『アイドルマスターシャイニーカラーズ Season2 第2章』早速観てきました!
ゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』のアニメ化シリーズで、今回は2ndシーズンの5話~8話の内容を先行上映。
僕は舞台挨拶付きの回で観ました。
感想としては……想像していた以上に感動し、内容も面白かったです!
尺不足に感じるところなど不満点がないわけではないですが、それ以上に胸にグッとくる展開がいくつもあって感情揺さぶられまくり!
思わず泣きそうになる瞬間も何度かありました。
第2章では、ゲーム版の人気の高いエピソードを題材にしたストーリーが描かれ、限られた尺の中で内容をピンポイントにまとめていたのは好印象。
声優陣の熱演も見事でした……!
個人的にもゲーム版は4年以上プレイしており、今回の収録エピソードは思い出深いものばかりだったので、公開前は少々不安もありました……。
ですが、良い意味で予想を裏切ってくれるクオリティで素直に嬉しい!!
『アイドルマスターシャイニーカラーズ Season2 第2章』概要
バンダイナムコエンターテインメントのアイドル育成シミュレーションゲームで、現在PC・スマホでサービス展開中『アイドルマスター シャイニーカラーズ』を基にしたアニメ。
今年の秋よりテレビ放送予定のシーズン2の内容から、テレビ放送に先駆けて劇場で先行公開中。
今回は3部作の第2章(5話~8話)にあたります。
芸能事務所・283 (つばさ)プロを舞台に、アイドル達が織り成す等身大のストーリーが描かれます。
第2章では新加入した「ノクチル」をはじめ、「アンティーカ」や「アルストロメリア」といったユニットのストーリーが中心。
監督はアニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場」や映画「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を手掛けた「まんきゅう」と、シーズン1で副監督を務めていた「岩田 健志」が監督を担当。
シリーズ構成・脚本はシーズン1と同じく、「劇場版アイカツ!」「アイドルマスター ミリオンライブ」等を手掛けた加藤陽一が担当。
声優陣はゲーム版と同様に和久井優、八巻アンナ、芝崎典子などが担当しております。
ストーリー
透・円香・小糸・雛菜の4人は幼馴染。
公式サイトより
そして今、4人はアイドルユニット『ノクチル』としてデビューを控えていた。
小糸はダンスの練習に一生懸命。それを見守る円香。そこに飛び込んでくる元気な雛菜。透は少し眠そうに空を見ている。
自分たちはどこに向かうのか。レッスンの日々を経て、ついにノクチルのデビュー当日がやってくる。
そして、個人の仕事が多忙を極めるアンティーカ、オーディションに挑戦する甘奈を応援するアルストロメリアのメンバー…動き出す、それぞれの物語ーー。
感想(詳細なネタバレなし)
全体的に面白いエピソードが多く、感動する場面も何度もありました!
シャニアニは1stシーズンの内容に少々物足りなさがあったけれど、2ndシーズン第1章が思った以上に面白く、果たして第2章はどうなるかと思っていましたが……良かったです!
ゲーム版の人気の高いエピソードをアニメの尺に可能な限りまとめながら、アニメだからこその魅力も感じられるつくりになっていたのはお見事!
今回のエピソードは予告編でも描かれていますが、ゲーム版の「天塵」「アンティーカ感謝祭シナリオ」「薄桃色にこんがらがって」の内容が描かれています。
各ストーリーの内容は省きますが、どれも構成が優れていて読み物として面白く、かつ、登場アイドルの魅力や声優さんの演技も良いという、シャニマスの魅力が全開のシナリオばかり!
その分内容も詰まっており、普通に読み進めても1時間半~2時間はかかるボリュームなので、内容面に心配はないけどアニメの尺にどう収めるかは上映前から気になっていました。
今作ではゲーム版のストーリーがポイントを押さえて描かれており、省かれたシーンは色々あるけど、ここぞというシーンは抑えていて魅力に感じる内容だったと思います!
ストーリーに緩急あるし、アイドル同士の関係性も見どころなので、ゲーム版未プレイの人でもおそらく楽しめるはず。
特に「アンティーカのファン感謝祭シナリオ」を題材にした話は感動!
咲耶を中心にアンティーカの絆を描くエピソードで、後半のシーンの一連の流れはゲーム版で分かってたとはいえ、感情が揺さぶられて思わずウルっとしちゃいました。
咲耶を演じた八巻さんの演技が見事!
