2023年夏アニメも終了!
暑い夏と共に多くの作品が放送されていきましたね。皆さんは何をご覧になりましたか?
僕が視聴した夏アニメ作品の視聴後感想をまとめていきます。
配信サービス等で視聴する際の参考になれば幸いです!
僕が視聴した作品は14本(2クール作品で現在放送中のもの含む)
なんだかんだ途中で視聴をやめる作品はありませんでした。むしろ、後から見た作品もあったし!
※作品の内容に多少触れている箇所があるので気になる方はご注意ください。
夏アニメ中間感想の記事はこちら
視聴した作品一覧
- アンデッドガール・マーダーファルス
- 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
- ☆呪術廻戦 懐玉・玉折
- 白聖女と黒牧師
- 好きな子がめがねを忘れた
- ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜
- ☆BanG Dream! It’s MyGO!!!!!
- 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
- Helck
- ☆無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~
- ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
- るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
- Lv1魔王とワンルーム勇者
- わたしの幸せな結婚
※かなり気に入っているタイトルには☆をつけています
僕は大体の作品をニコニコ動画かAmazonプライムビデオで視聴しました。
感想まとめ
アンデッドガール・マーダーファルス
19世紀末、吸血鬼や人狼など異形な存在がうごめく世界。首だけの不老不死の少女「鴉夜」・半人半鬼「津軽」・鴉夜に付き従うメイド「静句」の3人が怪物専門の探偵として数々の奇怪な事件を解決し、鴉夜の奪われた体を取り戻すためにヨーロッパを巡っていく話。
なんとはなしに見たら面白かったダークホース的作品でした!
怪異を題材にした推理系作品は「虚構推理」などがありますが、こちらも奇妙で独特な世界観、癖が強く魅力的なキャラクターなどが光る良作!
主人公の探偵組3人のキャラクターが良かったです!
3人がユーモラスで時にブラックなジョークを交えた会話を重ねながら、軽妙にストーリーが進んでいく様は見ていて気持ちが良い。
落語のような軽やかさと面白味があり、声優陣の力量が遺憾なく発揮されていて見ごたえあり。
仲良いんだか悪いんだかわからない絶妙な距離感も良かったですね。
鴉夜の生首ジョークもちょっとブラックで、強烈さとユーモアが合わさって面白い。
戦闘シーンにも力が入っており、なかなか激しいアクションが堪能できます。
異形の存在だからこその人外のアクションは見ごたえありましたね。
ただ、暗いシーンだと何やってるのか分かりにくい時があるのはちょっと難点。
会話劇が楽しく演出も面白いので退屈せず、テンポよく進んでいく構成も相まってあっという間に終わってしまった感覚があります。
個人的にノーマークの作品だっただけに思わぬ出会いで嬉しかったです!
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
交通事故に巻き込まれた自動販売機マニアの主人公が、異世界で自動販売機に転生する話。
一発ネタで終わるかと思ったら最後まで駆け抜けてくれて結構楽しめました!
しかも第二期決定!?
定番化している「異世界転生モノ」ジャンルでも「自動販売機に転生する」設定は新鮮!
序盤だけの一発ネタに終わらず、カップ麺や日用品を出すなど販売する商品を変えたり、自販機の特徴を活かして上手いことモンスターとの戦闘を行ったり。
あの手この手で自動販売機ならではの新しいシチュエーションを見せてくれるのでマンネリ感なく最後まで見ることができました。
(自動販売機にコインが投入されるとポイントがもらえ、溜まったポイントを使用して新たな能力を使える設定がありますが、そこらへんは柔軟に対応されていた印象はありました)
自動販売機なので発せるメッセージも限られている設定も面白い。(「いらっしゃいませ」「またのご利用お待ちしております」など定型文のみアナウンスできる)
だけど、登場キャラがすぐにハッコンの言いたいことを察せる謎のコミュニケーション能力の高さもツッコミどころがありつつ楽しいです。
「ハッコン」は福山潤さんが声優を担当しており、心の声をコミカルに演じてくれるので良い!
他のキャラクターも、純朴な性格でハッコンのことが大好きなパワー系少女「ラッミス」や、賢く頼りになるし優しさもある「ヒュールミ」なども良いキャラ達で作品を盛り上げていました!
