『Marvel’s Spider-Man 2』感想・レビュー|完成度の高いオープンワールドアクション!前作から拡張された体験、広大なNYを縦横無尽に移動するのが楽しい!【PS5】

ゲーム感想・レビュー
引用元:公式ローンチトレーラーより
当サイトではアフィリエイト広告を使用しています

『Marvel’s Spider-Man 2』(マーベル スパイダーマン2)をクリアしたので感想・レビュー!
難易度はAMAZINGでプレイ(いわゆるノーマル)

アメコミを代表する大人気ヒーロースパイダーマン
スパイダーマンが題材のゲームの中でも特に完成度の高かった『Marvel’s Spider-Man』の新作

僕も過去『Marvel’s Spider-Man』をプレイし、オープンワールドアクションのクオリティの高さやスパイダーマン体験が存分に味わえる点などに感動し、今作も楽しみにしていました!

今作はハードがPS5になって、グラフィックの強化・舞台のニューヨークのマップが前作の2倍の広さになり、より移動の楽しさがパワーアップ!

ロードの速さも快適だし、ハプティックフィードバック&アダプティブトリガー機能も活かしていて、さらに楽しいゲーム体験になっていました。

戦闘面でも前作以上に戦闘の幅が出ているポイントがいっぱい。

シンプルな操作でも見栄えするアクションを楽しめるのはこのシリーズの魅力ですが、今作ではダブル主人公制や戦闘スキルの増加によって、単調になりがちな部分を改善しているように感じました。

さらに、スパイダーマン作品で有名なヴィランキャラ「ヴェノム」を使えるパートもあってテンション上がる!

ストーリー面も最後までプレイした時の満足感は大きかったです。
個人的には、シリーズ作品だからこその面白さを感じるシナリオになっていて、映画版含めて他のスパイダーマン作品のストーリーとはまた違った魅力を感じて面白かったです。

ちなみに前作未プレイでも前回のあらすじが語られるので、今作からプレイしてもあまり問題ないと思います。
(とはいえ、ストーリーの理解度を深めるには前作もプレイした方が楽しめます)

気になる点は戦闘がやや単調に感じる点や敵のバリエーションが少ない点かな。

前作でも指摘されていた部分なので今作は結構改善されていますが、それでもずっとプレイしているとだんだん気になってきます。
単調さには敵のバリエーションの少なさも関わっている気はする。

なお、ゲーム全体は前作を拡張し磨き上げた感じなので目新しさは少なめ。
だけどその分、全体的なクオリティが上がっているのでここら辺は好み。

メインストーリーのクリア時間は18時間くらいでした。
ぼちぼちサブクエストやりながらでこれくらいの時間。15~20時間くらいでクリアできるボリュームかな。個人的にはちょうど良かった!

サブクエストはまだ残っているので、大体20~30時間は遊べそうな感じ。

スポンサーリンク

概要

機種:PS5
メーカー:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ジャンル:アクション
発売日:2023/10/20

公式サイト

『Marvel’s Spider-Man 2』はアメコミ原作のヒーローである「スパイダーマン」を題材としたオープンワールドアクション。
開発は前作と同じくインソムニアックゲームズ。

前作『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』の9か月後の物語で、スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーとマイルズ・モラレスが今作の主人公。
ダブル主人公制で両方とも操作できます。

スパイダーマンとして広大なニューヨークを縦横無尽に探索できるオープンワールドアクションは前作同様。
今作のマップは、前作よりも約2倍の広さになっているのも特徴の1つです。

今作からの新キャラとして、コミック版などで登場したヴィランキャラも登場。
クレイヴン・ザ・ハンターやスパイダーマンの宿敵ヴェノムといった新たな脅威に立ち向かうストーリーになっています。

スポンサーリンク

良かった点

広大なニューヨークをウェブスイングする楽しさがパワーアップ!

ローンチトレーラーより

ニューヨークの街中をウェブアクションで縦横無尽に移動するのが面白い!

スパイダーマンの糸を使って移動する「ウェブスイング」によって、ビルとビルの間を颯爽と移動したり、高層ビルを素早く駆けのぼったりとサクサク移動できます。
難しくないアクションでスパイダーマン気分を味わえるのはこのシリーズの醍醐味!

(オープンワールドゲームは移動時間が多くなりがちだからこそ「移動が楽しい」っていうのは大きな魅力だと個人的に思います)

あちこち移動しながら、ニューヨーク各所で発生するミッションや事件を解決していくのはスパイダーマンを題材とした作品として完成度が高い。

今作はPS5用タイトルなのでグラフィックも綺麗。ニューヨークの街並みが美しくなり、街の広さも前作から約2倍の広さになったので、さらにウェブアクションの魅力がアップ!
様々なロケーションを巡る楽しさもあって、ニューヨーク観光気分も堪能できます。

さらに今作では「ウェブウィング」が追加され滑空も可能に!
空中をより自由自在に移動できるようになり、機動性が上がりました。
ウェブスイングと組み合わせて使用できるので、プレイ中に移動のストレスはほとんど感じなかったですね。

この移動の楽しさは他のオープンワールドゲームではなかなか味わえない魅力だと思います!

