『スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース』を観てきた感想。
僕が観たのは吹き替え版。
前作『スパイダーマン スパイダーバース』に引き続き、吹き替え版とても良かったです!
こんな映像見たことない!ってくらいの圧巻のアニメション表現に圧倒されました!
概要とストーリー
概要
少年マイルス・モラレスを主人公に新たなスパイダーマンの誕生を描いた『スパイダーマン スパイダーバース』の続編。
前作『スパイダーマン スパイダーバース』はアメコミがそのまま動いたようなグラフィックや、マルチバースを扱った巧みなストーリーなどからアカデミー長編アニメーション賞を受賞。
監督はホアキン・ドス・サントス、ケンプ・パワーズ、ジャスティン・K・トンプソン。
脚本はフィル・ロード&クリストファー・ミラー、デヴィッド・キャラハム。
声優はシャメイク・ムーア、ヘイリー・スタインフェルド、ジェイク・ジョンソンなど。
日本語吹き替え版は小野賢章、悠木碧、関智一、宮野真守など。
ストーリー
救ってみせる。愛する人も、世界も
ピーターパーカー亡きあと、スパイダーマンを継承した高校生マイルス。共に戦ったグウェンと再会した彼は様々なバースから選び抜かれたスパイダーマンたちが集う、マルチバースの中心へと辿り着く
そこでマイルスが目にした未来。それは、愛する人と世界を同時には救えないという、かつてのスパイダーマンたちが受け入れてきたく哀しき定め>だった。それでも両方を守り抜くと固く誓ったマイルスだがその大きな決断が、やがてマルチバース全体を揺るがす最大の危機を引き起こす
く運命>を変えようとするマイルスの前に立ちはだかる無数のスパイダーマンたち
史上かってない、スパイダーマン同士の戦いが始まる!
公式サイトより
感想
まずアニメーションが凄まじい!
開始数分で「これはすげえ……!」となるくらい映像に引き込まれました。これを見ることができただけでも観た価値があったなと!
水彩画のような淡いタッチで描かれた世界や、写実的でリアルなタッチで描かれた世界など、マルチバース世界の多様性をグラフィックでも表現しているようで非常に刺激的。
様々なグラフィックが目まぐるしく変わりながらも、同一世界に共存する感覚は映像にトリップするような簡易でした。
(映画館の大スクリーンだとなおさらパワーを感じたのもある)
そのような多彩なグラフィックで、ぐりぐりと動き回るアクションが展開されるんだから、演出凄すぎて体力を持っていかれるレベル!
鑑賞後は疲れを感じるくらいに映像から熱量を感じました。
ストーリーは前作後の物語ではありますが、今作からでも理解できるレベルです。
(ただ、前作から続投するキャラは多いので、前作視聴済みの方が楽しめると思います)
ヒーロー活動やマルチバースで起こる出来事などを通じて、「己の進むべき道を自分で決める」といったストーリーはストレートに熱い!
これまでたくさんの作品が作られてきた「スパイダーマン」のストーリーに対しても、この作品ならではのアンサーを示してくれたのは凄く良かった!
今作のストーリーで示される内容は現代に合っているテーマだと感じたし、これまでにスパイダーマン作品を見たことある人なら「おお~」と感心する気持ちになるんじゃないかなあ。
個人的にグウェン周りのストーリーは素直に感動しましたね。
マルチバースなので色々な時空のスパイダーマンが出てくるのも面白い。
僕が一番好きだったのは「スパイダー・パンク」であるホービー・ブラウンですね!
ロックで反体制的な一見ヒーローらしくないスパイダーマンですが、己の信念に従っている振る舞いがカッコイイ!
(今作を観た人の多くはホービーのことを好きになりそう)
今作は来年公開予定の映画との2部作構成なので、「これで1年待つんですか!?」と思うようなめちゃくちゃ先が気になる終わり方。
ですが、2部作の割には結構スッキリする終わり方だったので、ちょうどいい締め方だなと個人的には感じました。
ただ、上映時間140分は「ちょっと長いな」と感じたかな。
詳細は伏せますが、中盤のくだりはマイルズの悩みを描くうえで必要なのはわかりますが、もうちょっとコンパクトにして欲しかった気持ちはあります。
また、映像表現が凄まじい&マルチバース設定で話が少々複雑になることもあって、140分という尺は観ていて結構疲れたのも事実。
初見だと情報量が凄まじいので、話をちゃんと嚙み砕いて理解するなら2回目の鑑賞の方が物語を十分に味わえるかも。
(その分、初見時は圧倒的なビジュアルに翻弄される感覚を味わえますが)
個人的な好みでいうなら、前作のストーリーの方がまとまりがあって好きでした。
とはいえ、今作は2部作なので来年の映画の内容で今作の評価がさらに増す可能性も十分にあります。
以上が僕の感想です。
今作のアニメーションのクオリティは近年の作品でもトップクラスだと思うので、間違いなくおすすめの1作!
このアニメ表現を味わうためにもちょっと見てみてほしいくらい!
早く続きが観たいです!
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