【2026春アニメおすすめ】春アニメ11作品の感想まとめ|上伊那ぼたん、日本三國、黄泉のツガイ、ウィストリア2期など……クオリティ高い作品が多いね!?

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春アニメの感想まとめ!
毎シーズン行なっている、視聴したアニメの備忘録的な感想まとめ記事です。
夏アニメはとっくに始まっていますが、ようやく視聴していた春アニメを一通り見終えました。

今期から始まった作品で素晴らしい作品がいろいろありました!
しっとりとした空気感が絶妙なガールズストーリーの『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』や、異色の戦記モノ『日本三國』、数々の名作を生んできた荒川弘先生が原作の幻怪ファンタジー『黄泉のツガイ』と、ストーリー内容・アニメーションともにクオリティの高い作品で大満足!

さらに続きものでは、『杖と剣のウィストリア Season2』が激熱なバトルファンタジーでテンション上がりましたね!

この記事では、僕が視聴した2026年春アニメの感想11本をまとめていきます!
配信サービスやテレビ等で視聴する際の参考になれば嬉しいです。

※本編内容に一部触れている箇所があるので気になる方は注意&個人的な嗜好が強めです!

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視聴した春アニメ一覧

  • あかね噺
  • 上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花
  • 氷の城壁
  • 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season
  • 杖と剣のウィストリア Season2
  • とんがり帽子のアトリエ
  • 日本三國
  • 左ききのエレン
  • 姫騎士は蛮族の嫁
  • マリッジトキシン
  • 黄泉のツガイ

※特にお気に入りのタイトルには☆をつけています
僕はU-NEXT、ニコニコで視聴しました。

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あかね噺

「落語」を題材にしたアニメという新鮮さと、王道ジャンプスポ根の熱さが融合した、ストレートに面白い作品でした!

落語の世界に挑む女子高生・朱音の奮闘を描く物語。朱音が兄弟子の教えを学び、落語への向き合い方や技術を習得して腕を上げていく姿、そして落語選手権「可楽杯」で出会うライバルたちとぶつかり合う展開は、まさにスポ根!この題材でここまで王道の熱さを味わえるとは思っておらず、新鮮な題材でもスムーズに入り込みやすかったです。

朱音の素直で真っすぐな性格も気持ちよく、応援したくなる素敵な主人公。
また、朱音を支える師匠や兄弟子はもちろん、登場する落語家たちがそれぞれの信念で真摯に落語に向き合っている姿が魅力的!
明確に悪なキャラがいないこともあってスッキリ見やすく、万人におすすめできる安定の面白さがあります。

その上で落語に詳しくなくても置いてけぼりにされない親切な作風も好印象でした。
落語の基礎知識や技術・しきたり、他にも「じゅげむ」のような有名な演目の解説が自然な流れで挟まるため、興味深く見ることができました。

そして、落語シーンの声優陣の演技も見事……!
作中で描かれる落語シーンでは、声優さんが演じながら落語を披露し、それぞれのスタイルで流暢に噺(はなし)を進め、1人で何役も演じわける巧みな妙技には、「声優さん凄いな……!」と圧倒されるばかり。

実際の落語に馴染みのなかった僕でも、すぐに引き込まれる説得力がありました。「実際の落語も聴きに行ってみたい!」と思わせてくれるほどのパワーを感じます!

物語もストレートに楽しめたし、落語というものに対しても新たに興味を持たせてくれる。幅広くおすすめしたいアニメでした!

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☆上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花

しっとりとした雰囲気がとにかく素晴らしい良質な百合アニメでした……!
序盤のライトな日常劇も微笑ましくて好きでしたが、後半にかけて色濃くなっていく、質感のある叙情的な空気感がまた良いのよ……!

メインに描かれるぼたんといぶきの関係の変化も素晴らしいし、郡上先輩と台湾からの留学生・景嵐(ジンラン)ちゃんの関係、あかね&やえかの腐れ縁の関係と、3組の関係がどれも別の魅力があり、どれもしっとりと情緒があってたまりません!