戦闘の幅が前作より拡張

ローンチトレーラーより

ダブル主人公制や戦闘スキルが増えたことで戦闘の幅が前作から拡張されたのも嬉しい。

今作の主人公は「ピーター」と「マイルズ」の2人。
それぞれのキャラで特徴が異なるし、それぞれのスキルツリーも用意されているので技の種類が増えました。
どのスキルを使うかによって技に変化も出るので、戦い方の幅が広がったのはGOOD。

スキルツリーが「ピーター」「マイルズ」「共通」と別々に用意されている点も、キャラをどのように成長させていくか考える面白みがありました。

戦闘ではタイミングに合わせて敵の攻撃を弾く「パリィ」が追加されたので、敵の攻撃を避けるか弾くか?といった選択肢が増えたのもバトルの奥深さが増します。

ローンチトレーラーより

また、スパイダーマンを代表するヴィラン「ヴェノム」を操作できるパートがあるのも嬉しい。
スパイダーマンたちとは異なる狂暴なアクションは凶悪!
ストーリーのアクセントにもなっていてかなり印象的でした。

味わい深く満足感のあったストーリー!

ローンチトレーラーより

メインストーリーも最後までプレイした時の満足感は大きかったです!

ピーターとマイルズという2人のスパイダーマンがいるからこそのストーリーでしたし、社会人であるピーターの視点からの葛藤も描かれていて面白かったです。

前作まででピーターとマイルズそれぞれが主人公の作品が出たから、今作はその先のストーリーが描けているんじゃないかなあと個人的に感じました。

途中フラストレーションがたまる箇所もあったのですが、そこから終盤にかけての展開が好みでエンディングにも満足。ネタバレは避けますが「そういうアンサーになるんだね」と思わされました。
終わってみると「味わい深いストーリーだったなあ」としみじみ。

映画のスパイダーマンだと、ティーンエイジャーのスパイダーマンのストーリーが描かれることが多い印象ですが、今作のストーリーは映画版とはまた違った面白さや新鮮さがありました。

前作をプレイしていなくても楽しめるストーリーだと思います。(前作までの簡単なあらすじも用意されています)ですが、プレイしていると味わいが増すつくりになっているかな

スポンサーリンク

気になる点

戦闘がやや単調

プレイし続けると、戦闘面はやや単調に感じるところはありました。

前作よりスキルなどが増えたことで戦いに幅が出たのですが、それでも後半になってくると戦闘にマンネリ感が出る印象はありました。

似たような敵が出るので、攻略方法が決まってくるところはあります。

あと、敵を倒すうえで有効な攻撃パターンが分かってくると、特定のコンボや技を使いがちになってくるのも単調さを感じてしまう理由かもしれない。

敵の種類が少ない

敵の種類(特に雑魚敵)は少ない。
正直、もっとバリエーションがほしい!

一番よく戦うのが人型の敵なのですが、この敵と戦うシチュエーションが多くてマンネリ感が出ます。
敵の攻撃方法も大体同じだし、集団で襲ってくるパターンが多いのも戦闘を単調に感じてしまう原因の1つな気がする。

ストーリーで登場するボスキャラは、戦い方のパターンが変わったり演出も面白かったりするので、雑魚敵のバリエーションはもっと用意してほしかったのが正直なところです。

敵の回避orパリィ不可攻撃の判断がやや難しく感じる時がある

回避不可もしくはパリィ不可入り混じる敵の攻撃に対して、それぞれの攻撃を瞬時に判断して対応するのがやや難しいなと思った時がありました。

これらの攻撃は攻撃前に一瞬エフェクトが出ますが、戦闘スピードが速めなので瞬時に判断できず攻撃を食らうときが結構ありました。
(パリィしなくちゃいけない攻撃の時に回避しちゃった!みたいな感じ)
この点は意外とムズイなと個人的に感じました。

敵の攻撃を瞬時に見切る醍醐味があるといえますが、回避やパリィはこっちで選ばせてほしいというストレスは少々感じました。

ただ、プレイヤーの腕前や好みによるところはあると思うので気にならない人は気にならないかも。

まとめ

ローンチトレーラーより

元々完成度の高かった前作からさらに磨き上がったオープンワールドアクションでした!

スパイダーマン気分を味わうには最適な一本。
移動の楽しさは他のオープンワールドゲームではなかなか味わえない魅力なので、スパイダーマンを知らない方も楽しめる作品だと思います。

主人公が2人制になったことなどでバトルの幅も広がったし、ストーリーも映画版とは異なる魅力を感じた満足感がありました。

ボリュームに関しては他のオープンワールド系ゲームに比べると

スパイダーマンを題材とした作品としても、オープンワールドアクションとしても完成度の高い作品でした!

SIEがリリースしているPS5タイトルならこれらも!

前作『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』はゲームカタログでも遊べます

その他のゲーム感想・レビュー記事はこちら

ゲーム感想・レビュー
「ゲーム感想・レビュー」の記事一覧です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました