映画『プロジェクト・ヘイルメアリー』感想|最高のエンタメSF!予期せぬ展開にワクワクドキドキ。そして胸が熱くなる友情も!

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名作SF小説の映画化作品、映画『プロジェクト・ヘイルメアリー』を観てきました!
字幕版のIMAXで鑑賞。

昔、原作の上巻を読んだことがあり、内容は朧げだけど「面白かったな」という記憶だけ抱えた状態で劇場へと直行。

結論から言うと、最高のエンターテイメントSFでした!
SFって聞くと「設定とか内容がややこしいのでは」と身構えてしまう方もいるかもしれませんが、今作は、そんな人にもおすすめできるくらい見事なエンタメに仕上がっていました。

見知らぬ宇宙船で目を覚ました記憶喪失の主人公・グレース。
徐々に思い出す記憶のなかで自身に課せられた壮大なミッションに向き合い、持ち前の科学知識と機転で困難を乗り越えていく様子が軽快!

宇宙船という密室をメインにしながら、想像もつかない方向へと話が転がっていき、「いったいこの先、どんな展開が待っているんだ……!?」というドキドキワクワクに満ちた約160分!

テンポ良く進む内容になっており、特に中盤以降の怒涛の展開には、上映時間の長さを感じさせないほど画面に集中しちゃいました!
驚きとユーモア、そして感動が待ち受けるSFストーリーには大きな満足感を味わえましたね。

これだけ長時間の内容を、ほぼ1人演技でこなしたライアン・ゴズリングの名演技も必見!
さらに、作中に登場する重要なキャラクターも非常に好きな存在でした。

この記事では、映画『プロジェクト・ヘイルメアリー』の感想を書いていきます。
中盤からはネタバレあり感想になるので、気になる方は注意!

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映画『プロジェクト・ヘイルメアリー』とは

公式サイト

『プロジェクト・ヘイルメアリー』は、映画『オデッセイ』の原作者として知られるアンディ・ウィアーの同名ベストセラーSF小説を実写化した作品。

監督は『スパイダーマン: スパイダーバース』などの製作で知られるフィル・ロード&クリストファー・ミラー、主演はライアン・ゴズリングが務めます。

太陽のエネルギーを奪う謎の微生物によって冷却の危機を迎える地球を救うため、人類最後の希望として遠い宇宙へ送り出された男の孤独なミッションを描く、SFエンターテインメント大作です。

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知識と機転で絶望的な状況を突き進む、極上のノンストップドラマ!

今作の舞台は、ほぼ宇宙船の中という限定された空間。主人公・グレースも記憶喪失の状態で始まるこの物語は、序盤から謎と驚きの連続!

ここは一体どこなのか、自分は一体何者なのか、近くにあった他人の遺体や、複数のブロックに分かれた宇宙船の構造など、観客もグレースと同じくらい謎と不安を感じながら事態が進むので、没入感は高かったです。

そして、宇宙が舞台ということもあって、一難去ってまた一難。次から次へとグレースが思いもよらぬ事態に直面し、いったいどんな方向へと話が進んでいくのか読めないドキドキとワクワクを感じさせて、非常に話作りが上手いなあと感じました。

特徴的なのは、グレースの困難への立ち向かい方。絶望的な状況にありながら、持ち前の科学知識と機転を武器に、少しずつ目の前の事態を解決していく姿勢が印象に残ります。

思考のプロセスを丁寧に描写していた原作に比べると、映画版はテンポ良く説明される内容になっていました。この辺は好みもあると思いますが、知恵を駆使して困難を次々と乗り越える様は爽快!

悲壮感に打ちひしがれるのではなく、時にはユーモアを交えて「さて、どうしようか」と取り組むさまは前向きな明るさがあって好みですね!

原作者が同じ作品の映画『オデッセイ』にも通ずる、「知恵とユーモア」を駆使する人間の強みを描いており、最高にポジティブで、元気がもらえるようなエンタメSFで良かったです。

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ライアン・ゴズリングの演技力に脱帽!

約160分という長尺をほぼ出ずっぱりで、観客を物語に繋ぎ止めたライアン・ゴズリングの演技力には脱帽!

この作品、他の登場人物も出るんですが、物語の大半がライアン・ゴズリングの1人演技!
(厳密には1人ではないシーンもあるけど、それは後述)

やや冴えない雰囲気の様子でいながら、目の前の状況を分析し、ジョークを交えながらトライアンドエラーする姿は、親しみやすくもあったし、研究者の格好良さもあって好き!