最初の方は、ときおり大胆に迫るぼたんと、翻弄されてドキドキしちゃういぶき先輩のコメディ風味の日常作品かと思っていました。しかし、話が進むにつれて予想は良い意味で裏切られ、文学的な味わいを含むドラマへとシフト。言葉で分かりやすく説明するのではなく、キャラクターの表情や会話の間、丁寧な演出から感情を汲み取る見せ方が、実に趣深かったです。

お酒をきっかけに仲良くなったぼたんといぶきが、関係の進展に伴って、お酒を一緒に飲むという建前がなければ、隣にいられないんじゃないかと悩む姿や、友情以上の特別な関係に踏み込もうとするときの秘めた感情を明かすやりとりなど、見終わった後も心に染み渡るシーンが数多くありました。
(直接的な描写はないけど、正直「ここまで関係が進むところまで描くんだ……!?」と驚き)

また、演出や作画のタッチが回ごとにガラリと変わる点も、個性的かつ挑戦的。クセが強い回もありつつ、視覚的な情報から様々なニュアンスをキャッチjでき、毎話異なる味わいを楽しませてくれる構成は強く印象に残っています。
OPのノスタルジックな雰囲気やセンスも、春アニメのなかでトップクラスに好みでした!

ハイボールやウイスキー、ビールなど、多彩なお酒を味わうシーンも多く、こちらもお酒を嗜みながらゆったりと視聴したくなる一作。
登場人物が大学生だからこそ飲酒シーンが描けますし、行動範囲を広げられるのも、こういう舞台設定だからこその強みだと思います。
(大学生にしては、結構値段高そうな場所に行ってるなあ!とはちょっと思ったけどそれはそれで)

彼女たちの関係性が変化していく様を、情緒的な演出で魅せてくれる良質な百合アニメ。
心地よい余韻がじんわりと染み渡る素晴らしい作品でした!

氷の城壁

4人の高校生が織り成す心の揺れ動きと人間模様を丁寧に描いた、良い青春アニメ!
コミカルなデフォルメ演出も散りばめられつつ、同作者の『正反対の君と僕』に比べると、少しシリアス風味なタッチでストーリーが展開していきます。

思春期の心の揺れ動きに焦点を当てたドラマは大きな魅力!人間関係で失敗した嫌な過去や、現在の距離感での悩みに直面し、すれ違ったりぶつかったりしながらも新しい関係を築いていく。そういう不器用な姿が「思春期だなあ……」としみじみします。

自分自身はもう大人なので、学生時代なんてかなり昔のことになってしまいましたが、学校という限られた空間での人間模様や悩みって良くも悪くも色々あったよなと、懐かしい感覚が蘇りました。

苦手意識を持っていた相手と対話を重ねる中で感情が変化したり、「自分の何気ない一言が相手を傷つけていないか」と悩んだりと、繊細な心の機微を描いているのは青春アニメとして魅力的。特に、過去の出来事から周囲と壁を作っていた主人公・小雪が、周囲との関わりのなかでだんだんと心を開いていく様子には、見ていて温かい気持ちになります。

小雪、美姫、湊、陽太という、男2人・女2人のメイン4人が織り成す関係性も絶妙。
各キャラクターの内面を丁寧に掘り下げながら、それぞれの抱える想い、友情、恋愛感情が複雑に入り混じる群像劇が展開されます。回が進むにつれて関係がどんどん入り組んでいき、物語の熱量が増していき面白かったです。さらに、エンディングが流れるタイミングも良い!

今作は分割2クールとなっており、続きは秋から。
夏アニメでは『正反対の君と僕』の2期がスタートし、1年を通じて阿賀沢先生の作品をアニメで楽しめるのは嬉しい!

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season

なんとなく1期から見ていた作品だったんですが、驚くほど綺麗に完結してくれて清々しい!
「自販機が主人公」という一発ネタ系のなろうアニメかと思いきや、ちゃんと最後まで描き切ってくれて思いのほか嬉しいです。

やっていること自体は1期から大きく変わらず、主人公の自動販売機「ハッコン」が、もはや自動販売機の範疇を超えてるのでは……というレベルの多彩な技を繰り出し、ラッミスやヒュールミといったお馴染みのメンバーたちと賑やかなやりとりを繰り広げる冒険ストーリー。

ハッコンはもう何でもありで、巨大化もミニマム化もお手の物。最後の方にいたっては、自動車の立体駐車場みたいなフォルムへとチェンジし、自動車を射出して敵にぶつけるという荒技まで披露してくれます。「それも自動販売機なんですか!?」というツッコミどころも満載ですが、もはやそれすらご愛敬!

