『みんな大好き塊魂アンコール+王様プチメモリー』をプレイしたので感想・レビュー!
僕がプレイしたのはPS5版。
塊魂シリーズ特有の「塊を転がしてモノを大きくしていく」シンプルなゲーム性が安定の面白さ!
久しぶりにこのシリーズプレイしたけれど、つい何度もプレイしてしまう楽しさがあります。
ステージごとのシチュエーションやルールも色々用意されているのも新鮮。
「制限時間内に大きな塊をつくる」以外の目標が用意されているステージもいろいろと揃っており、通常ルールとは別の戦略性が求められます。
気になったところとしては、「ボリュームの少なさ」と「ステージごとの面白さの差」かな
もうちょっとステージが用意されていると嬉しかった点と、ステージのルールによっては一回プレイしたらもういいかな……ってステージもありました。
結局、シンプルなルールが一番面白いのかもしれない!
全ステージクリアまでは5時間くらい。
僕はスコアアタックや収集要素をある程度集めつつで、10時間少々はプレイしたかな。
収集要素コンプリートなどを狙うなら、もうちょっとかかるかも。
概要
機種:Switch/PS5/PS4/XSX|S/Xone/PC
メーカー:バンダイナムコエンターテイメント
ジャンル:アクション(公式サイトでは「塊を転がして大きくするゲーム」)
発売日:2023年6月1日(木)※STEAM版は6月2日(金)
塊を転がして、周囲のモノを巻き込み、大きくする『塊魂』シリーズの2作目、PS2で発売された『みんな大好き塊魂』のリマスタータイトル。
リマスター作品では、前作『塊魂アンコール』ぶりのリリース。
リマスター化に際してグラフィックの向上に加え、王様の幼少期を体験できる「王様プチメモリー」や自分の好みのBGMでプレイリストが作成できる「お気に入りBGM」機能が追加されています。
オフラインで2人プレイにも対応しています。
良かった点
モノを巻き込んでいく塊魂ならではのゲーム性は楽しい!
塊魂シリーズ特有の「モノを巻き込んで塊を大きくしていく」ゲーム性は唯一無二で面白い!
ステージに散らばるたくさんのモノを巻き込み、徐々に塊が大きくなっていき、さらに大きなモノを巻き込めるようになっていく気持ちよさは、塊魂シリーズ共通の面白さ!
(イメージでいうなら、雪だるまをつくる時みたいな楽しさ)
初めはサッカーボールとかコーンくらいの大きさのモノしか巻き込めないけど、最終的には車や建物、さらには地形ごと巻き込めるステージもあって、ビジュアル的なインパクトも抜群。
序盤は進めなかった場所にも、大きくなるにつれ行動範囲が広がっていく感じも楽しい。
シリーズ未プレイの方にも一度は味わってもらいたい体験。
PS5版でプレイしたこともあって、特に処理落ちなどもなく快適に遊べたのもGOODでした。
ステージごとのルールやシチュエーションが多彩に!
ステージごとのクリアのルールや、ステージのシチュエーションが前作『塊魂アンコール』より多彩に!
ステージによってクリアのルールが多彩になり、「特定のモノを巻き込んだ時点でクリアのため、できるだけ大きい対象を巻き込んでクリアを目指す」ステージや、「塊の大きさの表示が隠された状態で、特定の大きさに達したと思うところまで転がす」ステージなど、塊をただ大きくする以外のルールが用意されていて新鮮な体験が味わえました。
ルールが変わることで、どういうルートで進めるか、どういうモノから巻き込んでいくかなど戦略性が変わるのも面白いところ!
前作プレイヤーでも、また異なった魅力を味わえると思います。
ステージのシチュエーションも豊富。
塊自体の転がるスピードの速い「レース場」や、「力士」を転がして食べ物を巻き込んでいくステージ、キャンプファイヤーに火をつけるために「燃えるモノ」をどんどん巻き込んで行くステージ(水の中に入ると終了)など、色々なシチュエーションで楽しめるのも面白い。
独特の世界観や音楽がステキ!
