映画感想『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』/『Coda あいのうた』/『ドント・ルック・アップ』…興奮と感動と冷や汗と

映画感想
Andreas GlöcknerによるPixabayからの画像
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最近、映画館・配信でみた映画の感想を書いていきます。
今回みたやつは『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』/『Coda あいのうた』/『ドント・ルック・アップ』の3本。

試しに箇条書きっぽい形式で記事を書いております。
まだ書き方に慣れておりませんので、読みにくいかもしれませんがご了承ください。

また、シーンのネタバレ含めた記載もあるのでご注意ください

スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム

・MCUスパイダーマンシリーズ3部作の3作目。
「ノーウェイホーム」(以下NWH)はMCU3作の一区切りのような作品でした(今後もシリーズは続くそうですけどね)
前作「ファーフロムホーム」の終わりでスパイダーマンとしての正体をばらされた&濡れ衣を着せられた展開から、本当に直後の物語。

・歴代スパイダーマン映画から、スパイダーマン&ヴィランの登場はお祭り感があってテンション上がりまくり!
自分が映画をよく見るようになってから、初めて見たスパイダーマン映画が「アメイジングスパイダーマン」だったので、アンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマンを改めて映画館で見ることができて感慨深かったです。
まさか令和になってまた見ることができるとは……。

ちょっと抽象的な表現になりますが、「アメイジングスパイダーマン2」で救えなかった後悔を、「NMH」では今度は間に合った……!っていうシーンはあまりにも感動。
予告で「アメスパ2を彷彿とさせるシーンがあるなあ」と思ったけど、まさかのアンドリューのスパイダーマンのシーンだったとは……!

・トビーマグアイアのスパイダーマンの登場やオクタビアス博士の登場も嬉しかった!
過去に登場したヴィラン達を治療するという話が優しい話だなあと。

・トムホランドスパイダーマンも今作で少年っぽい無邪気感を見せつつも、重大な出来事に向き合い大人になっていくというところも青春の終わり感があって良かったです。
終わり方が切なかったですが、余韻があって好き。

・ただ、ジョンワッツ版スパイダーマンで好きだったのが、ピーター・MJ・ネッド3人の軽妙なやりとりだったので、「NMH」では全体的なシーンの割合が減っていたのはちょっと悲しい。もっとこの3人のわちゃわちゃしたやりとりを映してほしかった気持ちはあります。

・今作はピーターにとっての悲劇があるので全体的にはちょっとシリアスな印象が強かったです。ある意味スパイダーマンっぽいと言えばスパイダーマンっぽいテイストかも。

・最終戦新旧スパイダーマン入り乱れた戦闘シーンはテンション上がりましたが、場面が暗めでどのスパイダーマンが誰なのか分かりにくいところはありました。
明るめの戦闘シーンだと、中盤のVSドクターストレンジ戦の方が、映像演出も派手でインパクトあった気も。

・「NWH」はジョンワッツ版スパイダーマンの一区切りとしても良かったし、これまでのスパイダーマンを観たことがあれば、より感動が増すつくりになっていて映画館で観てよかったーー!!

Coda あいのうた

・耳の聞こえない家族の中でただ一人健聴者である少女の、家族との交流や高校生活・歌に対する思いなどを描いたヒューマンドラマ。
テイストが全体的に明るくて見やすいし、感動したし、耳が聞こえないことがどういう暮らしになるか色々と気づくことができた良い作品でした!

・主人公家族全員、手話を交えた演技が非常に自然で凄い。
手話ってこんなに表現が多彩なんだなと改めて感じました。普段手話を見る機会がない環境で過ごしているので、改めて気づかされる映画は貴重ですねえ……。

・主人公のエミリア・ジョーンズが可愛い!しかも手話も上手いし、歌唱シーンも上手い。これは今後も出演作品を期待せざるをえない。

・家族が清廉潔白って感じではなく、人間味がある感じなのがより親近感があって良かったです。
年頃の少女に仕事の手伝いとか負担かけすぎでは?と思うところもありましたが、そういう面も含めて良いとか悪いとかじゃなくて家族なんだなという感じ。
フィクションで時々描かれることのある善人すぎる感じがないのが、この物語に合っていたと思います。

・耳が聞こえない人が、健聴者の人と酒を飲みに行って会話に入れないというシーンが痛切で印象に残りました。あまり気づけないところを改めて発見できるのも、映画から学べることだなあと。

・お兄ちゃんが優しすぎて感動した。妹が家族に縛られることをずっと気にしていて、妹なしでもやれるところを見せようとして中々上手くいかずにもがく姿が胸を打たれました。
めっちゃいい兄ちゃんじゃん……。

・ラストの歌いながら手話をするシーンがあまりに優しくて感動!
家族に向けて初めて歌を送る姿は素敵すぎた。まさに、あいのうた。

ドント・ルック・アップ

ネットフリックスで視聴。地球に衝突する彗星を発見した天文学者と教え子が、世界中にその危機を伝えようと頑張るけど、なんかみんな聞いてくれない……って話。

・コメディ作品としてよくできてるのに、状況がリアルすぎて笑えないという話。いや、面白いんですけどね。コロナでドタバタしている世相を見ると、「うわあ……リアルもこんな感じかもなあ……」と冷や汗が出てしまう感じ。

・企業が利益を優先したり、陰謀論だから信じないとか、支持率を優先するとかで、シンプルで証拠もある出来事にだれも正面から取り組まない・横やりが入りまくる展開はうへえ……となる。
こういうことってあるよねえ……例えば、会社内とかでもスケールは小さいけどこういう展開見たことあるなあ。悲しい。

・出演陣はみな演技が上手い。主戦のディカプリオはもちろん他出演陣も皆豪華で見ごたえある。
特に巨大テクノロジー企業の社長役であるマーク・ライランスの「人類の未来のことを考えているようなことを言っている割に、大して人類のこと考えてなさそう」感がリアリティあって面白い。

・全体的にブラックコメディ的な感じなんですが、博士たちが努力を尽くしたのに世界の終わりを迎えてしまうラストが切なくなりました。人類は素晴らしい知恵を持っているのに、人類のエゴイズムによって破滅を迎えてしまう感じがね……

・コロナによって世の中が大きく変わってしまった今のタイミングにこそ視聴するのがおすすめかも。色々な実感が味わえるので。

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