良い意味でスムーズに物事が進んでいくので気楽に楽しめる良さがありました。
大傑作というわけじゃないけど、肩ひじ張らずに楽しめる面白さは好き。
呪術廻戦 懐玉・玉折
呪霊と戦う呪術師たちの姿を描いた、少年ジャンプの大人気漫画「呪術廻戦」の第2期。
今季の中でもトップクラスによくできているアニメ。「渋谷事変」編が始まっても面白さが増していきますね!
1期時点で高クオリティで面白いアニメでしたが、2期は原作漫画でも大人気のエピソード「懐玉・玉折」「渋谷事変」が描かれていることもあってさらに面白くなっています。
五条先生の過去編である「懐玉・玉折」のエピソードも味わい深く心に残りますが、現在放送中の「渋谷事変」のエピソードも緊張感が高く、毎回続きが気になる展開でハラハラします。
バイオレンス度が上がっているし、最強キャラ五条先生が封印されちゃうしで、「この先どうなってしまうんだ……!」って気持ちになってます。
(漫画版では読んだのですが、かなり前に読んだので記憶が薄れてます)
「懐玉・玉折」⇒「渋谷事変」の流れも良い。
「懐玉・玉折」で五条先生と夏油の因縁を描きながらも思い入れを強くしておきながら、「渋谷事変」で因縁のその後や圧倒的存在感の五条先生の不在を描くのは効果的だなと思いました。
戦闘シーンも圧巻のクオリティになっていて、アニメーションに圧倒されるシーンも随所にあり見ごたえありました。
むしろ凄すぎて、1回見ただけで詳細が掴めないところもあるくらい。
アニメは現在も放送中ですが、むしろここから虎杖たちの活躍が1期ぶりにたくさん見れそうなのは楽しみです。
白聖女と黒牧師
とある教会を舞台に、牧師の「ローレンス」と聖女の「セシリア」を中心とした無自覚イチャイチャラブコメ。
最後まで安定のイチャイチャを堪能できました!
村の人々から慕われるけど、ローレンスの前ではだらけ癖のあるセシリア様が可愛かった。
ローレンスが真面目な青年で鈍感系なだけに、もどかしくも色々な表情や振る舞いを見せてくれるセシリアがキュート!良い関係性でした。
作品全体の雰囲気がほのぼのとしていて、まったりと二人の可愛らしく甘いやりとりを味わえるので癒される。
ストーリーで予想できない衝撃の展開とかが起こるわけじゃないんだけど、優しい世界観なので安心して視聴できる良さがある作品。
作画も安定していて良かったです。
好きな子がめがねを忘れた
中学校を舞台に、気になる女の子がメガネを忘れたことをきっかけに、隣の席の男の子がサポートしようと奮闘するラブコメ。
まさにタイトル通り。
良い思春期ラブコメ作品!
コメディ部分と恋愛のニヤニヤ要素が両立していて楽しめました。
「からかい上手の高木さん」や「僕の心のヤバいやつ」のような1対1の少年少女を中心としたストーリー。
主人公の小村くんの優しさと思春期特有のキモさ&ヒロインの三重さんの天然ぽさと可愛さのバランスが良かったです。
三重さんが毎度の如くメガネを忘れるのは「そうはならんやろ!」と思いつつ、このテーマを中心に最後まで描いたのは良くやってくれたと感心。
小村くんの思春期特有のキモさも話が進むにつれて馴染み、ちょうどよくなっていきました。
三重さんが特に可愛いかったですね!
クールな見た目と抜けている箇所のギャップが面白く、等身大な可愛さがあって魅力的でした。
中学校が舞台なのも良い。
男女の意識が大人びていない時期の初心なドキドキニヤニヤを味わえました。
三重さんの声優を務める若山詩音さんのボイスがめっちゃ合っていて、絶妙な可愛さを出していましたね。魅力をかなり上げていたと思います。
作画面も安定していて良かった。
第1話は制作会社GoHands特有の独特のカメラワークや超ヌルヌル作画にびっくりしましたが、2話以降は演出が落ち着いてちょうどいい作画になって見やすく、どんどん面白くなっていきました。
ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜
ブラック企業で身も心もボロボロになってしまった社畜が、ゾンビパニックをきっかけに自分のやりたかったことを思いっきりやる話。
ゾンビパニック系作品はその時代の情勢や社会状況が盛り込まれることが多いものですが、「忙しさに流され、自分の生きたいように生きられない」という現代日本ぽくて新鮮でした。
死んだように生きる社畜の生き方より、世界が悲惨な状況になった後の方が、まるで新しい人生が始まったかのような清々しさがあるのも皮肉ですが、共感できる部分はありましたね。
ずっと会いたかった友人に会う、デカいテレビでゲームをする、ムカつく上司に言いたいことを言うなど、様々なやりたいことを実行していく主人公たちの姿は眩しい。
ゾンビ系作品にしては、バイオレンス描写やエグさは薄めでコミカルなテイストでした。
(バイオレンスシーンがないわけじゃないです)
主人公の「アキラ」がポジティブな性格なのが明るさに繋がっていますね。
とはいえコメディに振り切りすぎてるってほどではないバランスで、鬱屈とした状況で自分自身のやりたいことを思いっきりやるシーンはスカッとします。
作画のクオリティも高く、ヌルヌルと動くアクションは見ごたえありました。
ヒロインの「シズカ」は声含めて個人的に好みだったし、友人の「ケンチョ」も声優さんがキャラのイメージに合っていてナイスな友人キャラでした。
(それにしても主人公周りのキャラ、ゾンビパニック世界の割に全体的に薄着の人多くないか……?)