「塊魂」特有のポップでシュールな世界観やカラフルなグラフィック、そしてステキな音楽たちが今作でもゲームを彩っています!
独特なグラフィックとBGMの組み合わせも個性的で良いですね~。
王子や王様といった可愛いような奇妙なようなキャラクターたちも目を惹くし、セリフ回しやムービーもシュールなんだけどなんだか記憶に残る。
ステージも居間や学校など、日本の日常風景と「なんでそこにそんなモノがあるんだ?」という奇妙な組み合わせがインパクトがあって好き。
リアル調なグラフィックじゃないからこそ、雰囲気がより良く感じる気がする。
(これでリアル調のグラフィックだったら悪夢すぎるからね……!)
BGMも良曲揃い!聞いてて耳に残る楽曲ばかりです。
僕は「塊オンザスウィング」が好きですね。松崎しげるさんの歌声に乗せて、ノリノリで楽しくなる洒落たBGMが聞いていて気持ちいい。
これがステージでかかったときはテンション上がりました!
好きなBGMを聞きながら時間無制限のエターナルモードをプレイして、気ままにゴロゴロするのも乙なものです。
気になる点
ステージによっては、ルールが特殊で面白みの薄いところもある
ステージごとのシチュエーションやルールの幅がひろがりましたが、ステージによっては面白みが薄くて一度プレイしたら満足するようなステージもいくつかありました。
個人的には、ホタルを集めて明るい塊をつくるのを目指すステージは巻き込めるものが少なくて物足りなかったし、特定のモノを集めたら終了のステージは繊細な操作を要求されるので好みではありませんでした。
元々塊魂シリーズ2作目の作品ということもあり、1作目より変化球的な内容が増えているのかもしれないですね。
正直な感想としては、基本的なルールである「制限時間内に塊をひたすら大きくする」のが一番面白いなと実感。
ボリュームは少なめ
全ステージをクリアするだけなら、5時間はかからないかなくらいのボリュームでした。
僕はステージを何回かリトライしても、5~6時間で全ステージプレイできました。
スコアアタックとか収集アイテムを狙っていく人ならもっと遊べるとは思いますが、個人的にはもっとステージが欲しいと思いましたね。
ルールがややこしく一度プレイしたら満足するステージもいくつかあったので、よりボリュームがあっさりしているように感じました。
(サクッと遊べるゲームを探している人や、今後PS Plusのフリープレイやゲームカタログに追加されることがあれば、手軽に遊べるゲームで重宝されそう)
アンコールで追加された要素は少なめ
プチメモリーとして、新規ステージが追加されていますがあくまでおまけ程度。
追加ステージは5ステージくらいで、1ステージあたり5分ほどでクリアできるボリュームなので、全部合わせても1時間くらいあれば十分にクリアできるボリューム。
王様の過去話を見れるのはファンにとってはプラスポイントかもしれないですが、追加要素に期待しすぎると少々肩透かしかもしれません。
あくまで、リマスタータイトルとしてプレイした方が良いかと。
まとめ
いま遊んでも古さを感じさせない面白さがあり、存分に塊魂シリーズの魅力を体感できるリマスター作品でした!
ルールやシチュエーションの幅が広がって、いろいろな条件で塊を転がすステージが増えたのは新鮮で、前作『塊魂アンコール』とはまた違った楽しさも味わえる作品でした。
前作プレイヤーもマンネリ感少なく遊べると思います。
ただ、ステージによって面白さの差があり、ルールが特殊で一度プレイしたら満足するステージもいくつかあるので、シンプルなルールのステージももっとあれば嬉しかったですね。
そういう意味では、前作より変化球的な作品。
また、今作の追加要素である「王様プチメモリー」はステージ追加とはいえ、おまけ的なものでした。
リメイク作ではなくリマスター作品なので、そのあたりは過剰に期待しすぎないほうがいいかも。
塊魂シリーズ独特の魅力を味わえたのは良かったし、サクッと遊べる作品で面白かったです!
バンナムのリマスター作品ならこれも面白かったです!
バンナムの名作のリマスターならこれも記事書きました
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