Switch2『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』をクリアしたので感想・レビュー!
僕は基本的に携帯モードでプレイ。画質は多少下がりましたが、処理落ちなどは特に感じず快適に遊べました。
僕は『龍が如く』シリーズは何作かプレイ済みですが『3』は今回初めてプレイしました。
率直な感想としては、安定の面白さはあったものの、これまでプレイしたシリーズ作と比べると少し物足りなさは感じました。
特に、ストーリー展開で少し首をかしげる箇所があったり、ラストがあまりハマらなかったりと、気になる点があったのが正直なところ。
とはいえ、魅力的なキャラクターは健在ですし、沖縄舞台も新鮮で見どころがありました。
なにより、システム面の新鮮味は薄くても一定の楽しさがあったのは、さすが『龍が如く』!なんだかんだ言いつつ期待した面白さを味わえたからプレイして損はなかったです。
この記事では、『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』の個人的に良かった点、気になった点などを詳しく紹介していきます!
※結末のネタバレは避けていますが、ストーリー内容の一部に薄っすら触れている箇所があるので、気になる方は注意
クリア時間は、本編と外伝『Dark ties』を含めて、メインストーリーを中心にプレイして30時間ほどでした。
時々寄り道はしつつのプレイでしたが、ストーリーサクサク進み、『7』や『8』くらいの超大作ボリュームを想像していたら、どんどん進んだのでちょっと驚き。
(『3』が短いというよりは、『7』以降のボリュームが膨大なのかも!)
『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』とは
機種:Switch2/PS5/PS4/XSX|S/PC
メーカー:セガ
ジャンル:アクションアドベンチャー
発売日:2025/2/21
『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』は、2009年に発売されたシリーズ第3作『龍が如く3』を最新の「ドラゴンエンジン」を用いてフルリメイクした『龍が如く 極3』と、その裏側を描く完全新作シナリオ『龍が如く3外伝 Dark Ties』をセットにしたタイトル。
物語の舞台は東京・神室町に加え、シリーズで初めて描かれた南国・沖縄。かつて「堂島の龍」と呼ばれた桐生一馬が、養護施設「アサガオ」で子供たちと穏やかに暮らしながらも、基地問題や再開発計画に端を発する国家規模の陰謀に立ち向かっていく姿が描かれます。
今作の大きな特徴は、フルリメイクによって沖縄の街並みやバトルの手触りが現代基準のクオリティへ進化したところ!
おなじみの喧嘩アクションに加え、沖縄の道具を駆使するトリッキーな「琉球スタイル」が導入されたことで、戦略の幅が大きく広がりました。
さらに、本編の宿敵であるキャラクター・峯義孝を主人公に据えた追加シナリオ『Dark Ties』では、彼がいかにして極道の世界へ身を投じていったのかという本編の裏側のストーリーが語られます。
良かった点
活気ある沖縄の街並みを表現!

『3』のメイン舞台となる沖縄の街並みは、コンパクトな広さでありながら、活気や緩やかな空気感がしっかりと表現されていて好みでした!
商店街や裏通り、養護施設「あさがお」の前に広がる海など、沖縄を感じる風景が再現されていて歩いていて楽しい。
シリーズおなじみの神室町や蒼天堀のような「歓楽街」ではない舞台が用意されていました。夜のネオン街とは異なる明るく日常的な空間を桐生さんが歩き、沖縄の人々と交流する姿は、『1』や『2』からの流れを踏まえると新鮮に映りました。
また、沖縄を舞台に繰り広げられる物語も結構好きなポイントがありました!
琉道一家の若頭「島袋力也」と桐生さんの兄弟分のような関係や、あさがおで暮らす子供達との交流も面白く、今作ならではの魅力の1つだと思います。
物語の途中からメインの舞台が神室町に移ってしまうので、個人的にはもっと沖縄でのストーリーを見ていたかったくらい、個人的には魅力を感じましたね!
トリッキーで実用的な新スタイル「琉球スタイル」が導入されたバトル!

今作のバトルスタイルは「堂島の龍・極」と「琉球スタイル」の2つ。「堂島の龍」はパワー系の戦い方で、シリーズ経験者ならすんなり馴染める王道のスタイルです。
特徴的なのは、沖縄の道具(全8種)を駆使する「琉球スタイル」! 各ボタンを短く押したり、長押ししたりで出る技が変わる、トリッキーな操作感が特徴です。
トンファーやスルジン、ヌンチャクなど、出る技によって攻撃範囲や手数が変化し、さまざまな戦闘シチュエーションに対応できます。
正直、どのボタンでどの技が出るかを覚えて、狙って出せるようになるまでは少々慣れが必要。ですが、操作が分かってくるとこれが結構便利!
ガード崩しや広範囲攻撃もしやすかったので、終盤は「琉球スタイル」を使う機会が多かったですね。ヒートアクションも体感的に出しやすかったです。
自分の武器で戦うスタイルは『7外伝』を思い出しましたが、こちらは『7外伝』ほどスピーディではない。でも、技のバリエーションは多く、状況に合わせてどの技を出すか考える楽しみは感じられ、他シリーズとの差別化になっていました。
地味にハマるミニゲーム系コンテンツ「アサガオライフ」

沖縄の養護施設「アサガオ」で子供達と交流する「アサガオライフ」は、地味にハマるコンテンツ!
内容としては「ミニゲーム集」+「子どもたちそれぞれのサブストーリー」が組み合わさった感じ。
ミニゲーム単体のクオリティがずば抜けて高いわけではないのですが、桐生さんのはっちゃけ具合や子どもたちとの等身大の交流が描かれていて、気づけば時間を溶かしていました。

個人的に一番好きだったミニゲームは「さいほう」!
桐生さんがミシンを縫い、ラインから外れないようにミシンを操り、スピードの減加速を調整してできるだけ早くゴールを目指すシンプルなゲームですが、思わず集中してプレイしてしまいました。
速くゴールした方がポイントは上がるものの、速すぎるとカーブを曲がり切れずに評価が落ちてしまうという、シンプルながら絶妙なテクニックが求められるバランス
後半のステージになるにつれ、コースも複雑になり、高い評価を狙う場合は割とやり込みがいがあり、結構面白かったです。
あと、プレイ中の桐生さんのテンションの高い掛け声には、思わず笑っちゃう!
このシリーズ特有のはっちゃけ具合が出ていましたね。
安定感のあるゲーム内容!

ゲーム全体では、主にストーリーなどで気になる点はありましたが、それでも一定以上の面白さが担保されているのは、さすが『龍が如く』ブランド!
完成された安定感のあるバトルシステム、桐生さんや力也、峰といったキャラクターたちの魅力、そして地味にハマる数々のアクティビティなど、土台がしっかりしているため、予想通りの面白さはちゃんと味わえました。
アクションゲーの方の『龍が如く』シリーズを1作でもプレイしたことがある人なら、期待した通りの面白さは体感できると思うので、そういう意味では外れにくいですね。
好みが分かれる点・気になった点
ストーリーの大味な展開と、一部ツッコミどころを感じる
ストーリーに関しては、「その設定、さすがに急すぎない!?」とか、「キャラクターの描き方が物足りない」「ラストがちょっとしっくりこない」といった引っ掛かりを感じる部分がありました。
これまでのシリーズ作でも突拍子のない展開はありましたが、今作は展開が唐突で、プレイヤーが状況を呑み込む前に話がズンズン進んでしまうような印象を受けました。
詳細は伏せますが、突然出てきた設定も、物語を効果的に盛り上げるというよりは「場面を動かすための舞台装置」に見えてしまったのが惜しいところ。
また、一部のキャラクターの掘り下げ不足も気になり、いくらなんでも「かませ犬」すぎるのでは……と思うキャラが何人かいたのも少し残念でした。
あと、「それで実は生きていました」という展開も、「それがありなら、大抵のキャラが復活してもありでは?」という考えがよぎってしまい……。
感動的なシーンもありましたが、その考えが最後にはよぎって、クリア後になんだかスッキリしない気持ちが少し湧きました。ムービーパートが多めにとられている分、ストーリー面でもっとじっくり引き込んでほしかったです。
ただ、『3』で登場する「島袋力也」と桐生さんの舎弟関係や、敵キャラである「峯義孝」の独特な立ち位置などは結構好きでしたね!
外伝の『Dark ties』のメインストーリーが5時間ほどで終わるコンパクトな内容だったため、欲を言えば峯の活躍はもっと見ていたかったです。
本編の裏側で彼が何を考え、どう動いていたのかが知れたのは嬉しいポイントでしたが、もっと彼にフォーカスした長めのシナリオが見たかったなと率直に感じました。
ヒートアクションが少なめ
戦闘中に特定の状況で発動できる大技「ヒートアクション」が、他のシリーズに比べると少なかった印象がありました。
バリエーションが控えめで、思っていた以上に発動する機会が少なく、「今までもっとなかったっけ?」って感じるくらい。
ヒートアクションが少ない影響もあってか、敵が固く感じ、相手の体力を減らすのに少々時間がかかりました。
派手な演出も減りますし、爽快感も減ってしまうので、もっとヒートアクションを用意してほしかったですねえ。
システム面で新鮮味は薄め
『極』としてフルリメイクされているとはいえ、今作ならではの新システムの印象は控えめで、新鮮味は薄かったです。良くも悪くもいつもの『龍が如く』という手触り。
「堂島の龍」のバトルスタイルや、神室町の街並み、麻雀やバッティングセンターといったアクティビティなどは、シリーズ作をプレイしたことがある人には、目新しさが少ない。
今作で追加された「最強列伝 ツッパリの龍」は、『7外伝』や『8外伝』での多人数バトルで既視感があったし、『Dark ties』のメインストーリーが5時間ほどで終わるのも少々物足りない。
特に、『3』はメインストーリーの半分くらいが神室町で進行するので、せっかく新鮮な沖縄舞台をもっと活かして欲しかった!今作ならではの挑戦や新要素がもっと欲しかったです。
また、シリーズおなじみではあるけど、街を歩いていると敵とエンカウントするのは面倒ですね。 倒してもそこまでお金もらえないし、中盤以降は単なる障害になるのは気になりました。
ある意味『龍が如く』らしさといえば、らしさなのかもしれない!
まとめ

色々と気になる点も書きましたが、沖縄という舞台の新鮮さや、力也や峰といったキャラクターの魅力、琉球スタイルのトリッキーな戦い方など、魅力は感じられて結構楽しめました!
「龍が如くってこんな感じの面白さだったよなあ~」という、予想した面白さがちゃんと味わえる安心感。
ストーリーがとても良かったかと言われると「うーん……」とはなるんですが、好きなシーンがあったのも事実。
なにより、オリジナル版の『3』をプレイしたことがなかったので、今作をプレイ出来て良かったです。
クリア後に調べて知ったんですが、ストーリーがオリジナル版から変わっているところも色々とあるようで、この変化が何を意味するのか気になります。
龍が如くスタジオの代表の横山さんが、配信番組で「極の路線は終わる」と言っていましたが、果たしてどうなるのか。
僕は『4』~『6』もプレイしたことがないので、何かしらの形でやってみたいんですけどね!続きが出たら嬉しいなあ。
『龍が如く極3』は安定の面白さを味わえたので、気になる方はぜひプレイしてみてください!
『8』は遊びごたえのあるRPGでした!
真島の兄さんが好きなら『8外伝』も良かった!
Switch2のアクションゲーなら『ドンキーコング バナンザ』もめちゃくちゃ面白かったよ!



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