惜しいのは、制作スケジュールの都合で延期になったり、10話~12話の放送スケジュールが未定になったことですね。
新キャラベアトリクスの合流や、一波乱の気配を感じさせるところで止まってしまったのでもったいない印象は受けました。
BanG Dream! It’s MyGO!!!!!
女子高生バンド作品「バンドリ」シリーズの新作アニメ。
羽丘女子学園では誰もがバンドメンバーを探しており、遅れて入学した愛音(あのん)もバンドメンバーを探し、「不思議ちゃん」と呼ばれている燈に声をかけるが……って話。
ネットで話題になっていたので後から視聴しましたが、見ごたえあって面白かったです!
バンドリシリーズ全体を見ていなくても単体作品として楽しめました。
僕はバンドリのアニメは1期だけ見たことがあったものの、「MyGo」はシリーズ作品なので途中から見るのは敷居が高いかなと思って放送当初は視聴していませんでした。
ですが視聴したところ、雰囲気は1期と毛色が全然異なっており「メンバー間がギスギスした関係のバンド系作品」で驚きました。
女子高生のバンド系作品といったら基本キラキラした青春ものが多い印象だったのですが、この作品は序盤からメンバー間で対立し合ったり、内心を隠して接していたりと普通に仲が悪い。
バンド系作品なのになかなかバンドシーンこないし!
それぞれのメンバーが1人ひとり悩みを持っていて、考えていることが異なり、ぶつかり合うのが現代的だなあと思ったりもしました。
それでも、悩み迷いながらも前に進もうともがく姿には共感するところがあり、だからこそ10話のライブシーンの感動は大きかった!
ここまで見てきて良かった……!と純粋に思わせてくれましたね。
最終回が続きがありそうな感じで終わる点は、単体作品として区切りをつけてほしかったのが正直なところ。
それでも「MyGO」というバンドのストーリーとして見ごたえありました。
OP曲も清々しいバンド楽曲で好き。
(あんなに明るくバンドしているシーンは本編ではあまりなかった印象だけど!)
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。
いわゆる悪役令嬢転生ものに当たるのかな?
乙女ゲームのラスボスキャラに転生した主人公が、元々のラスボスの存在が起こしてしまう悲劇の運命を辿らないように、善行を尽くしていく話。
元のゲームのラスボスが結構えげつない悪行を重ねており、ゲームをプレイしたことのある主人公が知識を活かして、本来起こるはずの悲劇を変えようと動く設定は面白い。
主人公の「プライド」がラスボスなので高い能力をもっており、戦闘面とかはなんとかなるのですが、むしろ悪の道に行かないようにと悩み振舞う姿は好きでしたね。
声を担当するファイルーズあいさんの演技も合っており、キャラクターの魅力を高めていたと思います。
周りの仲間がプライドに結構心酔しており、そこら辺は好みが分かれるかも。
(この手のネット小説に慣れてる方ならあまり気にならないかもしれない)
だけど、無自覚恋愛要素もあって面白さもありました。
原作小説は途中まで読んだことがあるのですが、元のゲームでのラスボスの悪行が結構ひどいものだったはずなのですが、アニメだとあまりそのあたりが伝わってこない印象はあったかな。
また、原作はかなり長編作品なので、今回アニメ化された部分はまだまだ序盤だったはず。
続きもアニメ化されるのか気になるところです。
Helck
魔界で行われる新魔王の座を競う競技会に突如現れた人間の勇者ヘルク。大会の運営の責任者である四天王のヴァミリオはヘルクを危険視するが、ヘルクは笑顔で「人間滅ぼそう」と語る……って話。
ツッコミギャグの多いコミカルな作風。
ヴァミリオちゃんの勢いのあるツッコミや演技が好み!
