PS5『マーベル ウルヴァリン』感想・レビュー|新鮮さは控えめでも、リッチなアクションを楽しめる一本!【PS5】

ゲーム感想・レビュー
引用元:『Marvel's Wolverine』最新映像
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PS5『Marvel’s Wolverine』(マーベル ウルヴァリン)のストーリーをクリアしたので感想・レビュー!
プレイした難易度はノーマルです。

『マーベル スパイダーマン』シリーズで知られるインソムニアックゲームズの新作ということで、非常に楽しみにしていたタイトル。

正直な感想を言えば、事前の期待に対して少し肩透かしだった面はありました。それでも、美麗なグラフィックや迫力のムービーシーン、刺激的なバイオレンスアクションなど、丁寧でリッチに作られたシネマティックアクションで面白かったです。

斬新な要素こそ少ないものの、安定感のある面白さをしっかり堪能できて満足!
ストーリークリアまでは約15時間と、シングルプレイ向けアクションとして程よいボリューム感で遊びやすかったです。

この記事では、『マーベル ウルヴァリン』の個人的に良かった点、気になった点などを詳しく紹介していきます!

2026年10月時点のアップデート内容をプレイした感想です

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『Marvel’s Wolverine』とは

機種:PS5
メーカー:SIE
ジャンル:アクション
発売日:2026/9/15

『Marvel’s Wolverine』は、X-MENに登場する人気キャラクター・ウルヴァリンが主役のPS5専用タイトル。
開発を手掛けるのは、『マーベル スパイダーマン』シリーズなどで知られるインソムニアックゲームズです。

危機的な状況を受けてミュータント部隊「チームX」に合流したローガン(ウルヴァリン)が、世界各地のロケーションを巡りながら、ミュータントと人類の未来のために死闘を繰り広げていくシネマティックなアクションゲーム。

戦闘は、□ボタンの通常攻撃と△ボタンの飛び掛かり攻撃をベースに、4つのスキル技やパリィを組み合わせる構成。敵に見つからずに近づくと、一撃で仕留められるステルス要素もあります。

戦闘中の行動に応じて溜まる「レイジゲージ」や、ヒーリングファクターによる回復・復活など、ウルヴァリンの特徴を取り入れたシステムが用意されているのも特徴です。

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良かった点

美麗なグラフィックと世界各地を巡るスケール感!

『Marvel’s Wolverine』最新映像より

グラフィックはかなり綺麗で、ウルヴァリンの毛並みまで表現した細かな作り込みに加え、キャラクターの表情もリアル!フィールドも綺麗で、ムービーシーンには実際の映画を観ているかのような迫力がありました。映像表現のクオリティの高さは、さすがPSファーストパーティータイトルだなと実感。

ストーリーでは、マドリプール・カナダ・日本など、世界各地を巡ってドラマが繰り広げられます。それぞれの舞台のビジュアルも作り込まれており、ロケーションの違いも楽しめました。

日本ステージでは新宿が舞台になっており、見覚えのあるような景観と、海外映画に登場するようなフィクション的な日本らしさが合わさっていて印象に残りました。

「ここの通り、なんか新宿っぽいな!」と感じるスポットもあり、プレイしていて好きなステージでしたね。新宿に向かうまでの高速道路でド派手なバイクチェイスをしたり、街で乱闘して大騒動になったりと、日本が大変なことに!?

世界各地を巡るスケール感と、派手なアクションシーンをリッチな映像で楽しめるところは、今作の大きな魅力だと感じました。

さらにアップデートで、AIアップスケーリング技術「QSSR」にも対応!通常のPS5でも映像の細部の精細さや安定性が向上しています。
PS5のスペックを活かした美麗なアクションゲームをサクッと遊びたい人にもおすすめです。

ウルヴァリンらしい刺激的&爽快なアクション!