感極まる姿や気丈に振舞うところには心が揺さぶられ、胸が苦しくなる。
アニメになったことで、涙を流す表情やみんなで寄り添いあう姿がビジュアル化され、ゲーム版とはまた違った感動があり、アニメ化した意義を感じます。
回想シーンなどゲームでは想像するしかなかったところもアニメで絵的に描かれ、情報が補完されて元のストーリーの味わい深さも増した感じ。
(ゲーム版の想像させてくれる演出や描き方も余韻があって好きです)
話もまとまっており良い構成。
「天塵」の話もノクチルの幼馴染ならではの独特な距離感を表現していて面白かったです!
幼馴染4人組がアイドルの世界に踏み入れる話であり、王道のアイドルものとは違ったアプローチが見どころ。
やりとりを見ているだけでも他のユニットとは異なる雰囲気が伝わり、これまでの回とは違った魅力があって良い。
こんな感じでノクチル4人の日常をもっと見たいな~と思わせてくれます。
ゲーム版では直接描写されていなかったダンスの動きなどがアニメで描かれ、「こういう動きをしていたんだ!」とか「あの場面、こんなことが起きてたのか……!」みたいな驚きがあったのも興味深いポイント。
この回も起伏のある展開で、続きが気になる面白さがありました。
「薄桃色にこんがらがって」を題材にした話も破壊力ありましたね!
元のストーリーが良くできているのもありますが、どう転ぶか分からない展開の連続や、アルストロメリアの3人の揺れ動く関係性、そしてたどり着く結末までの流れは見入ってしまいました。
特に声優さんの演技は圧巻!
いろんな想いのこもった叫びの演技とかは、聴いた瞬間に涙がこぼれそうになって「声優さんってすごいな……」と脱帽。
ゲーム版でも印象深いシーンでしたが、それがここまでの破壊力になるかと思うと予想以上!
アニメーション演出であったり、ゲーム版収録時よりさらに磨きがかかった声優陣の演技が光ります。
こういうシーンを見ることができただけでも、劇場で観て良かったなとしみじみ感じました。
気になった点で言うと、一部の話が間延びしている感じがあったのと、どうしても尺不足を感じる部分はありました。
ゲーム版のエピソードを基にしていない話では特に、ちょっと話運びが緩やかだなと感じました。(シャニアニ1期中盤あたりの雰囲気に近い?)
各ユニットの姿が見られるのは嬉しいし箸休め回としては悪くはないんですが、ちょっと展開がふわっとしていて間延びしている印象は受けます。
尺不足を感じたのは特に「天塵」と「薄桃色にこんがらがって」を題材とした回。
どちらも元の話が印象的なシーンが多い、かつ、ストーリーが長いので、アニメ化で削られるところが多いのは仕方ないとはいえ、観たかったなあと思うシーンは多かったです。
話が途中で終わったり、展開がダイジェスト的に進む瞬間があったように個人的には感じました。
欲を言えば2話以上の構成で見たかった気持ちはありますね。
(もっと強欲なことを言えば、2時間映画尺で観たかったレベル。まあ難しいよね……)
第2章は全体的に面白かったし、感動でグッとくるシーンがいくつもあってとても楽しめました!
ライブパートは少なめだけどストーリーで魅せてくれる感じ。
EDの使い方やサブタイトルの出し方など、これまでのシャニアニから良くなった点もあり、「進化してる!」って気持ちになって嬉しかったです。
ゲーム版のストーリーが好きだっただけに第2章はどうなることかと思っていましたが、僕的には結構満足!
ゲーム版のままのストーリーではないけど、要所を押さえててしっかり感動できました。
シャニアニ1stシーズンが合わなかった人にも、2ndシーズンは楽しめるかもしれない。
興味ある方はぜひ劇場へ足を運んでみてください!
※舞台挨拶も面白かったです!
僕は午前11時の回に行ったのですが、ノクチル4人の声優さんが登場し、あのシーン良かったね!とか、幼少期の演技をする時に心がけていることとか、色んな話を聞けて楽しい時間でした。
続きの第3章も必見!
2ndシーズン第1章の感想はこちら
ちなみに1stシーズンの感想はこちら
感想(ネタバレあり)
ネタバレありで書いてあるので注意!
箇条書きで、内容は時系列順ではないところもあります
・天塵、アンティーカファン感謝祭、薄桃色にこんがらがってを題材にしたエピソードは強すぎるラインナップ!
・アニメの尺に収めるためシーンの取捨選択をしていましたが、内容的に結構面白くまとめてあったのは凄いことだと思います。
・途中からフォントが良くなってて嬉しい。これだよこれ!やればできるじゃないシャニアニ!