客観的に見ると絶望的すぎる状況にしか思えないし、展開的にもなかなかひどい目にあっているはずだけど、重々しくならないライトな空気にしてくれる演技が作品の内容にぴったり

船内という限定的なシチュエーション、少数に絞られたキャラクター陣、約160分という内容で、最後まで飽きさせずに楽しませてくれたのは、ライアン・ゴズリングだからこそできたと思わせてくれる見事な演技でした!

【※ここからネタバレ】孤独な宇宙で出会う唯一無二の相棒

公式宣伝などではすでに明かされている内容ですが、ここからは中盤以降の内容を含めたネタバレあり感想になります。

ライアン・ゴズリングの一人芝居を中心に進んでいた物語は、中盤で遭遇する別の星からやってきた種族「ロッキー」との出会いで、想像もしていなかった方向へと舵を切ります。

ロッキーは岩のようなゴツゴツとした体で、人間とは異なる言語で話す、いわゆる異星人。
突然、宇宙船に乗ってやってきて、グレースの宇宙船にコンタクトする展開は、敵か味方か分からないちょっとした恐怖や緊張感もありました。

でも、グレースとロッキーがお互いの動きや話す言葉を分析し、理解し合おうと試行錯誤する展開は面白かったです。

時計を持ってきて、数字の認識を合わせようとしたり、相手と自分の言葉で共通する意味の単語を探そうと何回も話したりと、一つ一つ試してちょっとずつ通じ合う様子は、まさにコミュニケーションの本質に感じました。今作の好きなシーンの1つ!

やがて、ロッキーの言葉を解析し、言語翻訳することでスムーズなコミュニケーションが取れるようになって、だんだんと掛け合いが賑やかになっていく様子も見どころ。

序盤は独り言を話すばかりだった状況から、時にジョークを飛ばし合い、時にケンカしたりする、グレースとロッキーの種族を超えた友情はジーンとしちゃいました。

最初は異質に見えたロッキーも話が進むにつれて、どんどんユニークで可愛らしく見えてきて不思議。
割と冗談も言うし、図々しいところもあったりと、良い意味で人間臭くて個性的なんですよね。

2人で拳をぶつけ合う挨拶をしたり、ロッキーの星の習性で寝ている相手を見守るといった行為が、物語が進むにつれてさらに印象深くなる展開にも、思わず胸が熱くなりました。

誰もいない宇宙の、絶望的な状況で出会った唯一無二の相棒。
物語のラストで、2人が下したそれぞれの決断とその先に待っていた着地点は、ストレートに感動しました!まさかSF作品で、ここまで純度の高い友情と絆の物語を見ることができるとは!

爽やかで満足感のある余韻を味わえたラストシーンも素敵でした。

おわりに

以上が『プロジェクト・ヘイルメアリー』の感想です。

宇宙で起こる不測の事態を知恵とユーモアで乗り越えていく、ポジティブで面白い作品でした!
展開的にも色んな方向に話が転がってワクワクするし、ストレートに感動する展開もあって、エンタメ要素は高め。SF作品をあまり見ない人も楽しめる内容になっていたと思います。

やや気になった点もあげておくと、全体的には面白かったけどやはり160分の内容なので長めな作品なのは間違いない。初めの方は謎が広がるばかりで、まだ話に乗り切れない人はいるかもしれません。
でも、中盤にかけて一気に話の面白さが増し、そこからは最後まで没入し物語から目が離せなくなるはず。

原作との違いでは、グレースの一人称視点による目の前に広がる事態をユーモアを交えながら分析し、科学知識を活かして丁寧に実験していく描写は、映画版だとかなりスムーズになっている点は、好みが分かれるポイントかも。

でも、原作は上下巻のボリューミーな内容だし、逆によく160分でまとめられたなと感心。
サクサク進むテンポ感の良さが映画版にはあるので、両方とも異なる魅力があると感じます。僕も改めて、原作小説を読んでみるつもり。

IMAXの巨大なスクリーンと音響による宇宙の臨場感も良かったです。

SF好きの方も、初めてSFを見る方もおすすめのエンターテイメントSF!
原作小説もセットでチェックしてみてください。

同時期の作品だと、『超かぐや姫』も一応SFになるのかな?タイプは全然違うけど、こっちも好き!

感想記事は書いてないけど、映画『オデッセイ』もかなり面白かった記憶!
マット・デイモンの演技も好きでしたね。久しぶりに見直したいな~

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