ですが、ハッコンのCVを福山潤さんが担当されていることもあって安定のクオリティ。ビジュアルが自動販売機というコミカルさも手伝って、嫌味のないキャラになっていたのも見やすさに繋がっていました。

あと、前期から続投するキャラも多く、長く視聴してきた分だけの愛着も湧いてくるし、3期から登場するキャラも個性的。愛が重めな少女のピティーや、ショタコン感が漏れ出てる雪精人のスルリィムなど、メンバーがより賑やかに!

意外と先が気になる引きを用意していたり、ラストバトルに盛り上がる展開を用意していたり、原作者の別作品で登場した、畑に生まれ変わったキャラがコラボで登場したりと、てんこ盛りな内容も見どころ。

特別にプッシュしたい作品ではないんですが、肩ひじ張らずに楽しめる良さを保ちながら、今作を追いかけてきた人に最後まで見たいものを見せてくれて、そして最後は綺麗に物語を畳む。とても好感の持てる作品でしたし、最終回は妙な爽快感すらあって満足!

あえて一気見するような作品じゃないと思うけど、気軽に楽しめるし、最初の良さを最後まで届けてくれます。興味ある方は見てみては?

☆杖と剣のウィストリア Season2

激アツなバトルアクションファンタジーでした!
「これだよ、これ!」と言いたくなるアクションシーンの盛り上がりと、ボーイミーツガール作品の王道の魅力も感じられて、春アニメの中でもかなりお気に入りの作品です。

1期の時からアクションシーンのクオリティは素晴らしかったけど、season2でもその魅力は健在!
剣を使ったアクロバティックな戦闘が、見事なアニメーションで表現されていて実に見ごたえがありました。縦横無尽に動き回りながら切っていくスタイルは迫力満点で、演出やSEも合わせて制作陣のこだわりを感じます。

魔法を使ったバトル演出もド派手!特に終盤、マギア・ヴェンデたちが魔法を連発してぶつかり合うシーンはすさまじく、まさに頂上決戦というくらいの圧巻の戦闘描写でした。

そして何より、ストーリー展開が熱くて滾る!
劣等生と周囲から蔑まれてきた主人公・ウィルが、学院が絶体絶命の危機に直面した時、人々を救うために立ち上がり覚醒する姿は、まさに王道の英雄譚!

絶望的なシチュエーションを丁寧なくらいに見せつけて、ウィルを徹底的に叩き落してくる分、いざ覚醒した瞬間のカタルシスがすごい……!

「これが最終回なんじゃないか!?」といわんばかりの熱量溢れる盛り上がりを丁寧に積み重ね、鮮やかに見せるストーリー構成はたまらなかったです。
後半の展開も面白かったけど、特に中盤が最高潮すぎました。タイトル回収もしてくれたし!1期からあわせて、この展開を見ることができて大満足です。

キャラクターたちも魅力的!ひたむきに頑張るウィルの姿が格好良く、仲間達もいいキャラばかり。
登場時は「嫌味なやつかな」と感じるキャラでも、ウィルの努力する姿に刺激され、少しずつ友情関係が出来上がっていくのが個人的に大好物な展開。2期では、特にユリウスが憎めないやつで好きになりましたね!

エルフィの出番も増え、クールな見た目と裏腹にウィルへの特大の愛が駄々洩れしていて、とても可愛かったです。最終回は少しかわいそうなところもあったけど、そこは今後に期待ということで……!

3期も制作決定ということで楽しみ!バトルファンタジー系作品が好きな人は1期とセットでぜひ!

