『龍が如く7外伝 名を消した男』ストーリークリアしたので感想・レビュー!
僕はPC版をプレイ。XBOX Game Passでプレイできたのはお得すぎる。
ジャンルがアクションからRPGに変わって大きく話題になった『龍が如く7』のスピンオフ。
『龍が如く7』本編の裏側で、龍が如くシリーズおなじみの主人公「桐生一馬」がどのような行動をしていたのかが描かれるストーリー。
『龍が如く7外伝』のジャンルは7以前のシリーズと同じくアクションに。
ストーリーがめっちゃ面白く、最後まで一気にプレイできました!
7本編の裏側でどんなことが起こっていたのかが描かれ、「実はそんなことが起きてたのか!」という驚きと面白さがあって楽しめました。
『龍が如く』シリーズが長年積み重なってきたからこその熱さや感動が味わえるシーンも多く、思わず泣きそうになってしまった場面もあり。ストーリーの満足感は大きかったです。
バトルのアクションはもっさり感がなく、敵を攻撃したときのSEや演出が気持ちいいので戦闘の爽快感がありました!
追加されたバトルスタイル「エージェント」のギミックを駆使した戦闘スタイルも大勢の敵を次々と倒せて新鮮かつ楽しい!
ボリュームは本編に比べるとコンパクトですが、アクティビティは今作でも多数用意。
特に実写映像になったキャバクラは臨場感ありましたね!
ただ、メインの舞台が大阪・蒼天堀のみなのは少々物足りなさはあるかも。
またストーリー上、できれば龍が如く7は事前にプレイした方が楽しめると思います。
(これまでの龍が如くシリーズのストーリーを知っているとさらに味わいは増します)
メインストーリークリアまでにかかった時間はサブクエストやりながらで18時間くらい。
メインストーリーだけなら15時間もかからないかと思います。
サブクエスト制覇や闘技場、キャバクラなどもコンプリートするなら30時間以上はかかりそう!
僕の龍が如くシリーズプレイ歴は、龍が如く0、1、2、7、維新です。
3~6のストーリー内容はなんとなく知っている程度。いつかやりたい……。
概要
機種:PS5
メーカー:セガ
ジャンル:アクションアドベンチャー
発売日:2023/11/9
極道を題材としたアクションアドベンチャー『龍が如く』シリーズの最新作が『龍が如く7外伝 名を消した男』。
2020年にリリースされた『龍が如く7 光と闇の行方』のスピンオフ作品です。
『龍が如く6』以前のシリーズ主人公であった「桐生一馬」の視点から、『龍が如く6』以降の空白の期間を描く物語になっています。
ちなみに桐生一馬単独主人公作品としては最終作になるとのこと。
今作の主な舞台は大阪・蒼天堀。
シリーズでもおなじみの舞台で、メインストーリーを進めながらサブクエストや数多く用意されたアクティビティを楽しむこともできます。
新たなバトルスタイル「応龍」と「エージェント」を使い分けて戦う、進化したバトルアクションも見所の1つ。
あらすじ
愛する者たちを守るため自分の死を偽装し、人生を捨てた伝説の極道、桐生一馬。
セガ公式サイトより
今は、かつて日本のフィクサーとして暗躍した「大道寺一派」という組織に身を寄せ、その秘密エージェントのひとりとなって、時折任務を与えられている。
大道寺以外の人間にその生存が知られることは決して許されない。
二度と日の目を見ることのない飼い殺しの日々。
だが……、その静寂を破ろうとする存在が桐生のすぐ近くへと迫っていた。
良かった点
シリーズの集大成のような熱さと感動を味わえるストーリー!

7本編の裏側で起きていた出来事を描くストーリーが面白かったです!
本編の内容と所々リンクし、「あの時に裏でこんなことが起こっていたのか!」という驚きもあって、本編のストーリーの魅力がさらに増します。
今作をプレイしたうえで、もう一度本編をプレイしたくなりたくなりますね!
次々と新たな出来事が発生するテンポの良いストーリー展開も面白く、続きが気になって最後まで一気にプレイ出来ました。
加えて、今作から登場するキャラも魅力的な人物が多く、物語を大いに盛り上げてくれました。
桐生と同じく大道寺一派に属する管理者「花輪」、気さくで頼りになる何でも屋のネーちゃん「赤目」、渡瀬組の獅子堂&鶴野など一筋縄ではいかないキャラばかり!
演じている役者さんの熱演も見事だし、ストーリーが進むたびに思い入れが出てきて今作が初登場とは思えないくらい良キャラ揃いでした。
機会があれば別の活躍も見たいくらい。
また、龍が如くシリーズの集大成のような展開もあり、これも熱さと感動がありました!
特に龍が如くシリーズを長年プレイして、桐生一馬というキャラの人生を知っているプレイヤーならかなり感慨深い展開もあります。
シリーズファンの方には特におすすめ!
2つのバトルスタイルを駆使する爽快感のあるバトル!

