なアクションをするための理由付けで説明が長くなっていたような印象を受けます。特に前半の説明パートはちょっと長く感じて眠気が……。
敵キャラも悪役なのはわかるけど、どういうキャラなのか深堀は少なめだったように感じました。
ある程度、イーサン達との因縁をはっきり描いてくれた方が、もっとスカッとした構成になったんじゃないかなと思った部分。
（過去作だと『ローグ・ネイション』のオチが好きだったので、そういう展開があったらもっと嬉しかったかな）
それと字幕はちょっと気になる部分！
前作『デッドレコニング』でも感じたけど、世界を滅亡に導くAIである「エンティティ」のことを、字幕版ではずっと”それ”と翻訳されるのは割と気になる。
文字数が多くなるなど理由は色々ありそうですが、毎回”それ”と表現されるのが異質な感じ。
作中でもみんな「エンティティ」と呼んでいるので、翻訳も「エンティティ」で良いんじゃないかなと思いながら見ていました。
ストーリーにツッコみどころを感じた部分はあったものの、それぞれの人物が自ら選択し、困難に立ち向かう姿は胸が熱くなりました。
世界が混沌している現代だからこそ、響くシーンもあって感動しましたね。なんだかんだ好きなところは多かった！
いろいろと書いてきましたが、なによりアクションシーンの凄さで「細かいところはまあいいか！」って気持ちになりましたけどね！
中盤以降のアクションの盛り上がり、エンディングの締め方も個人的に好み。
今の時代には、なかなか見ることのできない全力のアクションをこれでもかと見せてくれて「ありがとう、トム・クルーズ……！」って気持ちでいっぱいになる作品でした。
迫力あるアクションや169分の長い上映時間もあって、劇場で観た方が集中して楽しめるはず。
前作から続くストーリーなので鑑賞する際には前作視聴をおすすめ。特に、シリーズファンはぜひ見届けて欲しいですね！
前作『デッドレコニング』の感想はこちら
近年のトム・クルーズ主演作品は、どの作品も身体を張りすぎていて「ありがとう……！」って気持ちに毎回なってる
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