『BanG Dream! It’s MyGO!!!!! 後編 うたう、僕らになれるうた&FILM LIVE』を劇場で観てきました!
バンドを題材にしたアニメなのでせっかくだし音響の良い環境で見たいと思い、轟音シアターの回で鑑賞。
アニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の劇場総集編の後編。
アニメ版後半のかなり盛り上がるエピソードが総集編でしっかり描かれていて感動!
きっと感動するだろうなと思っていたけど、思っていた以上にめっちゃ感動!
総集編ならではの見やすくまとまった構成や、登場キャラの過去を描いた新規追加シーンなどもあり、効果的に物語への没入感を高めていました。
「MyGO」の物語としてアニメ版以上にすっきりまとまっていて、魅力を強く感じられたので良かったです!
また、「FILMLIVE」のパートもめっちゃ良い!
新規のライブシーンを観られるのが嬉しく、カメラワークやキャラの動き等のクオリティも見事。
なによりストーリーに感動した余韻を感じつつ、5人がステージ上で1つのバンドとして歌い奏でる姿を目にすると、最高潮にエモーショナルな気分になりましたよ!
劇場ならではの大スクリーン&大音響がライブの臨場感をアップさせ、没入感が半端ない。
実際にライブハウスでのライブを観た後のような余韻が染み渡ります。
鑑賞後に劇場が明るくなるなかで「良い作品だったなあ……」と浸りながらしみじみとしていました。記憶に残る瞬間でしたね。
前編と合わせた1つの作品として、よくまとまっているのも好き。
悩んで、もがいて、ぶつかりあって、それでも前に進もうとする少女たちのバンドストーリーに心が揺さぶられる。バンドリシリーズ初見の人でも問題なく楽しめるはず。
ちなみに僕はアニメ版視聴済み。
(バンドリシリーズはアニメ版1期を見たことあるくらいの知識)
前編は劇場で鑑賞し、今回の後編を観た感想になります。
『BanG Dream! It’s MyGO!!!!! 後編 うたう、僕らになれるうた&FILM LIVE』とは
『BanG Dream! It’s MyGO!!!!! 後編 うたう、僕らになれるうた&FILM LIVE』は、キャラクターとライブがリンクするガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」に登場するバンド「MyGO!!!!!」の物語を描いた作品。
2023年に放送されたテレビアニメ『BanG Dream! It’s MyGO!!!!!』の内容を再編集&新規カットシーン追加して構成された劇場総集編2部作の後編です。
さらに、ライブシーンが描かれる「ミニFILM LIVE」も収録。
監督は「柿本 広大」、シリーズ構成は「綾奈ゆにこ」が担当。
声優陣は羊宮妃那、立石 凛、青木 陽菜、小日向 美香、林 鼓子ほかアニメ版と同様。
ストーリー
ここではじめよう もう一度
名前のないバンドの初ライブは大成功を収めた――
と思いきや、このライブがきっかけでバラバラになっていくメンバーたち。メンバーそれぞれが異なった思惑を抱えた、名も無きバンドはどこへ向かうのか。
迷子の少女たちの葛藤を、叫びを描いた物語。
公式サイトより
感想(詳細なネタバレなし)
元のアニメ版の印象的かつ感動的なエピソードが、見やすくまとめられているだけでなく、再構成されたことでより魅力的に感じた良い劇場総集編でした!
アニメ版で描かれていた別バンドとの関係を描いたエピソードを絞り、「MyGO!!!!!」のストーリーに焦点を当てた構成はすっきりしていて見やすさが増していました。
アニメ版で描かれたエピソードも面白かったけど(人間模様や衝撃的な展開など)、一つの作品として綺麗にまとめるなら今作の見せ方は上手かったと思います!
前編と同様にキャラの過去エピソードを新規追加で描いていたのも魅力が深堀されていてナイス。その後の展開への感情移入度合いが増して感動しまくりでした。
前編では楽奈の過去がピックアップされていましたが、後編は燈のシーンが増えていてこれが良かったねえ……!
周囲と違う感性などで上手くコミュニケーションがとれず自分の気持ちが伝えられない燈の葛藤にしみじみするし、後半の展開と一連の流れで見ることで物語の没入感に大きく影響して良い新規カットに感じました。
(総集編前編で楽奈の過去が描かれたのも、5人のバンドの関係性が味わい深くなるので、描かれて良かったなと後編観てさらに感じました)
内容面はアニメ版見てた時も感動したんですが、劇場版でも非常に感動!思わず涙がポロリ。
メインのキャラ達がそれぞれ悩みを抱えており、バンドを結成しているのに関係性がギスギスしている場面が多いのが印象的。
少女たちが結成してなんらかのチームを組む系のアニメは、メンバー間の仲が良いものが多い印象だったので、アニメ版視聴当時は序盤~終盤くらいまでずっと冷えた関係やケンカばかりの展開で驚いたものです。
(特に昨今はアニメの数も多く、1話切りする人も珍しくない中、フラストレーションが溜まる展開でもじっくり描こうとするところは挑戦的だなと感じていました)
等身大の少女がそれぞれの悩みを抱えて他の人とぶつかりあって、それでも「なんとかしたい」ともがく姿には心を揺さぶられます。
行き先に迷いながらも進もうとする登場人物の姿は、先行きが分かりにくい現代ならではの共感や感動があるような気がします。
シリアスなシーンやフラストレーションが溜まる展開が描かれるからこそ、終盤のシーンは強く記憶に残りました。
詳細は見てみて!としか言えませんが、形容しがたい感動が心を揺さぶるような感じ。
バンドだからこそ生まれるエモーショナルも詰まってた名シーンだと思いますし、それを劇場でまた見ることができたのは嬉しかったですね。
また、後編は「FILMLIVE」も大きな魅力!
これを劇場で観られてすごく良かったです。
新規ライブシーンもクオリティは高く、ステージ上でパフォーマンスする5人の動きが細かく丁寧に描かれています。
さらに気持ちを高めてくれる効果的なカメラワークや、選曲やMC部分の流れ含めて臨場感満載でした。
実際のライブかのような盛り上がりがあるし、ストーリーを観た後に改めてライブをする5人の姿を観るっていうのがかなり感慨深いですね……!
ストーリーの展開的に5人がすっきりとライブをするシーンがあまり多くないこともあって、がっつりライブ部分を披露してくれるのは嬉しい。
選曲も絶妙で「これが聞きたかった~!」って楽曲があって個人的に大歓喜。
特に劇場だと、大スクリーン&大音響がライブの臨場感を増してくれるので没入感が高まる!
ライブハウスでのライブを観た時の余韻を感じるようで、FILMライブをもう一回劇場で観たいなと思いましたね。
「心に響くストーリーとライブだった……」としみじみ浸っている間に、劇場が明るくなっていく瞬間は味わい深い体験でした。
前編と合わせた1つの作品として良くまとまったバンドアニメでした!
思春期の少女たちの葛藤や、もがきながら進もうとする姿を描いたバンドストーリーとして心揺さぶられる作品でおすすめ!
独立したストーリーなので、バンドリシリーズ初見でも問題なく楽しめると思います。
バンドを題材にした作品だと『ガールズバンドクライ』も良作!
日常系のテイストもあるバンドアニメなら『ぼっち・ざ・ろっく!』も好き
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