『クライシス コア-ファイナルファンタジーVII- リユニオン』感想・レビュー|PSPの名作が全体的にパワーアップ!色褪せぬ魅力を存分に味わえる良質なリマスター【PS5/PS4/Switch/XSX|S/Xone/Steam】

ゲーム感想・レビュー
引用元:公式トレーラーより
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クライシス コア-ファイナルファンタジーVII- リユニオン』をクリアしました!
僕がプレイしたのはPS5版。

PSPを代表する1作『クライシス コア-ファイナルファンタジーVII-』のリマスタータイトル。
リマスターに際して、グラフィックの向上だけではなく、UI面の見直しや演出スキップといった改善が全体に施されており、現代のゲームに合わせて遊びやすくなっていてとても良かった!

アクション面はシンプルながら爽快感を味わえる気持ちよさもありつつ、やり込みがいのある育成要素や、今作独自のシステムDMWといった要素が戦闘をマンネリさせないアクセントになっているなど、バトル面も面白かったです。

『ファイナルファンタジーVII-』(以下FF7)の前日譚が描かれるストーリーは、今プレイしても色あせず、切なくも胸を打つ展開が多く感動!
FF7をプレイした人はもちろん、FF7未プレイの方も楽しめる内容だと思います。

ただ、全体的に遊びやすくなったとはいえPSP作品のリマスタータイトルなので、いま遊ぶとシステム面などに古さを感じるところはあり。
ミッション内容の単調さもずっとプレイしていると気になったかな。

ストーリークリアまでのプレイ時間は多少寄り道して、10~12時間くらい。
難易度はノーマルでプレイしました。
ミッションなどのやり込み要素含めれば30時間以上は遊べるかと。

※僕はPSP版をプレイ済み。
当時はFF7未プレイ状態だったので細かい設定が分からない点はありましたが、大まかなストーリーは理解できましたし楽しめました。

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概要とストーリー

概要

機種:PS5/PS4/Switch/XSX|S/Xone/PC(Steam)
メーカー:スクウェア・エニックス
ジャンル:アクションRPG
発売日:2022/12/13(Steam版は12/14)

公式サイト

2007年にPSPで発売された『クライシス コア-ファイナルファンタジーVII- 』のリマスタータイトル。

オリジナルとなる『クライシス コア-ファイナルファンタジーVII- 』はファイナルファンタジーVIIの前日譚を描いた切なくも感動的なストーリーと、コマンドバトルをベースとしながらアクション性も高い、スピード感のあるバトルなどが人気を博し大ヒットした、PSPを代表する作品の1つ。

バトル面は、プレイヤーも敵もリアルタイムに動き回り、剣での攻撃や回避、コマンドに設定した魔法やアビリティバトルを駆使して戦うシステム。
(近いものでいえば、FF7リメイクやキングダムハーツ系のアクションRPGって感じ)

また、「D.M.W」という特徴的な要素もあります。
バトル中に画面の左上で常にスロットが回っており、スロットの柄が揃うと、バトルを有利に進められる効果がランダムで発生するというシステム(ぶっちゃけパチスr……)

リマスターに際し、グラフィックのHD化・フルボイス化、BGMの新アレンジに加え、システム面でも操作性やUI面の見直し、演出スキップ機能の追加など、数々の改良が加えられており、より快適に遊びやすくなっています。

ストーリー

『FINAL FANTASY VII』の物語から遡ること7年。

魔晄都市「ミッドガル」にある強力な軍事力と影響力を持つ「神羅カンパニー」。
神羅には強力な戦闘能力を持つ兵士の組織「ソルジャー」があり、そこにはソルジャー・クラス2ndのザックスが所属していた。

ザックスは先輩のソルジャー・クラス1stのアンジール、英雄としてその名を世界にとどろかせていたセフィロスと共に「ソルジャー大量失踪事件」を調査することになる。

公式サイトより
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良かった点

オリジナル版より遊びやすくなったゲーム性!

グラフィック面が綺麗になっただけではなく、システム面での改善など色々な調整がされていて、ゲーム面がかなり快適に!
現在のゲームに合わせて、とても遊びやすくなっていたのは凄く嬉しい。

リマスタータイトルって近年頻繁にリリースされるようになっていますが、中には、グラフィックは綺麗になっているけどシステム面は当時のままで、今プレイするとゲームシステムにストレスを感じてあまり快適にプレイできない……ってこともあったりするんですよね。

でも、『リユニオン』はシステム面でも様々な調整が施されており、今プレイしてもシステム面でほとんど不満を感じませんでした!
むしろ、オリジナル版より遊びやすくなっていると感じます。

特に、操作周りや快適になった戦闘面、演出スキップの追加は快適。
カメラを自由に操作できるようになったり、フィールド上でのダッシュの追加は、現代のゲームだとあってほしい要素なので、これらの改善はありがたい。

戦闘面でも、ショートカットキーの追加でコマンドを選択しやすくなった点や「D.M.W」で揃った技を任意のタイミングで発生できるようになったりと、戦闘の面白みが増すつくりになっていて良い。

過酷な運命に翻弄される男たちの切なくも胸打たれるストーリーに感動

公式トレーラーより

オリジナル版から魅力であったストーリーは、今なお変わらぬ感動を味わえました!

ストーリーはFF7の前日譚。
悲劇的な展開の多い内容なのですが、過酷な運命の中で描かれるソルジャー同士の絆や、明るく前向きな主人公ザックスの姿がとても眩しく、記憶に残ります。

ザックスと先輩であるアンジールとの関係性、男同士の友情ドラマなどは印象に残る場面が多くて良かったし、クラウド・エアリス・セフィロスといったFF7本編で登場する面々とのやり取りも色々見られるのも面白い。
ここぞというところ差し込まれるムービーも盛り上がったり・感動できるので見ごたえあります。

公式トレーラーより

FF7プレイヤーはもちろん、1本の作品としてストーリーはまとまっているので、ここからFFを体験したいという方にも入り込める物語だと個人的には感じました。

特に、エンディングは楽曲も合わさってたまらぬ余韻を味わえるので是非見てほしい……!

シンプルながら気持ちの良いバトル!

公式トレーラーより

バトルはスピーディなアクションで、結構爽快感が味わえました!

エンカウントバトル方式で、フィールド内でリアルタイムに動き回りながら、コマンドを選択して技や魔法を繰り出したり、敵の攻撃を回避したりとアクション性の高いシステム。

操作自体は結構シンプル。自由に動き回りながら、設定したコマンドを選択して出したい技を自由に繰り出せるという感じ。
複雑なコマンド入力は求められないので、アクションが全くの苦手でなければ比較的取っつきやすいと思います。

キャラクターをスピーディにキビキビと動かせるところや、剣や魔法で攻撃した時のSEなどが気持ちよく、バトルでは爽快感を味わえました。

また、バトルで使用できる魔法同士などを組み合わせる「マテリア合成」というシステムもやり込みがいがある!
魔法と魔法を組み合わせることで、能力を上げたり、新しい魔法を作成したりとしていく成長要素が楽しい。強い魔法を作るとバトルを一気に有利に持っていけるので、育てがいがありましたね!

今作の特徴である「D.M.W」もバトルを飽きさせない要素となっていて良かったです。
絵柄が揃うとランダムで効果が発動し、「全体攻撃」や「体力回復」といった効果を得られるので、発生する効果に合わせてどう立ち振る舞うかが戦略性になっていて面白い。
ピンチのときに必殺技が揃ったり、回復技が揃うとめっちゃ嬉しい……!

ストーリー中で出会った人物や、ミッションによって召喚獣を倒すことで、「D.M.W」の絵柄が増えていくシステムも、ストーリーと連動した没入感ややり込み要素に繋がっているのもGOOD。

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気になる点・好みが分かれる点

ゲームシステムなどで古さを感じる面はある

色々な要素が調整されているとはいえ、元となるタイトルがPSPということもあって、古さを感じるところは少々ありますね。

今のゲームに慣れていると、フィールドに狭さを感じるところがあったり、ちょっと進むたびにムービーが差し込まれる感覚があるのは気になるときはあります。

あと、ミッドガルの街並みを自由に探索できるのですが、ファストトラベル的なシステムがないのも少々面倒。
フィールド自体がそこまで広くないので凄く気になるわけではないですが、欲しかった要素。

ミッションが単調

いわゆるサブクエスト要素として「ミッション」があるのですが、「特定の場所まで行って特定の敵を倒す」系の内容が多いので、ずっとプレイしていると単調に感じるときが正直あります。

一つ一つのミッション自体はサクッとクリアできるので、テンポ感が良いのは嬉しい。
ただ、行う内容やステージが似たようなものが多いので、長時間プレイしていると少々マンネリ。

200ほどのミッションが用意されておりボリュームはあるので、もう少しクリア条件やクエスト内容にバリエーションが欲しいなとは感じました。

ストーリーが若干駆け足気味に感じるところはある

ストーリー面で、キャラクターのバックボーンや設定の説明が少々端折られているように感じる部分はちょっとありましたね。

特にFF7本編をプレイしていない人は、世界観や一部キャラクターの設定については今作のストーリーだけでは掴みづらいところはあるかもしれません。

とはいえ、全体的なストーリーが面白いし、一本の作品としてまとまっているので、FF7本編未プレイでも楽しめる内容にはなっているとは思います。

まとめ

公式トレーラーより

ここまで丁寧にオリジナル版の魅力を損なわず、現在のゲームとして遊びやすく作ってくれたリマスタータイトル作品が出てくれて嬉しい!
リマスタータイトルの理想的な形だと個人的には感じます。

男たちの友情や過酷な運命に翻弄される切なさを描いたストーリーは魅力的。
今作をプレイするとFF7本編もプレイしたくなります!

バトル面もオリジナル版より快適に遊びやすくなっているし、爽快感ややり込みがいのある成長要素などアクションRPGとしても楽しい。

メインストーリーだけならサクッとクリアできるし、ミッションをやり込むタイプならじっくり遊べるつくりにもなっているので、結構色々な人におすすめできるタイトルかも。

今後PS5でFF7リメイクの続編が出る予定(おそらく)なので、今のタイミングにプレイしてみてはいかがでしょうか?

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