PS5『真・三國無双ORIGINS』感想・レビュー|爽快感とやりごたえが合わさった絶妙な無双アクション!ストーリーも入り込みやすく、シリーズ入門作にもおすすめ【PS5/XSX|S/PC】

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PS5『真・三國無双ORIGINS』の感想・レビュー!
3陣営のルート全てクリアして、一通り遊びきったので感想をまとめていきます。
※アップデート内容は2025年10月時点のものです

久しぶりに無双シリーズをプレイしましたが面白かった!

敵味方の兵士が何百人と入り乱れる戦場で、敵を一気になぎ倒す爽快感!
そして武将とのバトルでは、パリィやスキル技も駆使して戦う適度な歯ごたえがあり、ただのボタン連打ゲーにならないアクション性があって楽しかったです。

また、今作のストーリーは、記憶喪失のオリジナル主人公の視点で三国志の物語が描かれるため、三国志に詳しくない僕でもスムーズに入り込みやすく、個性豊かな武将たちの魅力を感じられました。
無双シリーズ初めての人にもおすすめ。

細かいけど気になった点としては、マップの地形が分かりにくい箇所があるところや、ミッションによっては1戦がやや長く感じた時はありました。

この記事では『真・三國無双ORIGINS』の個人的に良かった点、気になった点を詳しく紹介していきます!

クリア時間については、1陣営のルートクリアは約30時間、3ルート全てだと50時間ほどでした。ミッションや育成要素をコンプリートするなら、さらに遊べると思うのでボリュームは申し分なかったです!

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『真・三國無双ORIGINS』とは

機種:PS5/XSX|S/PC
メーカー:コーエーテクモゲームス
ジャンル:アクション
発売日:2025/1/17

三国志の武将たちと共に乱世を駆け抜け、大勢の軍勢を相手に一騎当千のアクションを楽しむ『真・三國無双』シリーズ最新作。原点回帰をコンセプトとした作品になっています。

『ORIGINS』では、記憶を失ったオリジナル主人公となり、「黄巾の乱」から「赤壁の戦い」に至る三国志で有名な戦闘に参加。英傑たちを勝利へ導くため戦場を駆け抜けます。

様々な武将と交流するなかで、やがて自身が属する陣営を選択し、戦乱の世で活躍しながら、自身の失われた記憶を辿るドラマティックな物語が描かれるのが今作のポイント。

ハードスペック向上によって、シリーズ最大級の軍団戦を実現した規模感や、リアルタイムで変化する戦況で味方達と協力する戦略性、相手のガードを崩す「武芸」やタイミングよくガードすることで発動する「弾き返し」といったアクションなども搭載し、進化した無双アクションが楽しめます。

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良かった点

一騎当千の爽快感&適度な歯ごたえのあるアクション!

無双シリーズの醍醐味、迫りくる大量の敵をばっさばさと倒しまくるアクション気持ちいい!
ハードスペックが上がったことで、戦場に敵味方ともに大量の兵士が表現。
画面を覆い尽くすほどの兵士達が入り乱れ、臨場感満載の戦場の空気は迫力がすごい!

ステージを普通に進めているだけで撃破数は自然と100を超え、撃破数1000以上を到達することも容易。集団をなぎ倒すアクションが、処理落ちをほぼ感じることなく体験できるのは爽快感抜群でした。
なかでも、無双ゲージが溜まった時に発動できる必殺技「無双乱舞」を発動すると、広範囲の敵を一斉にぶっ飛ばし、一気に戦況を覆せた時はたまりません!

ステージによっては、周囲の味方たちと敵陣へ一斉に突撃するシチュエーションがあり、何百人同士の部隊が激突するときはテンション上がりましたね。
漫画やアニメで見かけたことのある、主人公が先陣を切って「いくぞおおおお!!!」と集団を率いて駆けぬける展開を自ら体験できるのは大興奮!