シンプルな絵柄なんだけど、可愛いキャラや面白いキャラなどキャラクターの特徴がよく出ていて、コメディな作風に合ってます。
基本コミカルな雰囲気なんですが、話が進むにつれ不穏な要素や謎など、隠されたシリアスさが徐々に出てきて先が気になる展開なのも魅力。
ヘルクの過去や敵の正体など、ここから次々と謎が明かされていく展開になると思うので、2クール目の方がストーリー的には盛り上がりそうな気配です。
原作は昔マンガワンで読んだことがあり、ここまではしっかりとアニメ化してくれている印象なので、最後まで期待できそう!
無職転生 Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~
異世界転生モノのパイオニア的作品「無職転生」の2期。
34歳のニートが事故で亡くなったら異世界に転生し、生まれ変わったように生きていく話。
2期中盤以降は魔法大学が舞台の話がメイン。
見終わった後に、心地良い余韻のある作品!
最終回まで見て良かった~と素直に思えた良い締め方でした。
無職転生は1期の作画クオリティが凄すぎたからこそ、2期は少々パワーダウンしたかなという印象を序盤は抱いていたのですが、2期も十分すぎるくらい良かったので満足しました。
下ネタが適度に差し込まれ、シュールなようでシリアスなバランスのノリが挟まれる語り口は「無職転生」を見てるなあと思いました。
この独特さは人を選ぶ部分もありますが、魅力にもつながっていると感じましたね。
学園編では1期で登場したシルフィとの再会が重要なエピソードになっており、シルフィな健気な愛情や振る舞いがキュートでとても魅力的でした。
そして、色々な出来事を経て、ようやくルディとシルフィが結ばれる様子に感動はひとしお。
物語も前期からの続きものだけあって積み上げたものがありましたね。
正体明かすまでの展開も結構長かっただけに、最終回付近では「ついにきたー!!!」って気持ちになりましたよ!
ファンタジー描写もしっかりしていて、異世界での生活感が出ているのは異国情緒があって良かったし、音楽も作品への没入感を上げてくれる演出の良さが光っていました。
原作はまだまだ続きがあるそうなので、この先もアニメ化されることを楽しみにしたいです!
ライザのアトリエ 〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜
ゲームアトリエシリーズの中でも特に人気シリーズ「ライザのアトリエ」のアニメ化作品。
辺境の村に住む少女ライザがとある出来事から錬金術師を目指していく話。
キャラクターのビジュアルがよく話題になる作品ですが、ストーリーは丁寧なジュブナイルもので背景なども綺麗で良い雰囲気でした。
ただ、ストーリーの盛り上がりに物足りなさを感じたり、続きがありそうな終わり方にはもう一声欲しかったのが正直な感想。
ところどころで太ももを見せつけるアングルには笑いましたが、ビジュアル面は魅力的なキャラが多かったです。
ライザやクラウディア、リラさんは可愛さがありつつ、レントやタオといった男性陣も少しずつ成長していく様子に好感を覚えました。
展開がゆったりしていて、もうひと盛り上がり欲しかったところではあります。
だけど、片田舎の穏やかな村で自分の進むべき道を見つけていくストーリーは「ひと夏の冒険」といった感じで個人的に悪くなかったです。
2クール目があればもっと面白くなりそうな気配はしたけど、次はなさそうな感じがするなあ……。
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
往年の名作漫画「るろうに剣心」の令和リメイク作。
幕末の動乱期に「人斬り抜刀斎」と恐れられた志士「緋村剣心」。時は流れ明治時代を舞台に、不殺を誓う流浪人となった剣心は、とある事件を解決したことから神谷活心流の師範代「神谷薫」の元に居候することになる。そこから新たな仲間達との出会い、過去の因縁の宿敵たちとの闘いが始まっていく……みたいな話。
原作の序盤から丁寧に描いており、るろ剣初見の人でも楽しめる作品になっていました。
アクションシーンのアニメーションもしっかり描かれていて見ごたえあるし、新たな声優陣もみんなマッチしていて良かったです。
(令和の時代に、飛天御剣流を見ることが出来たのは嬉しい)
僕は旧アニメ版は見たことがないのですが原作漫画は読んだことがあり、キャラと声のイメージは合っている印象で違和感なかったです。
むしろヒロインの薫は可愛さが増している印象もうけましたね。弥彦も良い演技!