バトルは爽快感があって気持ち良かったです!
今作では従来のシリーズのような豪快なパワースタイル「応龍」と様々なガジェットを使いこなして戦う「エージェント」の2つのスタイルがあります。
過去のシリーズであったようなもっさり感が減り、「エージェント」のスピーディな戦闘も「応龍」のパワフルで重みのある戦闘も動かしていて気持ちいい。
敵を攻撃したときのSEや倒したときに一瞬スローになる演出も相まって、爽快感が味わえました。
特にエージェントのギミックを使った戦闘は、多人数を一気に相手取る戦闘がやりやすく、新鮮さと面白さがありました。

ワイヤーで複数の敵を絡めとり遠くに投げ飛ばしたり、ダッシュで敵を突き飛ばしながら距離をとったりとフィールド中を素早く移動しながらダイナミックな戦闘ができるのは面白い。
相手の特定の必殺技に対して反撃する「アルティメットカウンター」システムも迫力あり!
タイミングもシビアではなく、反撃時の威力も高いので使いやすかったです。
見た目的にも派手で、戦闘面の魅力がパワーアップしていました。
外伝ながらサブクエストやアクティビティも豊富!

外伝作品とは言え、シリーズおなじみのサブクエストやアクティビティは今作も充実!
ボリュームはコンパクトと発売前から言われていたのに、ここまで用意しているとは……!
今作のサブクエストは「赤目ネットワーク」というもので一元的に管理されており、現在のサブクエスト状況が分かりやすくなっていて良い。
サブクエストをこなし赤目ネットワークに投資して拡大することで、スキル習得のためのポイントが溜まったり、ポイント交換できるアイテムショップが充実したりと成長させるのが面白い。
アクティビティはビリヤードやゲームセンター、麻雀に将棋と色々用意されているのですが、特に印象的だったのが闘技場とキャバクラ。

闘技場は1VS1、1VS多、多数VS多数のバトル形式で敵を倒す施設。
終盤になると強敵も次々と出るのでやりごたえも十分。
多数VS多数で戦うルールでは、自分で集めた仲間達を組み合わせて最大10人でバトルに挑むのがわちゃわちゃして面白い。
サブクエストで仲間になるキャラもいるし、各キャラを育成する要素もあってやり込みがいあり!
キャバクラは今作では3DCGから実写になったことで臨場感がアップ!
基本的なシステムは、会話の中で選択肢の中から場にふさわしいものを選ぶオーソドックスなスタイルなのですが、実在の方が演じているムービーが流れるので妙に生々しくてドキドキ……!
人によっては3DCGの方が良いという方もいるかもしれませんが、個人的には新鮮で面白い試みだと感じましたね。
気になった点
ゲームシステムに多少古さやマンネリ感はある
ファストトラベルできる場所が限られていたり、メインストーリー中に強制的にサブクエスト行う必要がある点などは少々古さを感じたかな。
シリーズらしさといえばそうなんだけど、あちこち行き来するのが面倒な瞬間はあり(道中の雑魚敵とのエンカウントが面倒なときはあった)、サブクエストもメインストーリー中に強制させなくてもなあと思うときはありました。
また、ゲームシステム的には以前のアクションになったので、目新しさは少なめ。
一つの舞台を歩き回るシステムは龍が如くシリーズでおなじみではあり懐かしさや面白さはありますが、マンネリ感を覚える人はいるかも。
(個人的には7がRPGだったから、間が空いて久しぶりにアクションが遊べたのは良かったです)
バトル中のカメラワークが時々気になる
バトル中(特にエージェントを使っているとき)に、主人公が見えづらいアングルになってしまうシチュエーションが時々あり、少々バトルがやりづらいと感じる時はありました。
戦う場所にもよると思うし、敵を遠くにぶっ飛ばしたり縦横無尽に移動できるようになったからこその現象だと思うので、ダイナミックな戦闘ではあるかも。
人によっては気にならない点かもしれない。
ボリュームは本編に比べると少なめ
事前に告知されていたとおり、本編に比べるとボリュームは少なめ。
本編並みのボリュームを期待するとあっさり気味に感じるかも。
メインの舞台が蒼天堀のみなのは正直物足りなさは感じました。
桐生さんが主人公なら神室町も行きたかった……!
ただし、蒼天堀のマップも様々なアクティビティや収集アイテム要素などが詰まっていて密度があるのは良い。
メインストーリーの内容に関しては物足りなさはなかったけど、強制的にサブクエストをやらせる場面とかは、ボリュームのかさ増し感をちょっと感じました。
まとめ

ストーリーは良かったし、バトルも楽しく爽快感があって満足度の高い作品でした!
値段的にも少々安めで、ボリュームも僕的には程よかったです。
ストーリーは7本編の内容やこれまでのシリーズを知っていないと分からない点もあるかもしれませんが、シリーズを積み重ねてきたからこその熱さや感動があり、プレイして良かった!
バトル面も従来のシリーズのアクションを磨き上げていて爽快感がありましたし、エージェントスタイルの新鮮さが面白かったです。
ボリュームはコンパクトとはいえアクティビティは充実しているし、『龍が如く8』への期待感が高まる作品。8の体験版も付いているし!
シリーズファンならぜひおすすめ!
PCやXBOX本体を持っている方は今ならゲームパスでプレイできます!
龍が如く維新もストーリー面白かった!
龍が如くスタジオの作品のロストジャッジメントは本編もDLCも良かった!
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