Switch2『ぽこ あ ポケモン』のエンディングを迎え、一通りプレイできたので感想・レビュー!
ポケモン初のクラフトゲーとなる今作。かなり面白かったです!
僕はこの手の、素材を集めて建物を建てたり地形を整えたりする、『マインクラフト』のようなゲームはあまりやったことがなかったのですが、『ぽこ あ ポケモン』はすっかりハマりました!
丁寧な誘導のおかげで初心者でも問題なくプレイしやすく、目標と自由度のバランスも絶妙。
次から次へとやりたいことが湧きあがり、いつの間にか時間が溶けていく!
また、今作ならではのポケモン世界の描き方もお気に入り。
個性的でかわいいポケモンたちとの交流に癒されつつも、「ニンゲンがいなくなり、荒廃した世界」というほんのり漂う切ない雰囲気が良いアクセント。世界観や物語に対しても、グイグイ興味を惹かれる内容でした。
僕は主に携帯モードでプレイし、40時間ほどでエンディングに到達しました。
エンディング後も、ポケモン図鑑コンプリートや街のさらなる発展、各エリアの探検など、やれることはいっぱい。ハマるとかなり長く遊べる内容でしたね。
この記事では、『ぽこ あ ポケモン』の個人的に良かった点、気になった点などを詳しく紹介していきます!
2026年5月時点でのアップデート内容での感想になります
『ぽこ あ ポケモン』とは
機種:Switch2
メーカー:ポケモン
ジャンル:スローライフ・サンドボックス
発売日:2025/2/21
ゲームにアニメにテーマパークにと、様々なメディア展開で、世界中を魅了し続けている『ポケットモンスター』。
そんなポケモン30周年記念の作品で、シリーズ初のスローライフ・サンドボックスゲームが『ぽこ あ ポケモン』!
開発は株式会社ポケモン、ゲームフリーク、コーエーテクモゲームスの共同です。
舞台は、かつてニンゲンとポケモンが暮らしていたけれど、今では誰もいなくなりすっかり荒れ果ててしまった世界。ある日、長い眠りから目覚めたメタモンがニンゲンの姿にへんしんし、モジャンボ博士や様々なポケモンたちと一緒に、街の復興を目指す物語です。
メタモンは他のポケモンの「わざ」を覚えて自由に使用できるのが特徴。
草を生やしたり、水を撒いたりと多彩な技を駆使して街の環境を整えることができます。
新たな生息地を作ることで、まだ見ぬポケモンたちと出会うことも。
開拓の他にも、ポケモンたちのお願いを聞いたり、お気に入りの家具をクラフトしたりと、自由なスローライフを満喫できます!
良かった点
丁寧な導線でクラフトゲー初心者も安心!

クラフトゲーム初心者も安心して楽しめる内容と手触りが素晴らしい!
まずチュートリアルが丁寧。モジャンボ博士といっしょに行動し、ポケモンたちと出会う流れを通じて、クラフトのやり方・環境の整備の仕方といったゲームシステムを自然と理解できて上手いつくり。
さらに、「ポケモンたちのお願いを聞く」という分かりやすい目標があるため、次にやることへの誘導もスムーズ。これもただのチュートリアルの意味合いだけじゃなくて、各ポケモンの性格や世界観への理解にも繋がっているので、ゲームに没入しやすかったです。
そして、メタモンが特定のポケモンから技を教えてもらい、できることが増えていくシステムも面白い!
「このは」で草を生やし、「みずてっぽう」で草花に水をあげ、「いわくだき」で壁を壊す……などゲームの進行に合わせて段階的に技を習得、使い方が馴染んできたくらいのタイミングで「後は自由にやってみてね!」というプレイ感は好み。
最初から膨大な要素を押し付けられるわけでもなく、かといってチュートリアルをずっとやらされて退屈に感じることもない。絶妙なゲームバランスと手触りになっていましたね。
そして、覚える技が増えるにつれて行動範囲やクラフトの幅が広がり、「もっと探検したい!」「あれもクラフトしてみたい!」とモチベーションがグングン上がります!
地形を綺麗に整え、より大きな建物を建て、多くのポケモンたちの生息地をつくって……といった風に街が活気づく様子は視覚的にも楽しい。
僕のような初心者でも「これがクラフトゲーの面白さか!」と魅力に気づかされ、さらにプレイしたくなる面白さがありました。
優しく温かい世界観と、ほんのり漂う切ない雰囲気が絶妙!