・プリズムフレア良いOP!映像含めて大好き。
ここでくるか!というシーンで流れるので熱い。
・アンティーカとアルストロメリアの新曲も良かった。でも感動していてそれどころじゃなかったから、もっとじっくり聞きたい。
・天塵のエピソードでのノクチルの何気ないやりとりをアニメーションで見れて嬉しい。
間の取り方とかいい塩梅。
・幼い透の姿が描かれたのは驚き。昔からカッコよさとかカリスマ性を感じるよね。
・おにぎり早食いする透や、小糸ちゃんに飴を渡す円香、雛菜と透と小糸ちゃんで楽屋前で撮影するシーンなど「天塵」で見たかったところを描いてくれて満足!
・ライブに向かうときの透、カッコイイ~。あそこのやりとり好き。
・口パクのシーン実際あんな感じだったんだ……と驚き。ビジュアル化されると、よりヤバさが伝わる。スタッフの肝冷えただろうなあ。
・小糸ちゃんの頑張りがちゃんと描かれていてニッコリ
・天塵の中盤までで終わったけど、3章で続きは描かれるんだろうか……。後半の展開も好きだからアニメで見たいところだけど難しいか?
・6話は今後の話に向けた繋ぎ回の印象。各ユニットの姿を観ることができて良かった。
・最近のシャニマス、あすみちゃん出がち。
・ストレイライトが廊下を歩いていて、すれ違う人に挨拶するくだりで愛依ちゃんがめっちゃ瞬きする姿が可愛かった記憶……そういうシーンあったよね?
・とおまののシーンは3章への伏線になりそう。あと、シャニマス制作陣にはとおまの派閥が存在する気が前々からしてる
・7話は咲耶の幼少期の姿が描かれてびっくり。ゲーム版で何度か描かれるけど、ここまでがっつり見せてくれるんだと思ってサプライズ。
・浜辺でアンティーカ5人が揃うシーンはやっぱり感動!恋鐘が咲耶を抱きしめるシーンなどが追加されてよりエモーショナルに。
・涙を流すシーンが描かれることで、さらに染みわたる感動。アニメならではの演出ですね。
・7話で感動した次の瞬間、薄桃色の冒頭が始まって心が休まらない!
・アルストロメリアの3人は仲良しなだけに、アプリコットのオーディションをきっかけにぎくしゃくするのは辛い。互いが互いを想いあうゆえに上手くいかないのがね……
・千雪さんが河川敷で「あー!」と叫び、涙を流す姿には、もうたまらない気持ちになる。声を聞いた瞬間に涙がこぼれそうになり、千雪役の典子さん凄いなと。
・千雪さんとはづきさんのシーン入れてくれてありがとう……!
・反対ごっこ、分かってたけど感動する。あれはずるいよ……!
・感動の余韻に浸ってたから、正直エンディングに入るの早いな!と思った。でも新曲は良い曲だった気がする。感動してて記憶が薄れてるけど。
・薄桃色は名シーンが多すぎるから尺不足は否めない。甜花ちゃんがシャニPに相談しにいくところとか、「いい時だけなんじゃなくて……」のくだりとか、「新しい季節を迎えるんだな」って千雪さんの独白とか、甜花ちゃんと千雪さんが部屋で甘奈のライブを観るくだりとか、ドゥワッチャラブでの千雪さんの巻末とか、見たいところが多すぎる!2時間映画でやってもいいのよ(願望)
・まあ今回はシャニアニだから、特定のユニットだけに尺を割きすぎるのも違うんだろうね……とはいえ見たかったんだもん!
・本編終了後の5コマ漫画もかわいい。幼い円香がかわいすぎる
・3章はどうなるのか。愛依ちゃんと智代子のストーリーが描かれそうだけど、智代子はなんとなくPSSR(「かきまぜたら*ミルク」あたり?)のストーリーかなと思うけど、愛依ちゃんはどのストーリーだろう。
・3章は1stシーズンと同じくライブシーンで締めかな?あと、果たして3rdシーズンはあるかどうか……
・あるとしたらシーズとコメティックが登場しそうだけど、その場合めっちゃシリアスな内容になってしまう……!
・でもこのペースで3期をやるのは早すぎるような気も?
・前回の感想でも書いたけど、1stシーズンの時から2ndシーズンみたいな内容をやった方がシャニマス新規の人にも優しかったんじゃないかとやっぱり思ってしまうね。
・色々書いたけど、全体的に面白くて満足!
もう一回じっくり見直したいくらいです
・第3章への期待感も高まった!
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