とんがり帽子のアトリエ

作画のクオリティに圧倒された、丁寧なつくりのド直球のファンタジー!
少女たちが魔法を学んでいくワクワク感と、その裏で渦巻く陰謀にドキドキする、往年の名作ファンタジーを思わせる面白さがありました。

キャラクターの細かい仕草まで描く緻密なアニメーションのおかげで、各登場人物が活き活きと動いていました。幻想的なファンタジーの世界観や美しい背景なども凝っており、力の入り具合にまず驚き!
クオリティ面では、春アニメトップクラスと感じたほど。

ペンで魔方陣を描き、魔法が発動した瞬間の迫力や煌めきも見事な演出で表現され、大スクリーンで見ても見劣りしないレベルの作り込み。世界観への没入度を高めてくれる、見ごたえのある映像美でした。

また、ストーリーの進み方はゆっくりと丁寧。とあることから魔法の世界へと踏み入れた少女・ココが、キーフリー先生の元で魔法を学び、同じアトリエで暮らす弟子たちとの交流を重ねていく、じっくりとした成長譚は、展開の速いアニメが多い昨今だとかえって新鮮。

魔法への純粋な好奇心で目を輝かせるココの姿がとにかく可愛らしく、失敗を繰り返しながらも何度も挑戦する姿は素直に応援したくなります。同じキーフリーの弟子であるアガットやテティア、リチェとの関係も少しずつ築いていき、物語全体の一歩一歩踏みしめていくようなスピード感が丁寧でした。

ココたちが魔法に励む日々にほっこりする一方で、禁忌の魔法を操る存在が暗躍していたり、キーフリー先生自身も何か大きな思惑を秘めていそうだったりと、不穏な影もちらつく展開からも目が離せない。

非常にもったいないのは、最終回があまりに途中で終わってしまった点。
「ここで切るの!?」と思わず感じる場面で終わったので、本当に最終回なのかと一瞬疑うほど。2期制作が決定済みとはいえ、一旦は一区切りつけてほしかった気持ちは正直あります。

とはいえ、全体なクオリティは非常に高く、良作ファンタジーアニメで楽しめました!

☆日本三國

春アニメの中でもかなり異彩を放っていた、異色の戦記物!
癖が強く人を選ぶところはあると思いますが、とても面白かったです!

明治レトロチックな近未来日本という独特な世界観に、劇画風のビジュアル、殺伐な空気感とシュールなユーモアを交えた演出など、独自の雰囲気が光る仕上がり!良い意味での異物感があり、他のどのアニメとも被らない奇妙で大きな魅力に満ちていました。

ストーリーもテンポ良く進み、衝撃の幕開けでグッと引き込む1話から、主人公・三角青輝(みすみ あおてる)が少しずつ成り上がっていく過程、そして「大和」と「聖夷(せいい)」の2国が激突する熾烈な戦いへと一気に駆け抜けます。物語の取捨選択もほどよく、話を膨らませられそうな出来事でも、ナレーションで淡々と済ませる場面もあるのが、歴史を俯瞰して見せる戦記物っぽさを感じます。

なかでも後半に描かれた大和と聖夷の戦いは、1期の山場!
どちらの陣営の登場人物も味わい深い人ばかりだったため、みんな生き残ってほしいという気持ちにさせられる一方で、各陣営の策がぶつかり合う頭脳戦はスリリング。事態がどう転ぶか分からない展開はドラマチックでした。

キャラクターも一癖も二癖もある曲者揃い。生真面目な青輝を筆頭に、相棒ポジションで自信満々な青年・阿佐馬芳経、切れ者の辺境将軍・龍門光英、その右腕である天才軍師・賀来泰明、そして敵対する聖夷の総帥・輪島桜虎など、敵味方問わず登場時点から印象に残る人ばかり。それぞれが己の信念を抱いて動く姿は格好良かったです。

特に、大和の内務卿である平 殿器(たいら でんき)のインパクトは凄かったですね!
傲慢極まる性格で、自分を不快にさせた者は次々と処刑する容赦のなさと、恐ろしく頭の回る底知れなさを持ちながら、話し方はどこかユーモラスなのが逆に怖い。
敵対する聖夷よりも、大和の中に一番ヤバそうなやつがいる!と思うほど、強烈な存在感を放っていました。

今クールでは一つの戦いに区切りがついたものの、物語としてはまだまだ序章といった感じ。
日本再統一までの道のりは長く、今回は直接対決のなかった「武凰」の存在や、平殿器の暗躍、そして青輝のさらなる活躍など、見たい展開が山積み。ぜひとも続きを見たいですね!

個性の尖った戦記作品に興味がある方はぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか!

左ききのエレン

広告業界を舞台にしたお仕事系作品の面白さはあったものの、全体的に駆け足気味な展開がもったいなかった……!
原作漫画のエピソードを尺の都合などで圧縮・カットしているように感じられ、ポテンシャルの高さは伝わってくるけど、もっと盛り上げられたように感じるところはありました。

いわゆる天才と凡才それぞれの視点からエピソードが描かれる構成になっていますが、天才側である山岸エレンのエピソードはキャラの深堀が薄く、やや物足りなさが残る印象。むしろ、凡人側である朝倉光一の視点で進む話の方が、展開的にも魅力を感じましたね。

今作はアニメとして珍しい広告業界を題材にしているのが新鮮。時代設定が2000年代ということもあり、徹夜上等の激務な現場が描写されていて、現代の視点から見るとめちゃくちゃブラックな職場!(でも、広告業界って忙しいって聞くし、今でも残業すさまじい会社とかあるのかもなあ……)

そんな過酷な業界で光一がデザイナーとして、天才的な才能は持っていなくても「何者かになるため」にがむしゃらに働く姿が描かれます。周囲の天才たちに振り回され、手ごたえを感じたと思ったらプロジェクトから外されたりなど、現実に打ちのめされてばかり。

ただ、光一というキャラクター自体は、正直好き嫌いが分かれると思います。大人になっても青臭いことばかり言うし、すぐに他人に影響されるし、しかも浮気までするし。キャラクターとして好きか?と聞かれると、「うーん……」ってなる感じ。

しかし、才能の壁にぶつかって打ちひしがれながらも、泥臭く仕事に向き合う姿勢は、青臭いと同時に荒々しい熱さがあります。そこまで人生を費やすものがあるということ自体に、どこか眩しくも感じましたねえ……。

特に20代の頃に抱く、漠然とした希望や結果を出せない焦燥感、恐れ知らずに突っ走る勢いとか、凡人が必死にもがき葛藤するドラマは個人的に好みなので、全体的には楽しめました。
自分は今まで必死に追いかけたくなるほどの夢を持った経験がないこともあって、こういう話を見ると自分には真似できない気持ちと、熱くなれるものがあることに対して憧れる気持ちが同時に沸き上がってきます。

時系列がシャッフルされて少し混乱する構成や、駆け足な展開、やや大げさな演出など、気になる点はありつつ、結構好きなところもある作品でした。
何より、社会人の仕事を描いたアニメはまだそこまで多くないので、こういった系統の作品も増えてくると、幅が出て面白いんじゃないかなと思った一作!

姫騎士は蛮族の嫁

ファンタジーアニメとしてはオーソドックスなポイントを押さえつつ、異文化への理解や交流を描いた程よく楽しめる作品でした!

闘いに敗れた姫騎士・セラフィーナが、蛮族に捕らわれたことをきっかけに、今まで自分が暮らしてきた世界とは異なる村の文化や暮らしに触れながら、次期大族長・ヴェーオルたちと交流を深めていく物語。

コメディ要素は多いけど、思っていたよりは弾けていない印象は受けました。基本はコミカルだけど、文化を知っていく過程とかは結構真面目な感じ。もっとギャグ色が強い作風を想像していたため、意外と手堅いバランスで少しギャップがありました。

戦場で活躍してきたセラフィーナが、新しい環境の中で驚きや発見を得たり、ヴェーオルとの距離感にドキドキしたりする姿は、異文化コミュニケーションを題材にした作品が持つ王道の魅力を感じます。
新しい暮らしに少しずつ馴染んでいきながらも、芯に秘めた気高さを失っていないところが素敵。それでいて、ふとしたときに初心なリアクションも見せるのも可愛らしい!

後半で訪れるドワーフの里では、技術が発展してスチームパンク風な場所になっていたりと、別の文化が登場してきたのも興味深いポイント。アニメとしては途中で終わったので、続きがあればもっと色々な国が出て世界観が広がっていきそうな感じはありました。
あと、豊崎愛生さんが演じるアリッサの、なかなか様子がおかしい演技をたくさん聞けたのも個人的に面白かったですね!

全体的に作画の面で物足りなさがあり、特にバトルシーンでは迫力不足だったのは気になる部分。でも、セラフィーナとヴェーオルが仲睦まじくなっていく関係性や文化を知っていく過程など、肩ひじ張らずに程よく楽しめる作品でした。

マリッジトキシン

安定感抜群のバトルコメディでした!
ジャンプ系バトルコメディ作品が持つ一定以上の面白さをちゃんと味わえましたね。

凄腕の殺し屋が婚活する設定自体が面白く、裏稼業の圧倒的な才能とは裏腹に恋愛経験はゼロという主人公・下呂ヒカルは、素直に応援できるキャラクター!

