Switchで発売中の『ナビつき！つくってわかるはじめてゲームプログラミング』（以下「ナビつき！」）をプレイ中なので感想・レビュー記事を書いていきます。
本作に用意されているモードとは、ゲームプログラミングを学びながらゲームを一から作っていく「ナビつきレッスン」モードと「フリープログラミング」モードの2種類。
僕は「ナビつきレッスン」モード終盤までプレイしたところです。
「ナビつき！」はタイトル通り、実際にゲームを作っていきながらゲームプログラミングの内容を学んでいく構成。
「説明の分かりやすさ」＆「デザインの親しみやすさ」がよくできていて堅苦しさがなく、想像以上に面白い体験を味わえました。
指示された内容を参考に操作していくカジュアルなプレイ感覚ながら、思った以上に本格的なプログラミングを実践できていることに驚きます。
ゲームクリエイターの気分の一端を味わえるので、ゲーム制作に興味のある方はぜひ！
「ナビつき！」ではノードンという不思議な生き物同士をつなげることでプログラミングを実行していきます。
視覚的に「この部分とこの部分をつなげていけば、こう動くのか」という感じでゲームの仕組みがわかりやすく表示されていて理解しやすく「なるほど！」と唸ります。
プログラミングに関する説明も、ユーモアを織り交ぜながら一つ一つ丁寧かつ、細かく区切って説明してくれます。
そのため、プレイのハードルが低く、テンポよくプログラミングについて学べました！
「実際に作る⇒その結果を確認する」の工程を何度も繰り返しながら進む流れなので、学んだ内容が頭に入りやすいのも良いポイント。
レッスン後には、学んだ内容の確認クイズも用意されてるのが親切ですね。
（実際にプログラミングの入門本を使用して学習を続けていくとなると、モチベーションの維持が大変なので、こういうのはありがたい！）
「ナビつき！」では「今日はこのステップまでやろうかな」と思ってプレイするうちに、「ついつい次のステップもやっていた！」となることもあり、自分がここまで意欲的にゲーム制作体験を続けられることに驚きました。
なにより、ナビに従っていくことでそれなりのクオリティのゲームが完成するので、ゲームを作り上げた達成感が味わえて素直に嬉しい！
ちゃんと形になったものが出来上がるのは感慨がありますね。
「ナビつきレッスン」モードでは壮大なボリュームのゲームを作るわけではありませんが、ここで学んだことを活かせば、もっと壮大な規模のゲームを作れそうな印象でした。
実際に、僕自身も「ナビつきレッスン」モードでゲームを作る中で、色々とゲームのアイディアが思い浮かぶ経験もありました。
例えば、「この部分は別のギミックを置けるんじゃないか」とか「こういう設定にしたらゲームとして面白くなるんじゃないか」みたいなアイデアがいろいろと思い浮かんできて、自分自身にもクリエイティブな部分があるかもしれない！という気持ちになれたのが楽しい。
少々難点と感じた点は、レッスン後半になると内容に関してやはり複雑に感じる部分は出てくる点。
仕方ないことかもしれませんが、ノードンの数や種類が多くなるのに加え、複雑なノードン（出力された結果に対して、カウントや比較を行うノードンなど）を組み合わせて使いこなす必要のある場面も多く出てくるので、慣れるまで戸惑うときもありました。
また、３D視点のゲームを作る際には立体的なステージをつくるためにカメラを切り替えながらの作業が必要な場面もあるので、３D空間を把握するまで作成に少々戸惑った部分もあったり。
とはいえ、説明は丁寧に行ってくれるし解説コーナーも別途用意されているので、分からない場面が出てきても内容を見直せばなんとかなるレベルではあると思います。
今作をプレイして良かったことの1つは「ゲームがどういう風にできているか」という点が少し理解できた気分になれたこと！
そのおかげで、これまでプレイしてきたゲームがどういう仕組みで動いていたのか思い返したりするようになりました。
昔プレイした『モンスターハンターポータブル2nd』で「どう考えてもモンスターの攻撃判定おかしい！！」と怒り心頭になった思い出も、今作のプレイ後に思い返すと「ああ、きっと当たり判定センサーみたいなもので攻撃判定が決まってのかなあ……」と今更納得できた気になりました
（でもガノトトスの当たり判定はおかしかった気がする）
「ナビつき！」のおかげで色々なゲームをおおらかな気持ちで受け止められるようになりました。
大人になれたぜ……。
「ナビつき！」をプレイする中で「ゲームというものがどういう仕組みでできているか」という視点を得られたのは、一つ面白い経験を得られたなと感じます！
気軽にクリエイティブな体験をしてみたい方は一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
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