ポケモンたちと暮らす優しく温かなスローライフに、ほんのり漂う切ない空気が漂う今作の世界観は独特の魅力!
ポケモン世界×ポストアポカリプスという組み合わせが綺麗に噛み合っていました。
今作は従来のポケモンシリーズと異なり、主人公がメタモンなので、他のポケモンたちとも普通に会話する様子が描かれます。(メタモン自体は話さないけどね)

印象的だったのは、各ポケモンのセリフにそれぞれの性格が表れていて個性的なところ。
明るく人懐っこいギャルみたいな口調のフシギダネや、お嬢様のように上品な言葉遣いのピカチュウなど、個性の幅も多彩。
イメージ通りなポケモンもいれば、「こういう解釈もありだな!」と可能性を感じるのもあったり。初代から登場するお馴染みのポケモンも、どんな話し方をするのかなと出会いにワクワクしたし、話しかけるのが楽しかったです。
(個人的には、ブーバーが内気なトーンの話し方だったのは意外と納得感がありましたね!)
メタモンのゆるくてかわいい表情や、モジャンボ博士のおっとりとした佇まい、お願いを達成するとみんなが褒めてくれたりと、ゲーム全体が優しい世界!
殺伐とした現代の疲れを癒してくれる、まったりとした空気に浸れました。温かみのあるタッチのグラフィックも、この雰囲気をしっかり表現していて良かったです。

でも、そんな温かく穏やかな雰囲気だからこそ、「ニンゲンたちが姿を消し、荒廃した世界」というポストアポカリプス要素が漂うのが絶妙なスパイス。
エリアの探索や街の開拓を行う中で見つかる崩れた建物や設備、ニンゲンが残した資料や日記の数々が、プレイヤーの想像力を心地よく刺激してくれます。
なかには、初代「ポケットモンスター赤・緑」に登場した街を彷彿とさせる要素もあったりと、ノスタルジーや考察したい気持ちも掻き立てられ、ストーリーにも興味惹かれる舞台設定でした。
断片的な資料からは、ポケモンとトレーナーの絆を感じさせるものもありますし、主人公のメタモンもトレーナーと信頼関係を築いていたんだろうなと思わせる描写があって切なさが胸に残ります。
しかも、ポケモンたちはニンゲンが街を去った事情を知らないから、無邪気に「みんなどこへいったのかな~」とか「街が賑やかになったら、きっとみんな帰ってくるはず!」と話している姿が健気……!
(「忠犬ハチ公」とかを思い出しちゃう)
なお、プレイを進めると、この世界にどういうことが起きたのかはある程度推測できます。
クラフトゲーだからずっと遊べる内容にはなっているんですが、一応のエンディングも用意されており、この余韻も心地いい!「良いゲームだったな……」と、しみじみ達成感に包まれるもので大満足。
穏やかな世界に漂う、良い意味での不穏さ・切なさ。
このギャップも、今作に強く惹きつけられたポイントでした!
適度な目標と自由度のバランスがちょうどよくてハマる!