また、相棒となる結婚詐欺師・メイが、見た目は美少女だけど実は男って要素も惹かれるポイントでした。メイは表情豊かで可愛く、どうみてもヒロインの風格が漂ってるけど、これでヒロインじゃないという……!

この2人がドタバタしながらも依頼を受け、婚活候補の相手を守りつつ、襲い掛かる刺客たちと能力バトルを繰り広げる展開は、コメディとバトルをバランスよく楽しめます!特に中盤くらいまでは、1つのエピソードが長くても3話くらいで完結するため、サクサクと見やすかったです。

バトルシーンの作画についても、ヒロアカなどを手掛けたボンズフィルムが担当しているだけあって、クオリティ面に気になるところはなく、それぞれの能力を活かした必殺技演出の数々に満足!
能力バトル系の作品が好きな人なら、一定以上の面白さはあると思います。

後半になるとバトル展開がメインになる関係上、メイの活躍が少なくなってくるのはもったいなく感じたかな。でも後半から登場する嵐山というキャラが、豪快な笑い声と下呂に対する純情なギャップを併せ持つ可愛いキャラで結構好きでしたね。

第2期も来年1月から放送予定。丁寧に作られたコメディバトルアニメなので、この手のジャンルが好きな人には合うはず!

☆黄泉のツガイ

さすが荒川先生が原作のアニメ!骨太でしっかり面白いファンタジー作品でした!
作画や演出にも力が入っていて、期待以上に楽しめています。

僕は原作未読の状態で見ましたが、1話から驚きの連続!謎が多いまま進みながらも、物語が進むにつれてキャラや世界観の魅力に引き込まれていく話運びは見事!主人公のユルと同じくらいの視点で進みながら、ちょっとずつ世界観が分かっていく内容になっているから没入しやすい。

事前情報を入れていなかったから、現代的な要素が絡む時代設定にも驚いたし、意外とバイオレンスなシーンもあったりと、ドキドキさせられる!まだ明かされていない謎も多く、新キャラも続々登場するなかで、今後の展開も気になります。

あと、キャラクターも秀逸!
敵対する勢力のように思えるキャラも1人1人に存在感があり、どのキャラも立っています。
敵か味方か分からないサスペンス的な緊張感もあるし、今後さらに深堀されていきそうな魅力を感じます。

主人公のユルが、戦闘状況に応じて機転が利かせ、冷静な判断を下して弓を放つ、狩人さながらの戦い方をするのがカッコイイ。そして妹・アサの、クールな佇まいとお兄ちゃん大好きな一面を兼ね備えているのも凄くかわいいですね!

そして、ツガイと呼ばれる人外の存在による、ド迫力のアクションバトルも見事なアニメーションで描かれていて見ごたえあります。強力な力を持つツガイが多く、それぞれの特徴を活かしたアクションは能力バトルものの醍醐味。

現在は2クール目が放送中。新たな強敵の参戦によってさらに激しい戦いを予感させるなど、今後のストーリーも見逃せない展開が続きそうです!

おわりに

以上が2026年春アニメ感想11作品まとめでした!

圧倒的クオリティの王道ファンタジーから、尖りまくったクセの強い異色作、しっとりとした情緒のある百合アニメなど、バラエティ豊かな傑作・良作が揃っていて満足のクールでした!

最近のアニメは、ストーリーが面白いだけじゃなく、アニメーションや演出のクオリティ自体が底上げされている作品が増えてきている印象を受けます。僕が視聴できていない作品のなかにも評判が良いものが色々とありますし、現在放送中の夏アニメも、序盤の時点でクオリティが高いものが多くてびっくり!
面白い作品が多すぎて、むしろ視聴する時間が足りなくなるという別の問題がでてきそう……!

みなさんの気になる作品はありましたか?
少しでも興味を惹かれた作品があれば、配信サービスなどを活用してチェックしてみてください!

今回紹介したアニメは各種配信サービスで絶賛配信中!
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