映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』感想|激熱の85分!迫力の試合シーンとライバル同士の関係性が熱い良作スポーツアニメ!

アニメ映画
引用元:予告より
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映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』を観てきました!
現在大ヒット公開中の作品。

バレーボールの試合の迫力やライバル校同士の関係性が描かれた熱いドラマが面白く、あっという間の85分でした!

『ハイキュー!!』はアニメ放送当時に3期くらいまで視聴し、今回の劇場版で久しぶりに観に行きましたが面白かったです。
アニメや原作を見ておいた方が楽しさは増しますが、初見でも結構楽しめるかと思います。

※後にアニメ1期~4期85話を見直してから、2回目鑑賞してきました。

感想や良かった点、気になった点を紹介していきます。

詳細なネタバレは避けていますが、一部内容に触れる箇所はあるので気になる方はご注意ください

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映画『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』とは

概要

公式サイト

バレーボールにかける高校生たちの熱い青春を描いた古舘春一の「ハイキュー!!」が原作の劇場版アニメ。
漫画は全45巻で累計発行部数は6000万部を突破し、アニメはシリーズ第4期まで放送された大ヒット作品。

今回の劇場版で描かれる「烏野高校VS音駒高校」の試合は、アニメ版からの続きのストーリーで、因縁のライバル校同士の激闘を描いた原作でも大きな人気を誇るエピソード。

かつてライバル関係であった2つの高校。
アニメ版で描かれたストーリーでも、合宿や練習試合などで共に切磋琢磨したライバル同士が、全国大会の舞台で初めて公式戦でぶつかり合う作中でも重要な1戦が描かれます。

アニメーション制作はテレビアニメに続いてProduction I.Gが担当。
監督は、テレビアニメ第1~3期の監督を務めた満仲勧が監督・脚本を担当。

ストーリー

小学生の時に、春高バレーのテレビ中継で見た“小さな巨人”に憧れ、
烏野高校バレー部に入部した日向翔陽。
だがそこには中学最初で最後の公式戦で惨敗した相手・影山飛雄の姿が!?
反目しあうも、日向の抜群の運動能力と影山の正確なトスは、
奇跡のようなクイック攻撃、通称“変人速攻”を生み、烏野復活の力となる。

東京の音駒高校との合同合宿で、
日向は因縁のライバルとなる孤爪研磨と出会う。
超攻撃的なプレースタイルの烏野高校に対し、
“繋ぐ”をモットーにした超守備的なプレースタイルの音駒高校。
音駒高校との試合を経て新たな可能性を見つけ出していく烏野高校のメンバーたちー

春の高校バレー宮城県代表決定戦、春高初戦と、
強敵を次々と倒す中で進化を遂げた烏野高校は、
春高2回戦で優勝候補・稲荷崎高校を下す。
そして、遂に3回戦で、因縁のライバル校・音駒高校と対戦することとなる。

幾度となく練習試合を重ねても、
公式の舞台で兵刃を交えることが一度もなかった両雄
烏野高校対音駒高校の通称“ゴミ捨て場の決戦”。

約束の地で、「もう一回」が無い戦いがいよいよ始まる― 。

公式サイトより
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感想(ネタバレなし)

公開直前PVより

試合シーンの迫力が凄かったです!
アニメ版のクオリティが高かったですが、映画版も見ごたえ抜群。

攻防が瞬時に入れ替わる、バレーボールのスピーディな試合展開が渾身のアニメーションで表現されており、息もつかせぬ展開の連続!
上映時間のほとんどが試合シーンなので、終始盛り上がりました。

強力アタッカー揃いで超攻撃型の「烏野高校」と、繋ぎに重点を置く粘りの守りの「音駒高校」というプレースタイルが真逆のチームがそれぞれの個性を活かして戦う姿が非常に興味深い。

ストーリーの構成も上手く、あまりの強さに追い詰められる絶望感や試合中に成長を見せるカタルシスなど、これだけの内容をよく85分に収めたなあと思わされます。

試合の状況が一人称視点で描かれるシーンもあり、実際にバレーを行っているような臨場感が凄い!

「実際の選手はこんな目まぐるしい状況の中で瞬時に判断しているのか……!」という実感が味わえ、非常に印象に残る描写。
アニメーションならではの魅力が存分に感じられてとても良かったです!

映画館だと大きなスクリーンによる迫力や音響の良さで没入度が増しておすすめ。
特に音響が良いおかげで、ボールを叩く音やシューズで床がキュッってなる音など試合の環境音が感じられたのは良い体験でした。

ストーリーは、ライバル校同士がぶつかり合うストレートに熱いストーリーで面白い。

鑑賞1度目はアニメ版の内容をうっすら覚えている程度で観に行きましたが、捻った展開がないため分かりやすく入り込みやすいし、試合シーンの迫力があるから十分に楽しめました。

アニメ版で描いてきた、烏野高校と音駒高校のメンバーたちの関係性がピックアップされており、シリーズを見てきた人には特に感慨深いシーンの連発かと!

今まで練習試合などで何度も交流した両校が、ついに公式の試合で「もう一回のない」戦いでぶつかる激熱な展開!
それぞれのキャラの成長した姿が存分に描かれ、各々に見どころがあって輝いています。

チームワークの魅力が描かれているのも『ハイキュー!!』シリーズの好きなポイントなんですが、劇場版でもしっかり描かれていて良い!

公開直前PVより

特に今回はライバル側である音駒高校の選手「研磨」と「九郎」の活躍もよく描かれており、とても魅力的かつエモーショナルで今作の見どころの1つ。

「いい関係性だ……!」と思いましたし、今までダウナーな振る舞いが多かった研磨の本気が見られるのもナイス。
今作の裏主人公というくらい非常に印象に残る存在でした。

とはいえ、できればアニメ版(あるいは原作)を見ておいた方が面白みや感動は増します。
過去のやりとりや回想を踏まえた場面も色々あったので、知っていればより感慨深いはず。

(僕も2回目鑑賞した時はアニメ見直してから臨んだので、要所要所のシーンの味わいが増しました)

公開直前PVより

また、ライバル同士の戦いとはいえ、それぞれの人物の関係はギスギスしていなく、爽やかなスポーツマンシップの雰囲気は強い。

試合中に相手チームと掛け合いする場面が結構あった印象で、僕が久しぶりに『ハイキュー!!』を見たこともあって、「こんなに爽やかだったのか!」と少々驚いたところはありました。

人によっては、もっとバチバチした対決が好みな人はいるかも。
(原作やアニメ版が好きなら気にならないと思います)

試合中に相手チームの選手とのやりとりや回想がところどころ描かれるのは、これまでの関係性を踏まえた面白みや感動があるのと同時に、あまり差し込まれずに試合の流れをもっとスムーズに見たい気持ちも少々感じました。

だけど、どちらの高校の選手もみんなキャラが立っていて魅力的だったのはたしか。

公開直前PVより

作中でも特に大事な試合だと思うので、高いクオリティでアニメ映画化してくれて嬉しかったです!

上映時間85分の尺なのも集中して見やすく、一気に駆け抜けるような展開で上映時間があっという間。
もっと見たいなと思わせてくれる感じが、作中の選手たちの気持ちとシンクロして感慨深い。

清々しい気持ちで劇場を出られる良作スポーツアニメ映画でした!

今作は劇場版2部作の内の第1部とのことなので、次回作にも期待が高まりますね~。

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