『Marvel’s Wolverine』最新映像より

爪で相手を引き裂いたり、突き刺したりして、血がドバドバと飛び散り、時には手足も吹き飛ばすバイオレンスな絵面は刺激的!
Z指定作品のなかでも結構攻めた描写で、戦い方にはウルヴァリンらしさが出ていたと思います。

ウルヴァリンは、圧倒的な強さやアダマンチウムの爪を持つゆえに、様々な戦いに巻き込まれ、相手を凄惨な形で倒してしまう面も持つキャラクター。ゲームとして彼を描くうえでも、こうした残酷さや血なまぐささを表現することは大事だと思うので、良かったポイントです。

戦闘中に溜まるレイジレベルが上がることで発動する、ヒーリングファクターや暴走モードを活かして戦う点も今作の特徴。
特にレイジレベル3ではウルヴァリンが暴走モードになり、雑魚敵を次々と粉砕して蹴散す暴れっぷりは爽快!暴走モード中は画面がモノクロになり、鮮血の赤色が際立って映えるのもテンション上がる!

また、ヒーリングファクターを使って回復・復活しながら戦う場面も結構ありました。
難易度ノーマルでプレイしましたが敵に倒されることもあり、そこそこ難しいと感じるバランス。だからこそ、ヒーリングファクターで復活しながら敵と戦い続けるところも、キャラクターの特徴に合っていたと思います。

シンプルで遊びやすいシステムと適度なボリューム感!

『Marvel’s Wolverine』最新映像より

ストーリー進行は一本道形式。説明や行き先の誘導も丁寧で、サクサク進められます。
戦闘はオーソドックスで、比較的シンプルな構成に感じました。『マーベル スパイダーマン』の戦闘に近い印象で、とっつきやすかったです。

スキルによる技の習得や、スーツや爪を獲得する収集要素、「一定時間敵を倒す」「目的地まで早く辿り着く」といったお題に挑戦するチャレンジ要素など、近年のアクションアドベンチャーゲームで欲しい要素は大体揃っているのもありがたい。

ローカライズもしっかりしており、演じる声優陣も東地宏樹さん、田中理恵さんなどベテランぞろい。
道中での掛け合いも含めて、洋画を観ているような感覚で楽しめます。

探索の余地が少ないことや、システムの変化があまりないことには物足りなさもありましたが、仕事終わりに1日1~2時間ずつ遊ぶスタイルだと、むしろありがたく感じる場面もありました。
他の用事でプレイする間隔があいても、操作を思い出すのに時間を取られにくいですし、丁寧な誘導のおかげで進め方に迷うことも少なかったです。

約15時間でストーリーがクリアできた点も、個人的にはちょうどいいボリューム。
ムービーシーンのほか、バイクを操作する場面や、他のキャラクターとの会話を中心に進める場面もあってメリハリはありましたし、シネマティックなアクションをサクッと楽しめるゲームとして、遊びやすい作りだったと感じます!

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気になった点・好みの分かれる点

戦闘や進行の変化が少なく、単調さを感じる

ゲームシステムの新鮮味は薄く、単調さを感じる場面もありました。

同じ開発スタジオが手掛けた『マーベル スパイダーマン』では、スパイダーマンらしく街を自由に飛び回れる体験が見事でしたが、今作は割とオーソドックスなアクションアドベンチャーだったので、もう少し新鮮さを期待していたというのが正直なところ。

作りは丁寧なものの、他のSIEの作品などで体験したことがあるような展開も続きます。
見た目や演出にウルヴァリンらしさがある分、ゲーム体験でも独自性がもっと欲しかったですね。
(「超人的な回復力」や「何でも切り裂ける爪」っていう設定をゲームで表現するのが難しいのは分かる……!)