適度に歯ごたえのある難易度も、やりごたえがありました!
僕はノーマル相当の難易度でプレイしましたが、強敵が登場するステージでは何度かリトライすることもありましたね。

敵武将は体力が多く、強力なガード不能技などを繰り出すこともあります。
武将には「外功」ゲージがあり、ゲージを削ることで相手をひるませて大ダメージを与えるチャンスが生まれます。そのため、通常攻撃や武芸(スキル技みたいなやつ)、弾き返し(パリィみたいなやつ)などを駆使して積極的に削るのが重要。

タイミングよく回避やガードを行いつつ、スキル技などの各種攻撃で攻めまくるアクション性があり、ただボタン連打していれば勝てるといった内容ではない適度な難しさはちょうどよかったです。パリィの判定タイミングがシビアすぎず、比較的発動しやすかったのも個人的に好み。

登場する敵だと、呂布は強すぎてびっくり!
ステージ開始時に一緒に闘っていた仲間たちが気づいたら自分以外全滅していたり、育成した状態で挑んでも何度か負けてしまったりと、作中で語られている通りの強さで「マジかよ……」って思いましたね。その分、倒した時の達成感は格別!

爽快感がありながら、アクション性のあるバトルが楽しめて魅力的なポイントでした。
より簡単な難易度や、より難しい難易度も用意されているので、プレイヤーの腕前で自由に選べるのは良いところですね。

戦況が変化する戦場を駆け回る戦略性

戦場では戦況がリアルタイムで刻一刻と変わるため、どこの戦闘に参戦するかだったり、味方とどのように協力するかが大きなポイント。
臨機応変な判断が求められ、シミュレーションゲーム的な戦略性が感じられました。

ステージの各地で、仲間の軍勢と敵の軍勢がぶつかり合っているので、劣勢になっているところがあればすかさず援護に向かわなくてはいけません。
助けが間に合わず仲間武将たちが倒されてしまうと、自軍の士気が低下し、戦況が厳しくなるので周囲の状況に気を配るのが大事。

マップは広すぎるほどではないけど、移動手段となる馬にはスタミナゲージがあるため、連続で走り続けられないのが絶妙なもどかしさ!
援護に向かうタイミングが遅れたり、遠回りになってしまうと、もう少しで助太刀できそうなところで仲間が倒されてしまう、なんてこともあり「申し訳ねえ……!」って気持ちに。

重要な武将が倒されると任務失敗になってしまう、かといって仲間武将が次々と倒されると敵軍の勢いを抑えられない……という状況の中で、どこを優先して救援に向かうか考える戦略性は面白いポイントでした!

主人公に味方の兵が付いている状態の時には、「戦法」で突撃や防御といった様々な指示が行えるのも今作の特徴。

僕も「騎馬突撃」を指示して、自分が敵の軍隊に飛び込む前に敵をある程度蹴散らしておく、という戦術は結構やりました。ガチガチに防御を固めている相手が崩れた隙に乗じて飛び込み、内側からばっさばっさと倒していくのが気持ちいいのよ!

武器種やスキルの組み合わせで様々なバトルスタイルを楽しめる!

武器やスキルも自由に組み合わせられるため、戦いにバリエーションが生まれ、飽きさせにくいのがナイスな点!

剣や槍、手甲をはじめ、物語が進むにつれて「双戟」や「矛」といった武器も登場し、9種の武器はそれぞれ異なるアクションが用意されていて面白い。
攻撃範囲の広さや手数の多さに違いがあるし、カウンター狙いの武器もあるなど、操作感が思った以上に多様で、自分にとって使いやすい武器を探すのも楽しい要素でした。

武器は店で購入する他に、戦場で敵を倒すとより強い武器や強い特性を持った武器がドロップすることがあり、ハクスラゲー的な要素があるのも魅力。

店で同じ武器を合成して強化したり、別の武器の特性を移したりといったこともできるので、より強い武器を作っていくのも育成としてやりこみ度も高いですね

武芸といういわゆるスキル技も最大4つまで装備できるので、どの武芸を持っていくか考えるのも含めて、どういう組み合わせで戦場へ向かうのか考えるのも面白かったです!

オリジナル主人公視点での三国志ストーリーは入り込みやすい

今作のストーリーは、記憶を失った主人公の視点で進み、どの陣営に属するか選択する流れなので、三国志に詳しくなくてもスムーズに入り込みやすい!
物語の中で様々な武将と出会い、交流を行うことで、各武将の人柄や関係性を徐々に知ることができ、キャラクターに愛着が湧きます。個別に親交を深める「絆イベント」も用意されていますし!

みんな主人公に対して親しく接してくれて、特に男武将からも熱烈な信頼を感じるシーンが多いので「乙女ゲーかな?」と頭をよぎるレベル。今作の主人公、記憶喪失のミステリアス系男子で、クールな佇まいと戦場での圧倒的な強さを見せつけるから、そらそうなるか……!