自由に街づくり・探索をできる一方で、ある程度の目標も提示してくれるのが非常にプレイしやすい!
個人的な印象では、一般的にクラフトゲームはやれることが多い分、次に何をすればいいか迷ってしまうかもなあ……とプレイ前はちょっと懸念していました。ですが今作は、ポケモンたちのお願いが基本的な目標として登場するので、迷子にならずに楽しみやすかったです。
お願いも、街の環境レベルを上げるといった時間のかかるものから、目当ての家具をクラフトするといった小さな目標まで、複数発生します。その中で、やりやすいやつから手を付けられるのも、プレイのハードルをグッと下げてくれるし、達成感も感じやすい。
そうして進めているうちにシステムを理解してくると、自分だけの街をデザインしたり、ポケモン図鑑コンプリートを目指して生息地をつくったり、家具をクラフトして家を装飾したりと、自由に取り組めるようになるのも面白かったです!
さらにハマるのが、エリアによって環境が大きく変わる点。
最初は草原のようなエリアの街から始まり、その後は海辺・鉱山などロケーションの異なる街を復興させていきます。各場所で行えることや出会うポケモン、獲得できる素材が異なるため、新鮮な発見があってプレイが飽きにくいのもグッド!
新しいエリアでやれることが増えれば、他の街づくりにも活かしたくなるし、ゲームが進むと海を泳いだり飛行できたりと移動範囲も広がるため、探索にももっと力を入れたくなります。
今のエリアを快適にして環境レベルを上げるのを目指してもいいし、次のエリアを冒険してもいい。
また、好みの家を建ててお気に入りのポケモンと一緒に住むこともできるのも嬉しい!
縛られすぎず放り出されすぎない、ちょうどいいバランスの自由度のおかげで、時間がガンガン溶けていきました!
好みが分かれる点・気になった点
移動スピードは少々ゆっくりに感じる
正直、今作は目立った不満は個人的にはなかったです。
強いて気になる点をあげると、移動スピードは少々ゆっくりめに感じました。
ゲームが進むにつれ探索・開拓できる範囲が広がっていくため、移動距離が増える分、もう少しスピーディーに移動できたらなと思う場面は時々ありました。
移動方法自体は増えるので助かりますが、建築の際などに特定のポケモンをその場所まで連れていく必要が定期的に発生するため、何度も往復しているとスピードは少々気になってしまうことはあります。
とはいえ、スローライフでまったり遊ぶスタイルの作品なので、効率を求めてせかせかと動き回るのもどうかなあと思う気持ちも。これはこれで、今作の味なのかもしれないですね。
エリアごとに分かれたアイテムボックスの仕様が少々手間
アイテムを収納できる「アイテムボックス」の中身がエリアごとに区別されている仕様は少々気になりました。
取り出したい素材をアイテムボックスに収納していたとしても、アイテムボックスのエリアと今いるエリアが違う場合は、一度アイテムボックスがある場所に移動しないといけません。
僕はほとんど携帯モードでプレイしていたので、エリア移動の際に一定のロード時間が発生するから、そこはちょっと手間でした。また、どこのエリアのアイテムボックスに何のアイテムが収納されているかを確認できない点も不便さはあったかな。
(もしかしたら今後のアップデート等で、改善される可能性はあるかもしれません)
ポケモンたちともっと会話したい!
欠点ではなく願望ですが、ポケモンたちともっと会話したかった!!
ポケモンに話しかけたときに選択肢がでるのですが、「住み心地どう?」という質問やアイテムを渡すといった選択肢しかないので、「そういうんじゃないの!」と心の厄介勢が出てしまいました。
目的なく、ただ話がしたいときもあるんです……!
それぞれのポケモンたちの口調含めてこだわりを感じるし、個性が出て魅力だった分、欲を言えばもっと話せたら嬉しかったですね。
他のポケモンシリーズだとなかなか見られない描写だっただけに、今後も『ぽこあ』のようなテキストでも楽しませてくれる作品が出ることを期待したい!
まとめ

ポケモンとクラフトゲーの魅力が組み合わさった傑作でした!
僕も気づけば、街の整備に探索にポケモンたちとの交流にと、ハマっちゃいましたね!
誰でもプレイしやすい丁寧な導入や、目標と自由度のちょうどいいバランス、やれることいっぱいのボリューミーな内容など、全体的にクオリティが高い。
かわいらしいポケモンたちのビジュアルや、スローライフのまったりとした空気感も癒されますし、荒廃した世界という舞台も興味惹かれる要素でした。
ポケモン好きはもちろん、クラフトゲー初心者やバトル要素のないポケモン作品に触れてみたい人も含めて、幅広い層におすすめの1本!
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