また、探索要素がほとんどない一本道の構成は嫌いではないんですが、「群がる敵を倒す→次に進む」というパターンが多く、敵のバリエーションもそれほど多くないため、似た展開が続くように感じる場面もありました。

スキルで技はいくつか増えても、戦闘システムのベースが序盤から大きく変わらないため、進行パターンの繰り返しと合わさって、単調さに感じたのかもしれません。ゲームの進行に合わせて、もっと変化や戦闘手段が増えてほしかった気も。

ただ、バイクチェイスやキャラクターとの会話など戦闘以外の場面も用意されている緩急ある展開や、15時間くらいでクリアできる長すぎないボリューム感は悪くなかったと思います。

戦闘中のカメラとレイジレベルの仕様は気になる

戦闘中のカメラには、時々プレイしにくさを感じることがあります。

飛び掛かり攻撃でウルヴァリンが敵に向かって一気に跳躍するとカメラが追い付かず、画面端で戦闘が繰り広げられることが時おり発生。

飛び掛かり攻撃を使う場面は多く、あちこちの敵に飛び掛かると、状況が見えづらくなるのは気になりました。見えない間に敵の攻撃を受けて倒されると、少々ストレス。
(でも飛び掛かり攻撃が便利だから使っちゃう!)

もう一つ気になったのが、レイジレベル3段階目の暴走モードの発動タイミング。

レイジレベルが最大まで溜まると自動で発動するため、自分でタイミングを選べません。敵の集団の大半を倒して、残りわずかになったときに発動すると、せっかくの強力な状態を十分に活かせず、「もったいないな~」という気持ちにさせられます。

レベルを溜めておいて、次の戦闘が始まったときに発動するなど、自分で使いどころを選べたら嬉しかったです。

ストーリーの展開が早く、掘り下げが物足りない部分も

※ここからは、ストーリーの一部展開に触れています。

今作のストーリーは、そつなくまとまっていて悪くなかったものの、展開が早く、掘り下げ不足に感じる部分はありました。

ローガンを中心に、彼自身の過去との葛藤とミュータントの悲哀、ジーンたちとの出会いを通じて絆が生まれていく物語は魅力に感じる部分も色々あったのは良かったです。一方、一部のキャラクターや感情の変化については、もう少し丁寧に描いてくれたら没入感は増したかもしれません。

例えば、デスストライクは、背景や人物像の描写があっさりしていて、単純な敵キャラクターとしての印象が強く残りました。また、道中でジーンがユリコという人物の境遇に対して感情移入すること自体は理解できるけど、そこに至るまでの描写が十分に感じられず、流れが少し唐突に見えたのも気になったところです。

描き方によっては、ユリコの背景やジーンの性格を、より深く描けそうなエピソードだっただけにもったいない。それ以外にも、「もう少し関係性を描いてくれたら……」と感じる部分はあり、もっと物語の深みが増すポテンシャルは感じました。

それでも、ローガンとジーンの関係性などを通して、キャラクターの魅力は感じられましたね。
派手な展開や見応えのあるムービーシーンも多く、一本の映画を観たような満足感はあります。

おわりに

『Marvel’s Wolverine』最新映像より

『マーベル ウルヴァリン』は、PS5のスペックを存分に活かした美麗なグラフィックや迫力のムービーシーン、ウルヴァリンらしいバイオレンスアクションを楽しめる作品でした!

期待していたほどの新鮮さはなく、戦闘や進行に単調さを感じるところもあります。それでも、ゲーム全体は丁寧に作られていて、安定感のある面白さを堪能できたのはさすがのクオリティ!

やり込み要素はあまり多くない印象なので、フルプライスのタイトルで30~40時間以上は遊びたいという人には、物足りないかも。
ですが、仕事終わりとかに1~2時間ずつプレイして、1か月に1本くらいクリアできればいいという遊び方をするような人には、遊びやすいバランスだと思います。

残酷な描写が大丈夫で、リッチに作られたシネマティックなアクションゲームを楽しみたいなら、満足できる部分は多いはず。
丁寧な内容で十分に良作だと思うので、こうしたシングルプレイ向けアクションを求めている方や、ウルヴァリンが好きな方はぜひ!

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