各武将それぞれ魅力的だっただけに、どの陣営も好感があるから選択が悩ましかったですね!
どの陣営のストーリーも良かったけど、個人的には最後にプレイした曹操陣営が一番好きだったかも。

他の陣営でプレイしたときは最後に立ちはだかる強大な敵みたいな印象があったけど、曹操が見せる、各個人の実力を重視する一貫した姿勢や、冷徹なようで時おり仲間への情が見える瞬間があるのが魅力的。内に秘めた強い志が、ついていきたくなるカリスマ性を感じました。

配下の武将たちも、それぞれが曹操の理想のために実力を発揮し、各個人が奮闘する様子は胸打たれる時もあり、敵として対決したときとのギャップもあって非常に印象的。

魅力的なキャラが多く、どこの陣営に入るかの選択に悩む点も含めて没入度に繋がっていました。周回プレイで異なる陣営の物語も楽しむことができ、やりこみがいも十分!

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好みの分かれる点・気になった点

マップの地形が分かりづらい箇所がある

ステージによっては地形に高低差があるところや細く入り組んだ箇所があり、見た目では行けそうに見えても、実際は進めないといった場面はありました。

全体マップを表示した状態だと、細い道などの細かい箇所が少々把握しづらく、マップを拡大すると別の区域の状況が分かりにくくなるので一長一短。

リアルタイムで戦況が変わり、一刻も早く救援に駆けつけなければいけないシチュエーションが多く発生するのに、「こっちの道は通れないのか!」みたいに足止めを食らうと、ストレスに感じましたね。

そこも含めてゲーム性と感じる人はいるかもしれないけど、個人的にはそこまで入り組んだ道や細い道はなくても良かったんじゃないかなと感じます。
もうちょっとシンプルで分かりやすいマップの方が僕としては好み。

1戦がやや長く感じる時がある

1戦あたり15分から長ければ30分以上かかるステージがあり、一つのミッションがやや長いなと思うときはありました。

特にステージの中盤や終盤でゲームオーバーになりリトライする際はちょっと億劫な時もありました。
闘いを巻き戻して、いくつかのポイントから再戦できるチェックポイント機能はありがたいものの、中盤以降に追い込まれた状況から再開するよりも、結局最初からやり直した方が立て直しが早いと感じることもあります。

1ステージで大きな満足感があるだけに、最初からやり直すことに「またここからやるのかあ……」と感じるステージもあったので、もっとサクッとプレイしたい場面があったのは否めません。

別武将に切り替えられるタイミングをもっと増やしてほしい

ステージでは一緒に行動する「随行武将」を選択できるシステムがあり、専用ゲージが貯まることで一定時間だけ随行武将と操作を交代できます。

随行武将は非常に強力で、技も強くて爽快感は大きいのですが、操作を切り替えられる頻度はやや少なく感じました。

今作は主人公操作が基本なだけに、時には他の武将のアクションも楽しみたいという気持ちが湧き、切り替えタイミングをもう少し増やしてくれたら、なお嬉しかったですね。

まとめ

一騎当千の爽快感&敵武将とのやりごたえのあるバトルというバランスが良く、無双アクションの面白さを堪能できました!

三国志初心者の僕でも入り込みやすいストーリーになっている点もプレイしやすく、無双シリーズ入門作にもおすすめの作品です。

画面一杯の敵を吹っ飛ばす爽快感や、強敵を打ち崩す適度な歯ごたえもあり、プレイしていて気持ちのいいアクションなのは大きな魅力。
スキルやガード、回避といった様々なアクションが用意されているので、単調なボタン連打バトルになりにくいのも良くできています。

ストーリー中に登場する各武将も魅力的に描かれており、交流を深めていくうちに各キャラに対する好感度も上がります。その分、どの陣営に属するかを選択する悩ましさがあり、ストーリーへの没入度も上がっていました。

発売日に購入しながらも積んでしまった時期とか、ボリュームの多さでクリアに時間がかかったこともありましたが、遊びきった満足感と達成感は格別。
無双シリーズの原点に立ち返ることがコンセプトの作品でしたが、完成度の高い良作アクションゲーだったと思います!

2026年1月22日に大型DLCやSwitch2版も登場予定なので、これからも盛り上がりそう。
気になる方はぜひプレイしてみてください!

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