ストーリーは丁寧に描いており、王道のジャンプ漫画の面白さがありました。
ただ、1クール目の時点では仲間が揃ってきたところなので、本格的に盛り上がるのはこの後かな。
このクオリティで強敵志々雄との闘いを見ることができそうなのは期待が高まる!
Lv1魔王とワンルーム勇者
魔王を倒して10年後、社会のお荷物となった元勇者のおっさん&復活したものの大半の力は戻っていない魔王(見た目は幼女)を中心としたコメディ。
何気なく見てみたら面白かった個人的ダークホース作品でした!
おっさん勇者「マックス」のぐうたらぶりと魔王の世話焼きっぷりの日常コメディが面白い!
特徴的な絵柄で最初はとっつきにくさもあったのですが、テンションの高いギャグや表情を活かしたギャグなどに合っていて馴染みました。
終盤は元勇者パーティ同士での対立や陰謀が錯綜する展開が描かれ、なかなかシリアスな事態が進行していましたが、マックスの男気を見せるところは格好良かったです。
しっかり勇者だったんだなと思わせてくれる魅力がありました。
主演の中村悠一さんや大空直美さんを始めとした声優陣のコミカルな演技も絶妙で、魔王の部下「ゼニア」を演じる日笠さんの演技もインパクトがあって笑いました。
1クールで良い感じに話もまとまっていたし、見やすかったです。
わたしの幸せな結婚
明治・大正時代を彷彿とさせる舞台で、義母たちから酷いあつかいを受けていた少女「美世」が、心を閉ざしたエリート軍人「清霞」(きよか)の元に政略結婚するところから心を通い合わせていくストーリー。
シンデレラストーリー系の作品で、異能力要素も描かれるのが特徴的。
女性向け作品の印象がありましたが、予想以上に面白かった作品。
特に前半のストーリーはめちゃくちゃ好みでした!
不幸な境遇の美世が清霞との出会いによって、少しずつ周りが変化していき、幸せになっていく過程が良かったです。
美世も清霞も出会ったことで、互いが互いのために成長していく関係性が美しかったですね!
美代は自分に自信を持てるようになり、清霞も人の温かさを知っていく様子が良い。
こういう「お互いがお互いの存在を求めていた」って展開は個人的に刺さるので好き。
美世の声優をつとめる上田麗奈さんの幸薄演技が見事すぎて、純粋に「幸せになってくれ~」って気持ちにさせてくれます。
本当にこの声は唯一無二だなと。
使用人のゆり江さんも優しく温かい人で良いキャラだった。
個人的に惜しいと思ったのは後半の展開かな。
前半の美世と清霞の関係性が強くなっていく恋愛模様が見ごたえあっただけに、後半の異能バトル要素が強くなる展開はちょっと物足りなさを感じました。
作画は終始良くて、丁寧な和風描写やバトルシーンもしっかり描けていただけに、後半のストーリー次第ではさらなる名作になっていた感触があって惜しいなと思いました。
だけど、全体としてクオリティの高い恋愛ストーリーだったので満足できました。
見て良かったと思います。
おわりに
以上が僕の視聴した2023年夏アニメです。
春アニメが豊作揃いだったので夏アニメはどんな感じになるのかなと思っていたら、思わぬ掘り出し物にも出会えて、完走できた作品が結構多くあったなと感じました。
「呪術廻戦2期」「無職転生2期」は1期目にも負けず劣らずの安定の面白さで、さらに「アンデッドガール・マーダーファルス」「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」といった後から見て非常に楽しめた作品もあって充実してたなあと。
他にも『好きな子がめがねを忘れた』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』『わたしの幸せな結婚』などジャンル豊かに面白い作品があったので満足できたクールでした!
今回紹介したアニメは各種配信サービスで配信中!
興味ある作品がありましたら、使用されている配信サービスで視聴してみてはいかがでしょうか?
もし配信サービスに加入していないならば、「Amazonプライムビデオ」「dアニメストア」「DMM TV」あたりが月額料金安め(月額550円くらい)なので見やすいのでおすすめ。
2023年春アニメの感想まとめはこちら
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